26日目の1 ロジネさん達
ここからは、ミツバ達がアカロバ村に移住する話です。
この物語の後片付けです。
興味のない方は、最終話の「旅立ち」まで跳ばして下さい。
26日目 6時
(ピピピ)
「オーナー、6時です」
「ありがとう、ナビ、アップル、おはよう」
「オーナー、おはよう」
(いつも通り身仕度して、紅茶を飲む。煙草を吸う)
(ミツバ達が子供達連れて来る、サトルは椅子と紅茶をすすめ)
「サトルさん、お早う、コトリの髪の毛の秘密を教えて」
「ミツバさん、秘密と言う程の物では無いです。シャンプーで洗っただけです」
「私達にもお願いします」
(サトルは、家とシャンプーを取り出し、洗面場で使い方を教える)
(コトリは、エレン、エレノアの相手をしている)
(ミツバとカンナがお互いの髪の毛を見て、満足そうに家から出てくる)
「サトルさん、シャンプーて凄いです、髪の毛が輝いて良い匂いです。
他のお母さん達にも使わせて下さい」
「それでは食事の後、広場に大きな家と小さい家を置きますからミツバさん達
が使い方を教えて下さい」
(サトルはシャンプー2本をコピーして、ミツバ達に渡す)
「サトルさん、シャンプーはコピー魔道具でコピー出来ますか」
「ミツバさん、出来ます。1本あたりMP1700です」
「ショートソード17回分の魔力が必要なんですか」
「この世界に無いものですから、でも1回当たり小指の先の量で済みますから」
「でも、毎日洗うと・・利用回数を考えないと」
・
時間は7時半過ぎ
(サトルは、家を2棟取り出す)
(それを見ていたお母さん達が、そわそわしている)
「ミツバさん、ロジネさん達を迎に行くます、アップルは護衛の為残します」
「はい、お願いします」
「ナビ、行こうか」
「了解、オーナー」
(サトル達は、タンブルへ転移した)
・
(サトルは、タンブル転移ポイント近くで、ロジネさん達が来るのを待つ)
時間は8時前
(ナビが、ロジネさん達待つ鍛冶屋の部屋に行き、姿を隠して声を掛ける)
「ロジネさん、タミラさん、ロジーナさん、おはようナビです。
皆さん、準備は良いですか」
「驚いた、ナビさん、おはよう、出かけるするか」
(町の門を出て人目が無くなると、タンブル転移ポイントいるサトルと合流
して世界樹の森に転移する)
「お使い様、ここは何処じゃ」
「ミドロバ村の南の森です、ミツバさん達は歩いて10分の所にいます。
呼び名はサトルでいいですよ」
(ロジーナが辺りを見渡して)
「サトルさん、ここには、的とか砦がありますが、何故ですか?」
「ネグロ将軍を倒す為のミツバさん達の訓練場です。
ナビ、姿を現して、改めて挨拶しようか」
(ロジネさん達は、キックボードの姿を見て、目を丸くする)
「ロジネさん、タミラさん、ロジーナさん、スマホ族ナビです。
宜しくお願いします」
「ひょとして、空飛び乗り物と言うのは、ナビさんのことか?」
「はい、そうです。皆さん、ナビの事は、秘密にして下さい。」
「もう一人、アップルがいます、今、ミツバさん達を護衛しています」
・
(広場に着き、ロジーナがミツバを見つけると走りだす、涙を流す)
「ミツバさん、無事で良かった、でも、大勢の人が亡くなって」
(ロジーナの涙が止まらない)
「ロジーナさん、心配をかけたわ、もう大丈夫ネグロを倒して、今は前を向いて
進んでいますから」
「ロジネさん、タミラさんにも心配をかけたわ、ロジネさんから頂いた
ショートソードで、ネグロを倒しました。ありがとう。」
「なんの、わしらには、そんな事ぐらいしか出来んからな」
(サトルが)
「食堂で、ゆっくり話しませんか?」
「そうですわ。皆さん行きましょう」
(ロジネは、2棟の家がポツンと立っているのを不思議に見ている)
