19日目の2 訓練
時間は8時半
(お母さん達12人の決意が終わった後、初めてお母さん全員のお茶会)
(カメリアお母さん、クアーラお母さんが紅茶を配る)
(子供たちは遊びもせず、サトル達を見ている)
(ミツバさんが)
「サトルさん今の考えを聞かせて下さい」
「皆さんの子供の未来を守る決意を聞かせもらい、自分とナビはしっかりと受け止
めました」
(全員が)
「「ありがとう」」
(ミツバが)
「そう言ってもらうと、少し照れますが嬉しいですわ」
「自分とナビは、皆さんが傷つかない作戦を考え、準備したいと思います、
まず、皆さんの得意な武器を教えて下さい」
「精霊魔法は、全員が射程30mのウインドカッター、ウインドアローが使えます
私、オーリア、クアーラ、エリアナは、上位の射程50mサイクロンカッター
サイクロンアローも使えます。
防御は風の結界を全員使えます」
「弓矢はどうですか、皆さん練習されていますが」
「えぇ、水平射は射程50m、曲射は射程100m強です、カンナさんが1番の
腕前ですが、前回の襲撃で壊されてしましい十分な力を発揮できないでいます」
(サトルが)
「自分は、遠距離攻撃を主体で考えています、ここまでは良いですか」
(ミツバが)
「私達は、ネグロ将軍に一太刀を入れる事が第2、第3のネグロ将軍を生ませない
為の抑止力になると考えています。
過去エルフ族は、万を超えた人数がいました。
迫害されても、自ら人族へ攻撃に向かいませんでした。
野心に燃える物、搾取しよとする物には、私達は、羊に思えたのでしょう。
未来の子供達の為にもエルフ族はフォレストウルフにもなれると知ってもらう
必要があると私達は思っています。
そして、その覚悟を持って戦うことを選びました。」
「皆さんの決意の固さは、理解できました、実戦経験はありますか?」
(ミツバが)
「狩りの経験はありますが、対人戦はありません」
「今日から対人戦を想定した訓練をした上で、ネグロ将軍と対峙するか決めたいと
思います、良いですか」
「サトルさん、その経験で、決めると言うことですか?」
「はい、自分は、皆さんをあそこにいる子供達に誰1人欠けること無く、帰すのが
自分の責任であり、決意です」
「わかりました、訓練をお願いします」
「実戦で使用する武具を慣れてもらう為、訓練でも使用します。
この武具は、ロジネが皆さんが戦うと決めた時に渡すよう頼まれ物です」
(サトルは、武具を取り出す)
「皆さん、ロジネから預かったショートソード、ナイフ、革鎧です。
カンナさん、糸巻きグモのハギレ1箱を貸して下さい」
「はい、サトルさん何をするんですか」
「仮の鎧下を作ります。
糸巻きグモの上着を白を1周り小さくして12着コピーして」
「オーナー了解、MP0で12着できました」
「皆さん、これに着替えて装備して下さい、戻るさい弓矢を持って来てください」
「カンナさんは、壊れた弓矢を持って来て下さい。修理します」
「はい、サトルさん」
・
(お母さんたちが戻ってきた、子供達がお母さんかっこ良いと声がする)
「サトルさん、革鎧が大きいです」
「すみません、魔力を流して下さい、自動調整されます」
(ミツバさん達は革鎧を流すと身体に合わせサイズが変わった)
「サトルさん、凄いです」
「ロジネは、一級品と言っています、彼が渡せる最高の品を渡したですね
自分も彼から頂いたショートソードでフォレストウルフと戦ったですが凄い
切れ味でした」
「さて、カンナさん、壊れた弓矢を修復します」
(弓は、中程と下側2ヶ所が折れいる、2ヶ所を結合し、世界樹の包帯を巻いて、
修復LV3を唱える)
「ナビ、この弓を鑑定して見て」
「オーナー了解、残念です、元の性能より10%落ちています」
「サトルさん、性能が落ちても、元に戻っただけでもうれしです」
「カンナさん、もう1度試させて下さい、世界樹の素材でコピーしてみます」
(サトルは、アイテムボックスに弓を入れ100%世界樹の素材でコピーする)
「ナビ、このコピーした弓を鑑定して見て」
「了解、オーナー、先ほど弓より1.5倍飛距離が伸び、丈夫になりました」
