18日目の2 神様の伝令役 スミル
時間19時 宰相ムーアの執務室
(宰相ムーアは、タンブル領主からの報告書を読み、守衛隊長とスミルを来るよう
部下に命じる)
時間19時10分
(執務室に守衛隊長とスミルは入る、ムーアは、椅子に座るように言う)
(ナビ達は転移で、ムーアの執務室に入る)
(ムーアは)
「守衛隊長、スミルの人物評を聞きたい」
「スミルは、職務に忠実、部隊の中でも真面目な男で、欠点は田舎育ちのせいか
敬語が苦手で、上官に誤解をよく与えます」
「守衛隊長も神罰の話しを聞いたと思うが、この話しを信じるに値するか?」
「ムーア宰相様、私は、実際に精霊様のお使い様を見た訳ではありませんが、
お使い様がスミルに精霊様のお守りを持たせ事で、スミルの話しは本当である
と思います」
「スミル、報告書にあるこれらの事は、嘘、偽りないか?」
・空を飛ぶ乗り物から、魔法を撃って、テントも人もは吹き飛ぶ、木は倒れる。
・見えない矢を無詠唱で撃ち、撃たれ者は即死する。
・1晩で約100名の部隊は全滅。
・魔法で怪我を治す。
・精霊様の許可の上、革袋をアイテムバックする。
「ムーア宰相様、おれイヤ私は、見たままを言いましたです。」
「スミル、次に
ネグロ将軍が世界樹の実を欲しさに村を夜襲し、降伏した者含めエルフ
約300人を男女構わず殺したとあるが」
「ムーア宰相様、(ネグロ将軍が世界樹の実を欲しさ)の言葉はネグロ将軍様の
行動見て思いましたです。
降伏した者含めエルフ約300人を男女構わず殺したの本当です、おれイヤ私
は見ていましたです。
同僚から聞いた話では、ネグロ将軍はエルフの精霊の加護持つ長老に世界樹の
実を取りに行かせようと拷問の末言うこと聞かなかったので殺したそうです」
「スミル、お前の(精霊様のお使い様の怒りに触れたと思います)これらの事
から感じたことか?」
「はい、ムーア宰相様」
(ムーアは思う、ネグロ将軍め精霊の加護持つ長老を殺すとは、ここまで暴走し
ているとは、魔法師長ギュリバは、なぜ止めない。精霊様のお使い様の怒りに
触れかの国のよう我が国も滅びてしまう。
ネグロとギュリバ断罪しても怒りが収まるか?)
(ムーア宰相が部下に呼びかける)
「鑑定師を至急をここに連れてくるように」
「スミル、精霊様のお使い様はどんな風体だった?覚えているこを言え」
「ムーア宰相様、全身、緑の服を着ていましが、魔法でもかけられたのか顔が思
い出せませんです。
魔法使う時は無詠唱で、手を向けてかけます。
木の壁を一瞬で切るショートソードを持ってるんです。
解放された時、焼きそばパンという柔らかいく旨いパンをくれました」
(ムーア宰相様、鑑定師が来ました)
「スミル、精霊様のお守りを見せてくれ、外さなくて良いから」
(スミルは、お守りを胸から取り出す)
「このお守りを鑑定を頼む」
「はい、ムーア宰相様
結界魔法LV1付与さています、他に魔法陣が2つあります。
1つは鑑定出来ません、もう1つは、今魔法省で研究中の自動発動魔法陣に似
ています、と言うより完成した魔法陣と思われます、是非、外して研究をする
ことをお勧めします。」
「それは、訳あってできない」
「残念です、素材は世界樹です、あー驚いた、世界樹の幹、枝、葉っぱ全ての
素材があります、世界樹その物です。ムーア宰相様、これのいわれを教えて
頂くことは出来ますか」
「出来ない、次にスミルの奴隷の首輪の鑑定を頼む」
「命令文があります2つあります(俺、エルフに絶対服従、傷つけない)
2つ目は(王都に行って王様へ伝言「7日以内に退位しないと神罰が下る」)
「奴隷の首輪には、知らない魔法が掛かっています、鑑定出来ません」