(サトルは、ナビにアカロバ村迄の結界内に野営ポイントを探す指示をする)
・
(ロジネが家を指さし)
「ミツバさん、あの家は?」
「サトルさんが修理して、便利な魔道具を取り付けた家です。
アカロバ村で12棟建て、私達が住む予定です。
お母さん達が髪の毛を洗う為に出しています」
(タミラが)
「そう言えば、ミツバさんとカンナさん、髪の毛が綺麗で良い匂いがします」
「タミラさん、ロジーナさん、後で試してみますか?」
「はい、是非お願い」
(ミツバが、村の長達と話しあった事を説明する)
「そこで定期的に集まって情報交換をしたい思います。お願い出来るでしょうか」
(ロジネが)
「わし達は少しでも、ミツバさん達の役に立ちたいと思っているから大丈夫だ。
後は、何時、何処に集まるか?」
「その点は、サトルさんから提案があります」
「場所はここの集会場から、ロジネさん管理する場所との間を転移門で繋ぎます。
同じように、アカロバ村のミツバさん管理する場所と集会場との間を転移門で
繋ぎます」
「集まる時間は皆さんにこの時計を渡します。上側が今に時間、下側が日付です。
今の時間8時32分、6月23日となります。
例えば、1月後の8時集まると決めるとしましょう、上側が8.00、下側が
7.23になります」
「サトルさん、わしの管理する場所は鍛冶屋しかないが」
「ロジネさん、地下はありますか?」
「ある資材置き場にしている」
「では、今夜、そこに土魔法で隠し部屋を造りましょう」
「そんなに簡単に出来るか」
「そうですね、10分もあれば、地下に隠し部屋と転移門、隠し扉できます」
(お母さん達が手を振っている)
「カンナさん、皆さんお待ちかねようです、行って下さい」
「渡した時計は時間停止のアイテムバックに入れない事。お守りに入れて下さい」
「ミツバさん、一旦休憩にしましょう」
「そうしましょう。タミラさん、ロジーナさん私達も行きましょう」
「まったよ、女なは何時まで経っても綺麗にいたいんだから、サトルさん家の
魔道具を見せてくれぬか」
「自分の旅に使用する為、作った家を出します」
(家を出し、ロジネを案内する)
「これが台所です、生活魔法LV3を魔結晶に付与しています。
蛇口の上のレバーを触って念じると、飲料水、冷水、湯の温度を40、60、
80、100度の好み水が選べます。
排水はタンクに行き、魔素に還元されます、洗面場も同じです」
「生活魔法で冷水とか温度を設定できるなど聞いた事が無い」
「この世界には無いんですか?」
「ないな」
「多分、日本にいた時のイメージが反映したかも知れません」
「トイレです、これは日本の標準的な座って用たす物です。
汚物を水で流した後、洗浄と浄水をし汚物がタンクに行き魔素に還元されます」
「これは良い、匂いが少なくなる、貴族とか金持ちは、高くても欲しがるな」
「後は、お風呂です」
「お風呂?」
「温かいお湯に入って疲れを癒やしたり、髪や体を洗う場所です」
「これも日本の習慣か、わしらは洗浄ですませているから、良く分からんな」
「そうですね、こればかりは、入らないと分からないし、人によっては、
必要ないですね」
「集会場に行きましょう、転移門のこちらの側の出入口が出来ています」
「家の地下にも同じ物が出来るのか、行こう」
(サトル達は、集会場に行き説明する)
「集会場は、硬化魔法を掛けてあります、固さは鉄と同じです。
入り口の四つ葉のマークに登録した人の魔力を流すと鍵が開きます。
ロジネさん達は登録してあります。魔力を流して見て下さい」
(ロジネが魔力を流し鍵を開ける、中には直経1.5m高さ5cmの台がある。
その台から直経20cm、高さ1mの円柱がある、円柱上に3個の魔結晶が