「カンナさんの様子から弓に思い入れがあるのわかります、戦いではこの弓を使
って、頂けませんか?」
「はい、皆を守る為に新しい弓を使います」
(ミツバさん達が)
「サトルさん、私達の弓も同じように性能が上がりますか?」
「上がると思います、試してみましょう」
「はい、お願いします」
(11人の弓を100%世界樹の素材でコピーし全て性能が1.5倍上がる弓の
上部には、四つ葉のマークがある)
「皆さん、訓練所に行きましょう、子供達の世話をする為、ミイル、アイラの2人
は残って下さい」
・
時間は9時半
(サトル達は、南の森の訓練所に着く)
「皆さん、対人戦闘訓練の第1歩として向かって来る敵から魔法、矢、剣の攻撃を
受けてもなお、目を瞑らず、恐縮心を克服して相手を攻撃をする訓練をします」
「まず、自分とナビで訓練の見本です。ナビ、石の槍LV3を俺に撃って。
ナビは距離は40m位置から、俺に向かって歩く、石の槍を撃つ]
(お互い結界LV4を掛けて、サトルは動かずナビが歩く、石の槍を撃つ。
結界に石の槍がぶつかりガンと音が鳴るガシャと槍が砕ける音が絶え間がない)
(サトルとナビの距離が無くなった瞬間、サトルはショートソードを抜きナビに切
り掛かるが、結果にはじかれる)
「皆さんは、自分とナビに弓矢を撃ち、矢をつがえながら、魔法を撃つ練習を
して下さい。 最後は、ショートソードでの攻撃を忘れずに。
5人が5mの間隔を開けて並んで下さい、その後ろ5m離れ5人が5mの間隔
で並び、前列の間に入って下さい」
「お守りに魔力を流し結界LV4を張って下さい、後ろの列にも攻撃が来ますから
油断しないように。皆さん準備は良いですか?」
「サトルさん、お願いします」
(サトルとナビは石の槍で前列の右から訓練を開始する、前列が終わったら、後列
が前にでて、訓練する。これを繰る返す。
訓練10分休憩5分で1セットし4セット休憩に入る)
(最初に訓練に入ったミツバから思わずキャーヤと声が出る、つられるように周り
からも驚きの声がする、ミツバは耐えるように弓を撃つ、魔法を詠唱しようとす
るが2回の石の槍が結界にぶつかるガガーンと鳴り、詠唱が中断する、矢をつが
え撃った瞬間に石の槍がぶつかる、矢はあらぬ方向に飛び、サトルが目の前で剣
を振るミツバは、対応出来ずしゃがみ込む。
サトルの立ての声で、我に返り40m先にいるナビから石の槍が飛んでくる、何
とか矢をつがえ、ナビに攻撃する。
サトルは40m短距離転移して、カンナに向か石の槍を飛ばす、カンナも負けず
と矢を放す。・・・・・)
時間は10時35分
「ミツバとオーリアは、もう少しで及第点です、ミイルさん、オーリア、アイラ
さん達と交代しましょう。ミツバさん、食事の準備は何時からですか?」
「11時30分からです」
「分りました、ミイルさん、アイラさんが来たら練習を再開します」
・
(休憩が終わり、訓練を再開する、11時20分になる)
「予定より少し早いですが、ミイルさん、アイラさん以外は食事の支度に行って下
さい。ミイルさん、アイラさんは、もう2セットします)
「はい、サトルさん、お願いします」
時間は11時50分
「ミイルさん、アイラさんは、お疲れ様、目を瞑らずの攻撃できる回数が増えまし
た良くなってきましたね」
「はい、サトルさん、魔法を放つ魔物と狩りをしたことが無かったので、最初は頭
が真白になりました」
「私もそうです」
「では、食事に行きましょう」
時間は12時過ぎ
(昼食は、野菜のスープと新鮮な肉と野菜を炒めた物をパンに挟んだ物だ)
「いただきます」
「「いただきます」」
・
(サトル達は食後の連絡事項報告会兼お茶会を4人でしている)
「サトルさん、それは、コピーの魔道具ですか」
「はい、ナビに皆さんのにコピー制限の意見を聞き、完成させようと思います」
「箱に上部は、魔力バッテリーでMPを数値換算でMP3000です。
たとえば、酵母は材料を入れて1本、MP100が必要です。」
(サトルは、箱開け)
「左側から素材保管LV7、コピー元LV2、コピー後LV2でとりあえず設定
