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11 吸血王フェルディオ

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カランカラン


「おはようございます、ライトさん。もしかしてもう依頼終わりましたか?」

「はい!万事オッケーです」


そうライトは言うが、顔色は少し悪い


「何かありましたか?顔色が優れませんが」

「いやそんないうほどの頃でもないんですけど。昨日の依頼でちょっとね」


そう言って俺は昨日会ったことを詳しく話した

依頼の内容を話すのは冒険者としての義務だからね


「そんなことがあったんですか。すいませんでした。私がこの依頼をライトさんに振ってしまったせいで、ライトさんを嫌な思いにさせて。本当にすいません!」


すると、必死にフィオナさんは頭を下げて謝ってきた


「いやべつにいいですよ。俺の事情なんで。それにこれのおかげで昔の因縁を断ち切ることができましたし」

「ライトさん」


まぁ、昨日は気持ちの整理をつけたかったから昨日は全然眠れなかったけど


「ありがとうございます。これで冒険者達が殺されることもないでしょう。一件落着です。これが依頼の達成料と私からのお詫びの印です。ぜひみんなで食べてください」


アンナさんから手渡された袋の中にはいつも通りの金貨と箱があった


「これは?」

「これは、私の実家のケーキ屋さんのロールケーキです。たくさん送られてきたのでぜひ受け取ってください」

「ありがとうございます!」


やった!

ケーキだ!はやくみんなで食べたいな


「じゃあまた」

「はい、ありがとうございました」


カランカラン


その夜、ライト達はもらったケーキでどんちゃん騒ぎのパーティーをした


ふー、疲れた

寝るか  Zzzzz


ーとある場所でー


水晶玉に映される映像を見て黒い外套を着た男が笑っていた


「こいつがライトか。こんな小さな男が、あのお方の障害になるのだろうか。相手の魔人化している男はそこそこの強さと言ったところかな」


その男は近くにあった赤い液体の入ったグラスを飲みながら呟く


「そろそろあいつがやられそうだな。助けるのは不本意だが、あの方が作られた久しぶりの魔人だからしょうがないか。これも命令の一つだからな」


すると男は一瞬だけ消え、次の瞬間にはもう一人男を連れて戻ってきた

その男の顔色は悪く、死にかけというぐらいのものだった


「ふっ、酷い有様だな。こんなのを戦いに行かせても戦力になりやしない。だから僕が呼ばれたんだけどね」


黒い外套の男はもう一人の男の首に牙をたてた

すると何とさっきまで死にそうな顔色だった男はみるみるうちに元に戻り、すやすやと寝息を立て始めた


「これでオッケー。よしじゃあこの吸血王様が少しだけ準備しますか」


この時、邪神直属四天王 赤の吸血・フェルディオが動き出したのだった

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