付いている)
(同じ物が、反対側にもある。テーブルと椅子が6脚と台所とトイレがある)
「ロジネさんの鍛冶屋から、直経2m高さ5cmの台に転移します」
「鍛冶屋に帰る時は、魔結晶に魔力を流します、但し開いて時間は10秒です」
「サトルさん、凄い物を作ったのを、これを使えば便利になるのを」
「そうなですが、戦争に利用されると危険な物です、世には出しません」
「残念だが、言う通りだな」
「戻りましょうか、ロジネさん出たら魔力を流して、鍵を掛けて下さい」
「了解じゃ」
(サトル達は、食堂に戻る、紅茶をだす)
「サトルさん、家を出した時、旅に出るようなことを言っていたが」
「はい、ミツバさん達がアカロバ村で落ち着いたら5大陸全部の国を回ろうと
思っています」
「そこで、又、エルフ族みたいに理不尽な目にあっている者を助けるのか?」
「うーん、それは分からないです、今回は世界樹でコトリちゃんに助けて
言われて、断ると後悔すると思って、行動した結果ですから」
「そうか、サトルさんの後悔したくない思いが、また同じことすると思うがな」
「その時は、また、後悔しないよう全力で行動しますよ」
・
(ミツバさん達が戻る、タミラ、ロジーナがお互いの髪の毛の感想を言っている)
(ロジーナが)
「サトルさん、私達にもシャンプーをお願いします」
(サトルは、シャンプー2本をコピーする)
「はい、どうぞ」
「私、薬師として、このシャンプーと同じ効用がある物を絶対作ります」
(タミラが)
「ロジーナさん、応援します」
(ロジネが)
「サトルさん、家の魔道具を売り出す事を考えてみてくれんかのう、固有魔法が世
に出た時の危険性を危惧しているのは分かるが、この世界の人の暮らしが便利で
清潔になる。
それと売り上げの何割かを将来のエルフ族の為に貯めるのは、どうじゃろうか」
「分かりました、ナビ、アップルに相談し、販売する方向で検討します」
(ミツバが)
「話しの続きをしましょう」
(ロジーナが)
「ミツバさん達に会えて嬉しさから、神罰と国の体制が変わったこと言うのを
忘れていました」
(ロジネが)
「わしらもそうじゃ。
ロジーナさん昨日、領主の屋敷で聞いた事を報告をしてくれるか」
「はい、深夜に神罰が落ち・・・」
(ロジーナが神罰、神の命令でムーア宰相が国王になり、エルフ族を始め
他種族と助け、支え合う国を作る宣言した事を話す)
(サトルは内心は驚いていた。神罰、新国王、助け支え合う国、クローバー国。
まさかナビが?雷魔法など持っていない。分からない)
(ロジネが)
「ミツバさん、この話し聞いてどう思う」
「私達は、すぐに全て人、国が変わらないと思うので、方針通り人族との接触
を断ちます、ロジネ達との定期的な情報交換が大切になりますね。」
「そうじゃのう」
(この後、今まで経緯や町の様子など、話しは続いた)
時間は11時過ぎ
(ロジネが)
「ミツバさん、話しにあった慰霊碑に祈りを捧げたいのだが」
「是非お願いします、では行きましょう」
(ミツバ達は慰霊碑につく)
(ロジーナが)
「この花壇に中にクロバさん達が眠っているんですね」
(ロジネが)
「亡くなった方の名前と哀悼の言葉、四つ葉のマーク、立派な慰霊碑だな」
「サトルさん、精霊様の祈りの儀式をお願いします」
「精霊様のお使いが祈りを捧げます」
(ロジネ達もミツバにならい、片膝をつく)、
(柏手での音が森に響き渡る、精霊の光りが溢れ、花が輝き、慰霊碑が光り輝く)
(ロジネ達は、祈りを捧げる)
「精霊様のお使い様の祈りとは、世界樹の森と一体化するのか、素晴らしものだ」
(ロジネ達は精霊様の祈りの儀式の感想を話し、食堂に戻る)
(ロジネが)
「ミツバさん、アカロバ村への出発は何時かのう?」