(スミルが)
「ムーア宰相様、精霊様のお使い様が奴隷の首輪に魔法かけ外れませんです」
「なんと、この件は厳に他言無用だ、分かったな、下がって良い」
「はい、ムーア宰相様」
(宰相ムーアが部下に呼びかける)
「王様に至急、謁見したい旨を伝えて欲しい、要件は神罰についてだ要件を伝え
るのは最小限にすること」
(宰相ムーアは秘書役に)
「今の話しを至急、報告書に纏めるように」
「守衛隊長とスミルは、隣の部屋で待つように、尚、他言無用の事」
「ムーア宰相様、失礼します」
・
※ ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※
ここは、アテラ星系を管理する空間。
◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇
「世界管理者様、ナビから緊急思念通信が入りました」
「お世話AI1号、ナビと通信を繋げ」
「ナビ、緊急とは、何があった」
「世界管理者様、ビオネジ国の上級鑑定師にお守りの自動発動魔法陣とサトル
さんの固定魔法一体化を見られました。ナビシステムの対策を進言します」
「ナビ、爺さん固有魔法は、治癒魔法、固定魔法の他にもあるか」
「はい、弾丸魔法の鋼鉄、徹甲弾」
「対策は、隠蔽魔法(魔法発動時に隠蔽魔法自動付与を追加する)を爺さんに
ユニークスキルに追加、スマホのスキル隠蔽を上位の隠蔽魔法に変更する。
スマホに隠しアイコン[忘却魔法」を追加。
以上をナビシステムに追加する。
お世話AI_1号にシステムの修正を命令する」
「アップル、了解しました」
「ナビ、上級鑑定師に[忘却魔法」をかけ、鑑定結果を忘れさせる事。
既に配られた、お守りと魔道具に隠蔽魔法をかけること」
「ナビ、了解しました、サトルさんに隠蔽魔法を話しても良いですか?」
「爺さんの魔法は、この世界の理から外れているから理解して貰う上でも話した
方が慎重になるか、ナビ、話すことを許可する、以上」
◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇
ナビは、魔力パターンを探し上級鑑定師の[忘却魔法]かけ鑑定結果を忘れさせる。
※ ※ ※ ※ ※※ ※ ※ ※ ※
(守衛隊長とスミルは部屋に入り、緊張している)
(ナビは転移で、守衛隊長とスミルは部屋に入りナビは、精霊様のお守りと奴隷
の首輪に隠蔽魔法をかける)
・
時間は20時 ビオネジ国、国王謁見の間
(ナビ達は転移で、国王謁見の間に入る)
(ビオネジ国王、ムーア宰相、守衛隊長、スミルがいる)
(ビオネジ国王が開口一番)
「ムーア宰相、神罰とは何事か」
「国王、かい摘まんで説明します」
・ネグロ将軍は村を夜襲し、降伏した者含めエルフ約300人を男女構わず殺す。
・ネグロ将軍はエルフの精霊の加護持つ長老に拷問の末、殺殺す。
・精霊様のお使い様がゴルバ副司令官以下100人を1晩で殲滅。
・精霊様のお使い様は、神様の伝令役にスミルを指名して王都に帰らせた。
・神罰の内容は分かりませんが
国王への伝言として「7日以内に退位しないと神罰が下る」
「この事と我の退位は関係がないのでは?ムーア」
「ネグロ将軍に許可を出したのは、国王です」
「なんと忌々し、ネグロ将軍を呼べ」
「国王、ことは大事、ネグロ将軍に同行したギュリバ魔法師長の他にマハード元帥
バンリカ魔法大臣を呼びたいと思います」
「ムーア、任せる」
・
(国王を苛立ち隠せず、ムーアは熟慮の様子、守衛隊長とスミルは緊張している)
(呼び出したメンバーが揃った、呼びだした理由を説明する。
ネグロ言い訳を始める)
