17日目の1 エルフの双子
17日目 夜中の1時
(ピピピ)
「オーナー、1時です」
「ナビ、ありがとう」
「服装は、ドレーシさんから貰った黒の上着、黒のパンツを着るか」
「ナビ、エルフの子供を助けにいく、警戒を頼む。奴隷組合地下転移ポイントへ」
1秒後 地下エルフの檻の前に転移。
2秒後 檻の中に転移。エルフの子供は抱き合い眠っている。
3秒後 箱取り出し、中に毛布敷き、1人づつ箱にそっと入れる。
・
・
6秒後 ミドロバ村南の森の訓練所転移。
(転移のショックで、子供は目覚ます、泣き始めた)
(ヤバ、不味い、自分が落ち着こう)
「大丈夫だよ、飴をあげたお兄さんだよ」
(泣き止まない)
「飴だよ、ここは、エルフの村、世界樹の森だよ」
(泣き止まない、泣き声が大きくなる)
「ナビ、ミツバさんに頼もう」
(サトルは、精霊のお守りを2人の首に掛ける。キックボード出し、子供がいる箱
をキックボード乗せ、後ろにまたがり、子供が落ちないよう支える)
「ナビ、操縦して、高度50cmで早足の速度でミツバさんの所へ」
「オーナー了解」
(子供は泣き疲れて、泣き声が小さくなる、長い10分が過ぎテントに着く)
「ミツバさん、ミツバさん、」
(ミツバは、泣き声とサトルの声で目を覚ます)
「サトルさん、その子達は?」
「奴隷組合にいたので、連れ出しました」
(ミツバは、良し、良しと言いながら、子供の顔を見る)
「この子はエレン、エレノア。カンナを連れて来ますので、見ていて下さい」
「カンナさん?」
「この子達は、カンナの子供です、すぐ、戻りますから」
(ミツバがカンナのテントへ走って行く、コトリが目をこすり、起きてくる)
「お兄ちゃん?あー、エレンちゃんとノアちゃんだ」
「コトリちゃん、2人に声を掛けて、安心させて」
「うん、コトリだよ、はい、頭なぜなぜ、お母さんが直ぐにくるから」
(泣きやんだようだ)
「コトリちゃん、ありがとう」
(カンナの声が聞こえる)
「エレン、ノア」
(カンナは2人を抱きかかえ、泣いている)
・
(サトルは、テーブルと椅子を2つ出し、紅茶をテーブルに置く)
「カンナさん、甘い紅茶です、飲ませてあげて下さい」
「サトルさん、ありがとう、ありがとう、わたしは・・」
「カンナさん、もう心配する事はありません、大丈夫ですよ」
「お兄ちゃん、塩ラーメンだよ、コトリを助けてくれた時と同じように」
「辛さ控え目の塩ラーメンをみんなで、食べるか」
(両手鍋に塩ラーメンを3人分入れ作る、半人前分6つの器に入れ、皆に配る)
「お兄ちゃん、おいしいね」
「カンナさん、エレンちゃん、ノアちゃんの笑顔は一生忘れないなあ」
「エレンちゃん、ノアちゃん、飴のお兄さん覚えている」
「うん、うん」
「お兄さんが奴隷の首輪を外すからね」
(サトルは、転移を使い奴隷の首輪を外す)
「カンナさん、ミツバさん自分は、そろそろ戻らないといけません。
3つ目のテントをカンナさん達が使って下さい。古着ですが子供服を200着を
買いました。子供に合う物を着せて下さい」
(古着の子供服10箱を取り出し、蓋を開ける)
「お兄ちゃん、戻るの?」
「ごめんね、まだ、お仕事があるんだよ」
「サトルさん、ありがとう」
「ミツバさん達に頼まれたと物と今後必要となる物を買いました。
楽しみにして下さい。それでは、戻ります」
・
(サトルは、ミツバさん達と別れ、宿へ転移する)
(子供達は、ウトウトし始める)
「ミツバさん、私は、皆さんを裏切っていました、精霊のお使い様が深夜、私達
を助けに来るのを漏らしたは私です、ごめんな・さ・い、し・み・ま・・」
(カンナから大粒の涙が溢れ、言葉が不鮮明になる)
「カンナさん、あなたの苦しみは、良く分ります、私もコトリ一人を世界樹の森
へ行かせた時は、胸がはち切れそうでした、何も出来ない無力を呪いました」
「ミツバさん、私はどうしたらこの罪を償えば良いんでしょうか」
