17日目の2 鍛冶屋のロジネ
時間は9時
(サトルは、身支度を整え、淡い青色の上着を着て宿をでる)
(サトルは、間口の広い平屋建て鍛冶屋についた、声を掛けようとした時)
「うるせい、ミドロバ村がどうなったか見にいくんだ、生き残りがいるかも
しれん」
「ミドロバ村迄は、3日掛かるでしょう、何も持たずに行けないでしょうが」
「すいません、ミドロバ村ことは、少しは、知っています」
(ナビ、周りを警戒、つけらていないか、不審者はいないか確認して)
「お前、何ブツブツ言っているんだあ、お前、何者だ」
「自分は、商業ギルドの紹介できました、商人のジロンと言います」
「お前さん、少しは落ち着いて、ジロンさん今の話し本当ですか?」
「ロジネさんと奥さんですか?」
「はい、ロジネの妻タミラです」
「ロジネさんタミラさん、ここで、話しをするのは、」
「では、奥の部屋で、ロジネは頭を冷やしてきなさい」
・
(3人は席につき、ロジネは落ちつこうして、水をがぶ飲みしている)
「村の話しをする前にロジネさんとミドロバ村の関係を話してくれませんか」
「ジロンとか言ったな、何を偉そうに、お前は村のことを話せば良いんだ」
「ロジネさんが村の関係を言わない限り、村のことは、話はしません」
「用はない、出て行けー」
「ロジネさんタミラさん、失礼しました」
(サトルは席を立つ、部屋をでようとした時、タミラさんが)
「ロジネとクロバさんは勇者様とのご縁で知り合いになり、数十年のお付き
合いなんです」
「うるせい、かかあ、こんな若造に言うことはない」
(サトルは仕方なく、左手の甲に魔力を流し精霊の加護を光らせた)
「精霊の加護の光、クロバの爺さんと同じ・・」
「ロジネさんタミラさん、人払いをして下さい、弟子の方が近づかせない、もし
今の会話を聞いていたら、だれにも話しをしないことを約束させてください」
・
(タミラさん、部屋をでて、弟子に指示している、程なく戻ってくる)
「ジロンさん、人払いをしました、弟子達も何も聞こえ無かった言っています」
「自分の本名は、サトルと言います、変身を解きます」
(サトルは変身を解き、黒目、黒髪になる、ロジネは驚いて声をだす)
「勇者様か?」
「違います、勇者と同じ日本人です、詳細は省きますが、突然開いた転移門に吸い
込まれ、世界樹の木に転移しました。
世界樹の木の近くで、コトリちゃんに会い、願いを聞いて人質になった人を助け
る為、副司令官ゴルバの部隊を全て倒し、村は今安全です
ロジネさんが村に行くと、将軍の増援と鉢合わせになる危険があります、そして
情報がもれ、村は危険になります。
ロジネさん、今はここで生き残った人が、安全な場所に行くのを祈って下さい」
(ロジネが言葉を絞り出すように)
「サトルさんは、精霊のお使い様か?」
「一般人です、便宜上、精霊のお使いを名乗っています」
「チンパンジー?」
(なぜ、この世界の人は、一般人がチンパンジーに聞こえるのか?)
「只の人です、日本から運悪くこちらの世界に来ただけです」
(タミラさんが)
「サトルさん、クロバさん、村の人は無事ですか」
「タミラさん、残念ながらクロバさんは亡くなりました、多くの人が将軍ネグロ
に殺されました。ミツバさん、カンナさんと10名の女性と昨日助けた双子
をいれ43名の子供が生き残りました。」
「奴隷組合に居た、エルフの子供ですか?」
「タミラさん、そうです、今、母親のカンナさんと一緒です」
(ロジネさんが)
「精霊のお使い様、わしに何かできることは、ないか?」
(サトルは、ハサミを買いに来ただけで、ロジネさん出来ることか、何か頼んだ
方が暴走しなくいいか?腕を組み考える)
・
「ロジネさん、糸巻きグモの生地が切れるハサミを・・
「ハサミだけか」
「ロジネさん、最後まで聞いて下さい。糸巻きグモの生地が切れるハサミを
12丁これは、女性達が子供の服を作るに使います。
今、ミツバさんは、将軍ネグロに戦い挑むか、安全な場所に逃げるか迷って
います。もし、戦うなら、最低限の武装が必要です。
ロジネさん、ショートソード、ナイフ、革鎧を12名分が最低必要です。
お願い出来ますか。あと、ここでは、ジロンと呼んで下さい。
「精霊のイヤ、ジロンさん、すぐにでも用意するよ、ほかにないか」
「ロジネさん、これは大変お願いです、将軍ネグロの増援部隊の件が片づい
たらエルフ達には、世界樹の結界内に避難してもらうつもりです、他族と
の接触を絶ち、これ以上理不尽な目に会わないようにします。
そこで、お願いです、10年後か50年後分りませが、助けを求めにきた
時に力になってくれませんか?」
「ジロンさんは、一緒に居てやることは、出来ないのか」
「エルフ族を差別する者、搾取する者がいなくなる世界に将来必ずなります。
自分が一緒ですとエルフ族が一人立ちできません。」
「わしが、生きている間は約束出来るがその先は」
「ロジネさんが生きている間は、お願いします。
これからは、世界樹の素材が入らなくなります。」
「対価というわけではありません。これをお渡しします。」
(精霊のお守り2個、世界樹の枝40本、世界樹の実(青色20個、
黄色10個)世界樹の葉っぱ30枚、アイテムバック2ヶ)