「全て準備は整っていますから、今日、昼食を食べてから出発したいと思います」
「悪いことをしたのを、慌ただしくさせて」
「いいえ、出発準備は昨日で終わり、子供達が移動になれる為に丁度良かったです」
(タミラが)
「子供達へのお菓子を用意して来ましたの持って行って下さい」
(タミラがミツバのアイテムバックにお菓子を入れる)
「子供達は、お菓子に大喜びしますわ、ありがとう」
・
(ナビが戻る、サトルはアップルを呼び、3人で家の魔道具の販売を検討する)
「ナビ、アップル、俺としては、病気の予防とエルフ族への援助としても販売
したいと思う、2人の意見を聞きたい」
「アップルも賛成です、この世界は生活魔法が一般化してから魔素不足になって
います。
お世話AIは魔素不足にならないよう制御に力を使っていますから、汚物等
を魔素に還元する、サトルさんの魔道具は素晴らしいです」
「ナビも賛成です、念の為、世界管理者様に許可を得たいです」
「ナビ、世界管理者様の許可を頼む」
(ナビは、思念通信で世界管理者に連絡する)
(世界管理者から条件付きで許可がでる)
(サトルは、条件に合う、コピーの魔道具を作る)
(ロジネさん達に魔道具の販売について話しをする)
「ロジネさん、台所等の魔道具を条件付きで販売する事にしました」
(水回り作成魔道具を取り出し、ロジネ達に見せる)
「サトルさんありがとう、条件と言うのは」
「この世界の理に影響が無いか、見極める為の条件とします」
・水周り作成魔道具は、ロジネさんが管理する。
・水周り作成魔道具は、この3人しか起動出来ない。
・魔道具には隠蔽魔法が自動的に掛る。
・孤児院には、無償提供する。
「使用方法は、左に材料、真ん中が作成指示、右が作成した魔道具です」
「材料に入れ方、作成した魔道具取り出し方はアイテムバックと同じです。
作成指示は、半透明画面から念じて下さい。
材料は、魔結晶、材木、土です、2式分の材料を入れてあります。
ロジネさん、試しに1式作成して下さい」
(ロジネは、水栓、シンクからタンク迄をブロック、便器からタンクのブロック
手洗いボールからタンク迄をブロックを作る)
「サトルさん、簡単に早く出来るのか、この魔道具の事を聞かれたどうしょう」
(サトルは、ハニカミ)
「精霊様のお使いからミドロバ村の縁の深い3人に託された言えば、理解できな
くても納得するでしょう」
「ロジネさん、貴族とか金持ちには装飾を立派にして、高く売って下さい」
「サトルさん、商売人みたいだな、その分、孤児院と教会は、無償提供するよ」
「サトルさん、他のエルフの村に1つ水周り作成魔道具が欲しいです」
「ミツバさん、分かりました」
・
・時間は12時過ぎ
(野菜たっぷり塩ラーメン食べてミツバ達とロジネ達は昔の思い出を話している)
(サトルが)
「ロジネさん、この後どうしますか」
「そうじゃのう、娘に会い行くといった手前、すぐに帰る訳にもいかんしな」
「ロジネさん、アップルに娘さんの家まで送らせますよ、帰りもアップルに
乗ればいいです。ロジネさんの地下に転移ポイントを作るのに丁度いいです」
「ロジーナもタミラもそれで良いかのう」
「サトルさん、お願いします」
・
時間は13時前
(サトル達は森の転移ポイントに向かう、途中で訓練場を整地する)
(アップルが変形して椅子を出し、ロジネ達を乗せる)
「ロジネさん、転移門を作りに何時に行けば、良いですか」
「弟子達が帰るのが、食事が済んだ後だからな」
「時計の20時頃行ってみます」
「アップル、護衛も頼んだよ、人目がある時は、姿を消してね」
「アップル、了解」
「皆さん、今晩また。お気をつけて」
(アップルは、ロジネさん達を乗せタンブルに転移する)