「ミツバさん、私を罰して下さい、お願いします」
「カンナさん、エレンちゃんとノアちゃんが帰るまで、私と同じように胸がはち
切れる思い、何も出来ない無力がずーと続いていたでしょう、だからもう
あなたは神様から罰をいただきましたよ」
「でも、みんなは許してくれるでしょうか?サトルさんは子供を守る為、腕が
吹き飛びました、私のせいで、他のお母さん達、子供を危険な目会わせました」
「サトルさん、最初からカンナさんのように子供を人質に捕られ、計画が漏れる事
を想定していました、その証拠に計画の詳細はだれにも分からないようにしてい
ました。 コトリには、大きな音がしてから行動しか教えていませんでした。
サトルさんから渡され手紙もです」
「サトルさんは、私達を助けたあと直ぐに、私に子供が人質になっている人は居
ないか、子供を助けに行きたいと私に言いましたよ。」
「サトルさんは、最初から許しているですよ、いえ、(許すも)(許さないも)
ないです、ただ困っている人を助けたい、助けないと後悔すると思いだけで行動
しているんです」
「カンナさん、偶々あなたのエレンちゃんとノアちゃんが人質になっただけです、
ほかのお母さんの子供が人質になってもカンナさんと同じ行動を必ずします。」
「カンナさん、ほかのお母さんに何があったのを話し(ごめんなさい)と言えば
良いんですよ」
「ミツバさん、私は何と言えば・・・」
「サトルさんが言ってました言葉にならない時は日本では(ありがとう)言うと」
「ミツバさん、ありがとう」
「カンナさん、涙を拭いて、子供と寝ましょ」
「はい、ミツバさん」
・
◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇
17日目
時間は8時
(場所は奴隷組合タンブル支部)
(守衛が支部長デミングの執務室に駆け込んできた)
「支部長、エルフの子供が居ません、跡形もありません」
「何だと、地下に行く、ついてこい」
(デミングは、エルフの子供の檻の前で、つまづき、檻にぶつかる)
「えい、忌々しい、エルフの子供が居ない、消えている」
「もしや、領主の屋敷で聞いた、精霊のお使い様のしわざか?」
(デミングの脳裏に昨日、領主の屋敷で扉から漏れ聞こえた神罰の話しが蘇る)
「これで、良かったかもしれんな、執事のセバス様に報告しとくか」
「私は、領主の館に行く、この件を騒ぎ立て無いようほかの者にも伝えておけ」
「はい、支部長」
◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇◇ ◇ ◇ ◇
時間は8時
(サトルは朝食を終え、ナビと相談している)
「オーナー、悩みごとですか?」
「ナビ、ジロンをどう死んだことにするか、ジロンが死ぬと商人身分証明書が使
えなくなる、どうしょうかと考えているんだ」
「オーナー、なぜジロンは死ぬんですか?」
「ジロンがタンブルで買った品物を王都で売らないと辻褄が合わないんだ、だか
ら死んだことにするんだよ」
「オーナー、スキル隠蔽とコピー機能を使えば商人身分証明書の偽造ができます」
「ナビ、ありがとう、身分証明書をアイテムボックス入れればいいか?」
「はい、後は、ナビが商人身分証明書の偽造します、名前と年齢はどうします」
「8人兄弟の設定だから、アロン、イロン・・6番めとして、カロンにする。
年齢は21歳」
「オーナー出来ました、ステータスはジロン同じです、商業ギルドの商人登録
発行盤で確認されない限り問題ありません。」
「ナビ、ありがとう、後はジロン何処で、何時、どう死ぬのか、どう知らせるか」
「オーナー、王都に向かう街道沿いで死ぬのは自然です、まずタンブルの出発を
何時するかを決める為に、今日の予定をこなしましょう。
「ナビ、ドワーフ元締めロジネを訪ねよう」




