1日目 惑星イオナの管理者
惑星イオナは、魔法文明が発達し魔素が不足し地球では科学文明が発達し化石燃料
の使用と爆発的な人口増加で酸素が不足している。
そこで、アテラ星系の管理者と銀河星系の地球の管理者は、惑星イオナと地球間で
亜空間ゲートで繋ぎ不足する資源を交換制御している。
惑星イオナ側の亜空間ゲートは世界樹の木の下、地球側は太平洋の無人島に開いて
いる。
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ここは、アテラ星系を管理する空間。
また、時空間振が発生して、惑星イオナと地球間で亜空間ゲートが発生した。
開いた時間は数秒なのに地球年齢65歳爺さんが亜空間ゲートに吸い込まれた。
惑星イオナでは、召喚以外で一般人が転移するのは初めてこと。
惑星イオナと地球間で召喚以外で一般人が転移した場合の取り決めはない。
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初めてことで管理者は、迷っていた。そのまま見過ごすか、助けるか?
転移先があのゴリラがいる世界樹の森とは、確実に爺さんはゴリラに殺される。
待てよ、世界樹の森の荒らしたゴリラを駆除出来る機会になるのでは、
亜空間ゲートを制御しゴリラ側にゲート開きゴリラを吸い込むことが出来る。
大義名文ができた、助けよう。惑星イオナで生きていけるようにしよう。
まずは65歳じいさんがゲートくぐる前に捕捉して、転移ショックで死なない
ようにしなければ。
65歳じいさんを捕捉できた。脳と体をスキャンして、惑星イオナで生きていける
ように体の改善、能力付加する。
じいさんの体はボロボロだ、18歳の肉体するしかないか。
このジイさん元の[運]が1とは、良くこの年まで、生きていたな。脳の記憶を読む
と超真面目と努力と、ちょとした親切で事件に会うタイミングがずれたようだ。
能力は、勇者召喚では元の10倍以上にし、聖剣等のいくつかの魔道具を与えるが
一般人のじいさんには、ステータスは元の[5]から[10]2倍にして、[運]は元の
[1]から[5]の5倍にすれば簡単には、死なないだろう。
スキルは、転移ショックで精神と体守るように [精神耐性LV1][結界魔法LV1]
この世界の殆どの人が持っている [生活魔法LV1]
移動に便利な [アイテムボックスLV1]をサービスと。この程度はあれば、国等に
飼い殺しにはならないだろう。
ユニークスキルは、頑張ればスキルを発現出来る各心得と異世界言語翻訳。
魔道具は、全て魔素の自動収集、魔力蓄積機能、破壊不可を付与する。
電動キックボードとスマホに思い入れが有るようなので、少しサービスするか。
[電動キックボード]は、どんな荒れ地でも走行可能して、便利機能付ける。
ヘルメットは、破壊不可LV5を付けてゲートから飛び出した時に頭を守る
ように。
[スマホ]は、追加機能として[ナビAI] [鑑定] [スキル確認][ログ]等を追加し
既存の[MAP]等は、惑星イオナで使用できるよう仕様変更する。
さらに各魔道具を制御機能を付与する。
[ステレスボトル]魔力を流すと水が冷水または、温水になるよう魔道具に。
[ペットボトル]魔力を流すと水が出る魔道具に。
[両手鍋]右の取っ手に魔力を流すと加熱。スマホから加熱時間を設定出来る魔道具
[携帯式メガネ]望遠、調光、暗視機能を。
[運動量計測計][加熱式○コス][ボールペン]は、
魔力を使用して地球と同様に使用出来る
これで爺さんもトラブルに巻き込まれなけれは寿命まで、生きていけるじゃろう。
亜空間ゲートを制御しゴリラ側にゲート開き、ゴリラを吸い込み駆除するか。
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ゲートを制御しゴリラのすぐ側にゲート開いたらゲートの吸い込みに逆らってあの
ゴリラ、爺さんを攻撃した。[結界魔法LV1]を破壊し爺さんの頭を左手の爪でか
きむしった、破壊不可LV5ヘルメットのお陰で頭は無傷だが、さらに右手の爪で
爺さんの左足かきむしった。
ゴリラは攻撃の反動で、体勢を崩してゲートに吸い込まれた。
爺さんは、左足から血を流しながら転移ショックで気絶している。
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管理者は、計画通り転移中ゴリラを捕捉して、歯をむき出し威嚇するゴリラ。
管理者は、右手を手刀にして、手刀を右から左へ振ると見えない刃がゴリラ
の首を切り落とし駆除した。
ゴリラを解体し毛皮など使えそうな素材を爺さんへの迷惑料として、キックボード
の側においた。
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爺さんは、気絶から覚めると左膝の痛みから、絶叫を上げている。
管理者は、どうしたものかと考えていると爺さんは、[治癒魔法LV1]発現させ
痛みを消し、さらに治癒魔法のレベル上げて左膝を完治させた。
治癒魔法なんか、この惑星イオナには無い。有るのは回復魔法と解毒魔法だ。
[魔法の心得]は、あくまで既存の魔法を努力でスキルとして発現させるユニーク
スキルなのに、新しい魔法作成する能力ありえないが、あの爺さんは発現させて
しまった。
ひょとして回復魔法や解毒魔法で、治らない怪我や病気も治癒魔法のレベルが
上がれば治るかも?爺さんを監視対象として様子をみよう。
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やばい、やばい、爺さんは、ここが異世界だと完全に認識した。
精神耐性のレベルが上がり始めた、LV10でも耐えなければ爺さんの心が
壊れる。
レベル7止まった、良かった。
この爺さんは、苦労して老後の生活のために色々頑張ていたのか、
管理者は、爺さんに哀れみを覚えて、スキルを追加した。
金銭を直接渡すことは出来ないが[付与魔法]で魔道具にして売れば金を稼ぐ
ことは、出来よう。
[コピー]あれば、手荷物の胡椒、砂糖をコピーして売れば金を稼ぐことは、
出来じゃろう。
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爺さん[治癒魔法の結合]でパンツをなおした。
管理者は驚いた、[治癒魔法]が人体以外にも使えるとは。
[治癒魔法]の可能性が広がった。