「エルフ族等、この国規則で排除の対象ではないか、いくら殺そうが構わぬ存在」
(ムーアが)
「何勘違いしておる、王都に入る事を禁じただけの規則だ、加護持ちの長老まで
殺しおって、エルフ特製の回復薬、解毒薬が今後手に入らないではないか」
(ネグロが)
「心配入らぬ、加護持ちの孫娘がおる、今後もエルフ族を締め上げれば、世界樹
の実など、いくらでも手に入る」
(ムーアが)
「精霊様のお使い様が現れた今、更にエルフ族に危害をかければ、お使い様の怒
りに触れ、この国は滅びるわ」
(ネグロが)
「精霊のお使いがどんな力があろうが、数の暴力には勝てん、大軍を持って殺せ
ば問題なしだ」
(ムーアが)
「ネグロ将軍どこまで暴走するつもりか、国王に退位せねば神罰が下ると言う
大罪を犯した者の言い草か」
(ムーアが、続けて)
「国王陛下、ネグロ将軍、ギュリバ魔法師長を断罪し精霊様のお使い様の怒りを
静め国王陛下に置かれましては、不本意でしょうが、退位を進言致します」
(ネグロが)
「国王陛下、過去に神罰などあった試しがありません、精霊のお使いと騙る者の
戯れ言を信じる値しません、大軍もって駆逐すればよろしいかと」
(ネグロが)
「ムーア宰相、精霊のお使いと騙る者の証拠でもあるのか」
(ムーアが)
「ネグロ将軍、先ほど報告したであろうゴルバ副司令官以下100名を1晩で
殲滅したと、聞いておらぬか」
(ネグロが)
「闇に紛れ、奇襲でもしたのであろう」
(ムーアが)
「神様の伝令役スミル、精霊のお使い様はどのようにゴルバ副司令官以下殲滅
した」
(スミル)
「ゴルバ副司令官は、子供を人質にした女性から精霊様のお使い様が全ての
人質を助けにくる事を知り万全の体制で待ち受けました。
精霊様のお使い様は、空を飛ぶ乗り物から魔法を撃って、テントも人も
吹き飛ぶ、木は倒れましたです
見えない矢を無詠唱で撃ち、撃たれ者は即死したんです」
(ネグロが)
「この下級守衛が嘘を言っておるのだ、証拠にはならん」
(ムーアが)
「精霊様のお使い様が渡したお守りがある、神様の伝令役スミル、見せてみろ」
(スミルが胸から取り出し、集まった者に見せる)
「バンリカ魔法大臣、上級鑑定師から鑑定結果を聞いた内容を」
「ムーア宰相、それが、鑑定結果を覚えていないのだ」
「私は聞いたぞ、バンリカ魔法大臣。上級鑑定師から自動発動魔法陣がある、
素材は世界樹であると」
(ネグロが)
「ムーア宰相、証拠は無いではないか、人伝の話しだけではないか、ゴルバが
死んだのも本当かどうかも判らぬでないか、神罰の話しも本当かどうか、
陛下裁可をお願いします」
(ビオネジが)
「ネグロ将軍、ギュリバ魔法師長、精霊のお使いを騙る者を5千の兵を持ち駆逐
せよ、加護を持つ子を確保して、世界樹の実を安定供給せよ」
(ムーアが)
「国王陛下、お考えなおしを」
「我は、裁可を下した」
(マハード元帥)
「国王陛下、ここで大軍を動かせば、隣国に侵攻を許します、先のネグロ将軍の
敗戦により技量の高い古参兵数を多く失っております。この点を熟慮願います」
(ビオネジが)
「マハード元帥の進言を考慮する、精霊のお使いを騙る者などネグロ将軍と
ギュリバ魔法師長の部隊で十分あろう、何名の部隊で、何時、出発できる」
(ネグロが)
「国王陛下、我が部隊は、500名で明日出発できます」
(ギュリバが)
「我が部隊は、20名で明日出発できます」
(ネグロ将軍とギュリバ魔法師長は意気揚々と戻る)
・・
時間は21時
(ムーア宰相、マハード元帥、守衛隊長、スミルは、ムーアの執務室に戻る)
(ナビ達は転移で、ムーアの執務室に入る)
(マハード元帥が)