「待て待て、世界樹の実と葉っぱは、わしが持っていても使えない。
薬師ギルドのロジーナを呼んでもいいか?」
「ロジネさんはミドロバ村との関係は、」
「ロジーナの母親はエルフでクロバ爺さんと同じく勇者の従者をしておった、
ロジーナは、ハーフエルフでクロバ爺さんと長い付き合いなんだ」
「ロジネさん、自分も是非、ロジーナの協力を頼みたいです」
「タミラすまんが、ロジーナを呼んで来てくれ」
「わかったは、行ってくるわ」
(タミラが出て行く)
「ナビ、不審者はいないか?」
「オーナー、居ません、弟子も離れて作業をしています」
「ナビ、ありがとう、引き続き警戒を頼む」
「ジロンさん、今の声の主は何処にいるんじゃ」
「ロジネさん、相棒のナビです、姿を隠して警戒をしています、正体は明か
せません。すいません。ナビ、ロジネさんに挨拶を」
「ロジネさん、ナビと言いますオーナーの相棒です、姿を見せずにごめんな
さい」
「ナビさん、宜しくじゃ」
・
「ジロンさん、クロバ爺さんの最後知っているか?」
「はい、聞いた話では、将軍ネグロに世界樹の実を取り行かせる為、言うこと
聞かないクロバさんを拷問に掛け、最後は殺したそうです」
「勇者の従者までしたクロバ爺さんを拷問で殺すとはこの国はどうかしている」
「ジロンさんがエルフ族が他族との接触を絶ち、これ以上理不尽な目に会わな
いようにすると言った意味が分かった」
(タミラがロジーナを連れて、部屋に入り椅子にすわり、これまでの話しをする)
(ロジーナは、年は30台前半、金髪の髪、耳は人と同じ)
(ロジーナがサトルに話しかける)
「ジロンさん、精霊の加護の光を見せて下さい」
(サトルは左手の甲を光らせた)
「精霊様のお使い様、ありがとうございます。エルフ族の為に協力させ下さい」
「ロジーナ、何時の日か困っているエルフ族を助けて下さい、お願いします」
「はい、約束します」
「タミラさん、ロジーナさん、ナビを紹介します、姿を隠して周囲を警戒して
います。 ナビ、挨拶して」
「タミラさん、ロジーナさん、ナビと言いますオーナーの相棒です、姿を見せず
にごめんなさい」
「「はい、ナビさん宜しくお願いします」」
「ナビ、精霊のお守りにアイテムバックLV1通常を付与、3つ作成、
次にアイテムバックLV5状態停止を付与、3つ作成して」
「ロジネさん、アイテムバック斜め掛けにして、外ポケットを触り、収納世界樹
の枝20本と唱えて下さい。タミラさん、ロジーナさんも覚えて下さい」
「ジロンさん、やってみます、収納世界樹の枝20本、あー消えた」
「ロジネさん、出す時は取り出しと唱えて下さい、半透明な画面が目の前に現れ
ます。取り出し物を念じるか、声をだして唱え下さい」
「はい、取り出し世界樹の枝1本、・・上手くいきました」
「ロジネさん、これでロジネさんしか、このアイテムバックは使えません」
「次に、精霊のお守り首に掛けてアイテムバック収納、取り出しをして下さい。
「はい、アイテムバック収納、・・取り出し・・収納」
「ロジネさん、この精霊のお守りはロジネさん専用です、肌身離さずつけてくだ
さい。ロジネさんに危険迫ると、自動的に結界が張られます。騎士の武器では
破壊できません。魔法も中級まで防ぎます」
「それでは、タミラさんの番です」
・
「ロジネさん、タミラさん、ロジーナさん、世界樹の素材、有効に使って下さい、
将来、来るであろう、エルフ族をお願いします。」
「ジロンさん、待ってろ、頼まれた物を取ってくる」
・
「精霊のお使い様、ミツバさんの様子どうですか?」
「ロジーナさん、ジロンでお願いします。ミツバさんは、まとめ役として気丈に
振るまていますが、迷っています、戦うか、皆を連れて安全な場所に行くか」
「ジロンさん、ミツバさんが戦うと決めたらどうするですか?」
「相棒のナビと共に、誰も傷付けない作戦を考え、準備をします。」
・
「ジロンさん、頼まれた物だ、どれも一級品だ、金はいらないからな。
後、お前のショートソードだ、得物を持っていないと悪い奴に絡まれるぞ」
(サトル、ショートソードを腰につけ、武器などアイテムボックス入れる)
「みなさん、私は王都に行き、ネグロ将軍の動向を探ります、この途中で
俺ジロンは、ミツバさんに大量の荷物を渡す為、辻褄があうように死を
偽装しますので、驚かないで下さい。
ミツバさん達、生き残った人が、安全な場所に行くのを祈って下さい」
(サトルは、礼をして、鍛冶屋を後にする)
(ロジネが、二人に話しかける)
「ジロン、本名サトルは只の人と言ったけどよ、懇意の守衛隊長の話では、空飛ぶ
乗り物を使って見もたことも無い魔法で、村にいた部隊を1晩で殲滅したそうだ
精霊様のお使い様に間違い無いな」
(ロジーナが)
「見えない相棒、大量の世界樹の素材、精霊様のお守り、アイテムバックの作成
圧倒的な武力、伝承で言われている、世界樹の木を傷つけた国を滅ばした精霊様
のお使い様と似ていますね」
(タミラさんが)
「内のロジネの恫喝に怯まず、まっすぐ目を見て堂々話す姿は、長い人生を経験
したお爺さんのような、人ですね」
「わし達は、精霊様のお使い様を信じて、ミツバさん達の安全を祈ろう」