しています」
「問題は、コピー制限をどうするか?です。今決まっているのは、ミスリル
オリハルコン、硬貨等、宝石類、魔結晶、魔道具等のコピー禁止です」
(食事の片付けが終わった、お母さんたちが興味深そうに聞いている)
(ミツバさんが)
「サトルさん、時計、ボールペンもダメですか?」
「ナビ、どう思う、自分は将来部族で会議日時を決めるには便利だと思うが?」
「オーナー、微妙ですね、魔道具の使用者を限定する事で不用意にコピー出来ない
ようにします。お母さんたち12名だけが使用できるようにします。
ほかのエルフの村に渡す時も使用を限定しましょう」
「オーナー、金属は全てコピー禁止にし、例外は、持っている武器、日用品、
農機具、時計、ボールペンに限り、コピー可とする。その為には [解析保存]
[拡大縮小][部分コピー]の機能を追加すれば良いと思いますが」
「そうすると4つに区分にして、4つ目に[解析保存]等を入れて、例外品を事前
に解析保存しておけばいい訳か、空いている時間に作る直そう」
(シイラお母さんルメニアお母さんが全員の紅茶を配る)
(ミツバさんが)
「サトルさん、回復薬はコピー出来ますか?」
(サトルは暫く考えて)
「えーと、この世界の理から考えると世界樹の実を含めコピー禁止です」
「今ある回復薬無くなった場合に困りますね」
「コトリちゃんが一人で世界樹の実を取りにいけないでしょうから、果樹の木の苗
を渡しますので、育てて下さい。この木で、十数個の実がなります」
「世界樹の葉っぱは?」
「世界樹の葉っぱは、果樹の木の葉っぱと同じです」
「では、作り直したコピーの魔道具を後で渡しますから試して下さい」
「はい、サトルさん、午後訓練の予定を決めておきたいのですが?」
「午後は、午前中のつづきですが、課題をクルアできた方は、石の槍の発射間隔を
1秒から0.5秒にした上でショートソードを抜いた上、後ろに飛び去る訓練に
移ります。後、詠唱の短縮を心がけて下さい」
「短縮詠唱ですが、サトルさんは無詠唱で魔法を発動していますが、コツはありま
すか」
「自分の場合は、魔法を発動す時は、魔法をイメージしています、石の槍は、槍を
手で投げるイメージです」
「皆さんは弓矢で矢を撃つイメージでウインドアローを撃ってみたらどうですか」
「サトルさん、ウインドカッターの場合は?」
「そうです、皿を投げるイメージではどうですか?」
(カンナが)
「イメージしても威力がなさそうな気がして、難しいかも」
(サトルは、木を取り出し「へ」字に加工する10m先に土魔法で的を作る)
「これは、自分の世界のブーメランと言う武器の模型です、長い方を持ち手首を
効かし投げます」
(サトルはブーメランを勢いよく投げると回転しブーンと音がして的に食い込む)
(カンナが)
「私も投げて良いですか」
(サトルは、ブーメランをコピーして渡す)
「カンナさん、どうぞ、的を外すと戻って来ますから注意して下さい」
(カンナは、首を傾げながら思い切りブーメランを投げた。ブーメランは的の上を
飛び越し、戻って来るカンナは、ショートソードで、ブーメランを切り落とす)
(お母さんたちは、驚ている)
「サトルさん、すみません、壊してしまいました」
(サトルは、拍手して)
「カンナさん、凄いです訓練の成果が現れました、突発的な攻撃に体が反応して
対処できましたね」
「サトルさん、私もこんなことが出来て驚います」
(ミツバが)
「サトルさん、私達も試したいです」
「ここは、子供達がいて危険です、訓練所で試しましょう」
(コトリが駆けてきて)
「お兄ちゃん、このおもちゃ、欲しいの」
「コトリちゃん、これは武器だからダメ」
「コトリ、ウインドカッター使えるのに」
「これは、戻って来るから、カンナさんみたい出来ないと危ないからね」
(ミツバが)
「コトリ、これはダメです、諦めなさい」
(コトリは、不満げに)
「はーい・・ みんな、ダメだって」
・
「シイラさん、ルメニアさん、お茶の片付けと次の休憩迄子供達をお願いします」
「「はい、分りました」」