「ムーア宰相、精霊様のお使い様、神罰を信じているんですか」
「理由は2つある、スミルが陛下と重鎮の前で、ゴルバ副司令官以下を如何に
殲滅したか、話したろ、嘘であれば言い淀むものだ。
もう1つは、精霊様のお使い様のお守りで、上級鑑定師が自動発動魔法陣と
世界樹の素材を鑑定したが鑑定結果を覚えていなかった。
神は、我らを信じるさせる為、神の秘密を1度だけ見せと考える」
「マハード元帥、頼みがある、ネグロ将軍とギュリバ魔法師長を秘密裏に追跡
して、結果を直ぐに、私に報告できる体制を取って欲しい。
国境の警備を厳重にして、隣国に侵攻の隙を与えぬよう手配を頼む」
「ムーア宰相、命令を受託いたしました」
「ムーア宰相、あの説明を聞いても、国王陛下は、ネグロ将軍に出陣の許可を出
したのでしょうか」
「国王陛下は、世界樹の実を人質として、この大陸を手中に収めるつもりだと
考える。ネグロ将軍とギュリバ魔法師長の野心を利用したのだろう」
「神様の伝令役スミル、使命は終わった、お前この先のどうするつもりか?」
「ムーア宰相様、同僚の遺品を届けた後は、王都の神殿で掃除夫にでもなり、
エルフの村で犯した罪を反省しようと思います」
「なぜ、反省するのか」
「エルフの加護持ちの子供を人質に取り、精霊様のお使い様を脅したんです。
あっと言う間に両肩、両足を撃たれました。
反省したかと聞かれたんです「俺は反省はしていないよ、命令に従っただけ」
と言った時、お使い様が笑みを見せ、しょうがないと言う顔を見せたんです。
お使い様は子供を人質に取った時の恐ろしい顔とあの時の笑みが忘れられない
です。精霊様のお使い様は、若いのに、何かを諭す爺さんみたいに思えて」
「スミルお前の報告では、顔を思い出せないと言っていたが、どうなんだ」
「精霊様のお使い様は、あまり詳しいことを知っていると尋問が厳しいなるから
名前も教えないと言われて」
「スミル、精霊様のお使い様は、どんな顔だった?」
「ムーア宰相様、俺は死んでも言いません今はお使い様を神様と思っています」
「そうか仕方ないな、守衛隊長デミオ命じる、スミルの除隊手続きの上、王都を
でるまで、護衛すること。
神罰の備えをする、詳細は、明日、私とマハード元帥、デミオ守衛隊長で
協議する」
「「ムーア宰相様、命令受託いたしました」」
(ムーアは金貨を袋に入れスミルに渡す)
「スミル、これは同僚への見舞い金とお前の旅費だ、苦労をかけた、後王都の
神殿にルミア司祭がいる、私からの紹介と言えば仕事を用意してくれる」
「ムーア宰相様、ありがとうです、失礼しますです」
(守衛隊長デミオとスミルは執務室から出て行く)
「マハード元帥もう1つ頼みがある、マハード元帥の懇意にしているネグロ将軍
の配下の隊長に、刃向かう意思のない者は、精霊様のお使い様は殺さない、
逃げ帰っても私が全ての責任をとると伝えて欲しい」
「ムーア宰相様、それでは、あなたは」
「マハード元帥、この国はもうだめだ神罰に備え、民に被害がないようにしな
ければ」
「ムーア宰相様、全くその通りです」
・
(守衛隊長デミオとスミルは、隊長の執務室に入る)
「スミル、お前の奴隷の首輪を見て色々言われるだろう、そんな言葉に負ける
なよ」
「はい隊長、でも、この首輪は精霊様のお使いからの勲章ですから大丈夫です」
(デミオは、笑いながら)
「スミル、お前は、変わったな、お前を除隊にするのは、惜しい気がするぞ」
「隊長、止めて下さいです。」
「護衛を4名つける、私の懇意にしている宿だが、十分気をつけように王都を
出るのは、日の出直ぐに出ること。特別に城門を出ること許可する。
では、達者でな」
「はい、お世話になりましたです」




