4 両手に花
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ダンジョン一階層
それはダンジョンに潜る冒険者にとってまず最初の難関になる層である。
魔物が強いわけではない、しかしその分個体数が多いのだ。
しかし、時に何か異変があると一階層の魔物さえも強くなっていることがある
このことを一部の冒険者ではこういう、『死への第一歩』と・・・・・・
その現象に出会ったら、深層に行く事はやめて撤退するべきだと言われている
気にせず進むと死に近づくと言われている
「いやー、なんか冒険者が少ないね」
「こんなに少ないなんて思ってなかったよ」
「ご主人様、こんなに少ないものなの?」
「いや、こんなはずないんだけどな?」
何かがおかしい。なんだ。何がおかしいんだ。
頭の中でいろいろな情報が渦巻く
「ライト!気をつけて魔物がきたよ!」
くそっ!あとちょっとで考えがまとまりそうだったのに!
「鑑定!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
炎虎 Aランク
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「あれっ?おかしいな?一階層にはBランクしかいないはずなんだけど」
「ライト!そんなの気にしない!イザベラも頑張ってね天使の微笑み」
「「よし!」」
「魔奏剣 激流」
「賢者魔法 召喚 青水龍! いけ!」
俺は剣に水の流れを纏わせて魔物の炎の壁を叩き切る
しかし、それでもなかなか刃が届かない
届く前に溶けてしまう!
ヤバイ
だがしかし俺には仲間がいる!
イザベラが召喚したのはSランクの青水龍だった
それは俺が倒し損ねた炎虎に向かって一直線に進み一口で飲み干してしまった
「「強い!・・・・・・」」
「えっ、私の配下にはもっと強い龍がたくさんいるぞ」
「「まじか・・・・・・」」
俺とアンナは改めてイザベラの凄さを知ったのだった
「まぁ、倒せたしなんでも良いじゃない!」
そうだな、アンナのいう通り倒せたし。
でもなんか、まだ魔法が剣に乗り切ってないと思うんだけどな
これからは特訓が必要だな
「あっ!気をつけて」
勝って油断していたイザベラのもとに後ろからさっきの炎虎についてきた魔物がきた
「鑑定!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
毒狼 Aランク
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「危ない!」
イザベラを守ろうと俺は走った
その時俺の中で何かが弾けた
《攻撃力、防御力、素早さが4000を超えました》
《神聖流 参の型・流斬剣 の使用が可能になりました》
《[ステータス上昇・極]がレベル10になりました》
《[ステータス上昇・超極]に進化しました》
その時俺の走るスピードが格段に加速した
そしてイザベラの前に立つ
「ご主人様!」
毒狼の体当たりを剣で受け止め弾く
「グプエッ」
それと同時に毒狼が口から毒を吐き出す
「波斬剣!」
それを飛ばした斬撃で叩き切る
「グルグル、ガウッ」
しかし毒の粒を目眩しにした毒狼が目の前まで迫ってきた
これはどんなのか分からないからあまり使いたくなかったんだけどな
「くそっ!神聖流 参の型・流斬剣」
すると勝手に体が動いた
毒狼の動きに合わせるように剣が動く
あたったと同時に引き金となる言葉を発する
「流斬!」
毒狼の動きを受け流し反動にして、力を剣に集めて振る
「せいやっ!」
すると毒狼の首がずれた
どさっ
「よし!」
「ライト!よかった」
「ご主人様!ありがとう」
二人が俺に抱きついてきた
おふっ
柔らかい感触が
これが両手に花なのか
こうしてダンジョンでの初めての戦闘が終わったのだった
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