31日目 帰る場所
31日目 時間は6時
(ピピピ)
「オーナー、6時です」
「ありがとう、ナビ、アップル、おはよう」
「オーナー、おはよう」
(いつも通り身仕度して、紅茶を飲む。煙草を吸う)
(ミツバ達が子供達連れて来る、サトルはもう1組椅子とテーブルをだし紅茶を
用意する)
「サトルさん、この台所は本当に便利ですね、生活魔法のレベルが低い人はお茶
を飲むのもかまどでお湯を沸かしてからです、お湯の温度を調整が出来るのも
最高です」
「そう言ってもらえる、少し照れます」
「昨日、村の長達と話しの中で、女性の纏め役のミイルさんの元に台所とトイレ
を早く取り付けして欲しいとの要望が来ているそうです」
「水回りの作成魔道具と水回り魔道具をデータ保存したコピー魔道具を渡します。
魔結晶はあるとの事、間伐材と土を入れれば水周りの魔道具を作れます」
「私達のコピー魔道具にも水周りの魔道具をデータを入れて下さい」
「了解です」
・
(サトルは、昨日魔力切れで出来なかった畑を耕している。
20m×400m土地を50cmを掘り返し、石を移動し取り出す。
森から腐葉土を持って来て土と混ぜ合わせる。
幅20mの両側に作業用の道2mを作り終わる)
「ミツバさん達に合格点をもらえると完成だ」
・
時間7時半過ぎ
(サトルは食事が終わり、お母さん達と連絡事項報告会兼お茶会をしている)
「サトルさん、食堂の中に炊事場と水周りの魔道具で便利になりました。
ありがとう」
「どう致しまして、移動中の夜は暇だったので」
「8時過ぎからゴーアリ達と住居、魔道具等を打ち会わせをお願いします」
「分りました、ミツバさん、その前に畑を耕したので皆さんで見てもらえますか」
・
(サトルとお母さん達12人で畑を見に行く、お母さん達は畑の広さに驚く)
「サトルさん、広いですね、私が家から森の端までお願いしましたが驚います」
(カンナが弾んだ声で)
「家に近い所から、野菜、ジャガイモ、小麦、たもろこし、一番に奥に果樹に
しましょう、家の裏にも果樹を育てるのも良いかも」
(カメリアが)
「家の裏だと熟れた果物すぐに食べられるいいわね」
(カンナが)
「子供達と一緒の種まきをしましょう」
(ミツバが)
「みんなは、畑はお願い、お爺さん達の相手は、私とサトルさんに任せて」
(サトルは、俺もお爺さんの相手より畑の方が良いのにと思う)
時間8時過ぎ
(サトル、ミツバ、ゴーアリ、ミツラン、ジローノ、ミイルが長の家に集まる)
(サトルが、水回りの作成魔道具とコピー魔道具を取り出し見せる)
「水周りの作成魔道具に、魔結晶、木材、土を入れて中央の板を触り、作成指示
をします。今2式分の材料を入れています。ジローノさん試して見て下さい」
(ジローノは、少し戸惑い中央の作成指示を触る)
「サトルさん、水栓、台所、洗面場、トイレが見えます」
「ジローノさん、試しに水栓と唱えて下さい」
「はい、水栓」
「これで、作成した水栓が右の箱に出来ました、アイテムバックの要領で取り出
して下さい」
(ジローノが取り出しを唱え、水栓が現れる)
「サトルさん、簡単ですね」
「水周りの作成魔道具を使用出来るのはここにいる者だけです。また必要量が作成
したら、回収します」
(ミイルが疑問に思い)
「返却した後に水周りの魔道具が必要になる場合はどうするんですか?」
「コピー魔道具でも材料を入れれば、作れます」
(ゴーアリが)
「ジローノが責任者になり人を使い、材料集めから取り付けまでを頼む。
ミイルは、女性達との調整とジローノ補佐を頼む」
(サトルが)
「これがコピー魔道具です、操作は水周りの作成魔道具と同じです。
分からない事があれば、ミツバさんに聞いて下さい。
ゴーアリさんにも話しましたが、コピー制限があります」
(ミツランが不思議に思い)
「コピー制限とは、なんじゃ」
「金属製品は、あらかじめ登録した武器、日用品、農機具しかコピー出来ません
希少金属、宝石、世界樹の実、硬貨等をコピーすると、この世界の理に影響を
与えるからです」
「なるほど、理解した」
(サトルが続けて説明する)
「コピー魔道具の目的は、人族と接触を断った時に必要なる、塩、日用品等を作
る物です。
材料として、ネグロの部隊を倒した時に鹵獲したロングソードを60本入れあ
ります。金属製品の日用品、農機具修理、新規作成には困らないと思います」
(ミツランが感心して)
「良く考えおる、これならば、人族と接触を断っても大丈夫だろう」
(サトルはこの後、アイテムバックの必要数を聞き午後に管理する人の魔力
パターン登録して渡す事とした)
(時計をゴーアリ達4人に渡し、13時に集まる事とした)
時間は10時過ぎ
(サトルは、旅用の家に転移門を作りに行く、カンナ達、子供達が種を蒔いている)
(コトリが、サトルに気がついて、駆けてくる)
「お兄ちゃん、冷たいお水が欲しいの」
「移動食堂に台所を2つ取り付け、ここに出すから皆で休憩したら?」
「うん、コトリ達、休憩する」
(サトルは移動食堂に出し、コップを55個を置く)
(旅用の家に移転門を取り付ける、移転門の鍵兼魔力供給用の円盤に魔結晶を
6個を付け、6人が転移出来るようにする。家全体に硬化魔法をかける。
扉の鍵に村の長3人とミツバ、カンナの魔力パターンを登録する)
時間は13時頃
(午前のメンバーとカンナ、アイテムバックを管理する8人が集まる)
(サトルが説明する)
「食料保存用アイテムバックLV8(時間停止)馬車で8台分を6個と
家を移動用のアイテムバックLV9(通常)馬車で16台分を1個を
ここに集まったアカロバ村12人の魔力パターンをを登録します、ナビ頼む」
「了解、オーナー、登録します」
「家を移動する時は、土魔法で地面と家を切り離してから、アイテムバックに
入れて下さい」
(ゴーアリが)
「サトルさん、ありがとう、このアイテムバックで取り立ての野菜をいつでも食
べる事が出来る」
「家の移動は、移動先の配置の検討に時間がかかる、出来るだけ速やかに移動
したいと考えいる」
「ジローノ、ミイル、水周りの魔道具の具合は、どうか?」
(ジローノが)
「今日中に、間伐材と土を集め、明日から大工仕事の得意な者と取り付けを始める
予定です」
(ミイルが)
「取り付ける順番は、赤ちゃん、小さい子供の順に取り付けた後、生活魔法の
レベルが低い家庭へとしたい思います」
「その順番で良い、頼んだ」
(サトルが)
「ロジネさん達を情報交換する移転門も完成しています、移転門を開くことが
出来る人は、村の長3人と、ミツバさん、カンナさんにしてあります。
移転門の鍵の円盤はミツバさんが保管する事にします」
(ミツランが)
「こんな事を言うと失礼かもしれんが、ミツバさんで大丈夫だろうか?」
(サトルが)
「女性11人を率いて、500人の兵士に立ち向かいカンナさんとネグロ将軍を
討ち取った人です。他に適任はいません」
「ネグロ将軍を倒したと聞いたが敵が500人もいたとは、ミツバさん失礼した」
(ミツバとカンナが恥ずかしそうにしている)
(ジローノが)
「お使い様、いや、サトルさんが、ミツバさんとカンナさんを信頼して魔道具の
使用権限を与えている訳が分かった」
「サトルさん、ほかの村には、何時行くつもりなんじゃ」
「ミツバさんと相談しないといませんが、明日にでもと思っています」
「サトルさん、随分急いでるように思えるのじゃが?」
「ジローノさん、自分が小心者のせいです、世界樹のお守りだけでも配れば、
もし悪意のある者が来ても、結界内に逃げ込めますから」
「そうか、サトルさんは、ミドロバ村の悲劇が2度と起こらないように行動して
いるだったな。わしらも考えんといけないな」
(ミツバが)
「サトルさん、私とコトリは明日でも大丈夫です」
(カンナが)
「ミツバさん、後の事は任せて下さい」
(ジローノが)
「ほかに質問とか心配ごとは無いか?」
(ミイルが)
「あの、子供が生まれる方が1人います。世界樹のお守りを余分に必要です」
(サトルが、あーと言う顔して)
「世界樹のお守り作成魔道具を渡します、使用出来るのはここにいる人です」
(ジローノが全員の顔を見て)
「それなら、安心じゃ、ほかに質問とか無いようじゃな、解散する」
・
時間は14時半頃
(コトリ達が種まきをいている、サトル、ミツバも手伝い始める)
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時間は19時頃
(サトルとお母さん達12人は、食事が済み、紅茶を飲んでいる)
(ミツバが)
「サトルさんから提案があり、明日からアオロバ村、ダイロバ村に行きますので、
3日程、留守にします。皆さん、お願いします」
(クアーラが心配そうに)
「ミツバさん、3日で2つの村に行って、戻って来るなんて大変じゃないの」
「そこは、アップルに乗れば、2時間で着きますから大丈夫です」
「ミツバさん、私も空を飛んでみたです」
(カンナが)
「私もミツバさんも大丈夫と思っていたですが、最初は50cm浮いただけで、
悲鳴を上げていました。
(笑い声がして、続けるカンナが)
「戻って来たら、みんなで空を飛んでみましょう。
サトルさん、ナビさん、アップルさん、お願いします」
(サトルが)
「ナビ、アップル頼んだよ、自分達にとっても良い思い出になります」
(クアーラが)
「私の小さい頃の夢が叶うなんて、ワクワクします」
(カンナがサトルの言葉に引っかかり)
「サトルさん、今のは、別れの言葉の聞こえますが」
「はい、自分は突然開いた転移門でこちらの世界に来ました。
最初は悲観にくれ自棄になりそうでしたが何とか気持ち切り替えて、生き抜
いて世界を旅する事を目標に歩き始めた時、コトリちゃんと出会い、皆さん
と出会いました。
後、2つの村が安全になれば、精霊様のお使いの役目も終わります。
小心者で一般人の神無 悟に戻ります。そして、世界を見て周ります」
(ミツバが悲しそうに)
「私達は、サトルさんに何の恩返しも出来ていません・・・」
「いいえ、皆さんには、自分が帰る場所を貰いました。
これ程幸せな事はありません」
(ミツバが涙をため)
「サトルさん・・・・・ありがとう」
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