16日目の3 神様の伝令役
時間は18時半頃
(サトルは宿に戻り食事を取っている。スミルが守衛に連れらて行くのが見える)
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時間は19時
(サトルは、宿の部屋に戻り、久ぶりにリラックスして煙草を吸っている)
「ナビ、やることが一杯あって、気がつかなかったが、コピー制限の1kgを超
える物、テント、毛皮をコピーしていたんだが、訳を教えて」
「ナビの第二制限解除で、コピー元重量制限が無くなりました。コピー制限は、
MP量とナビの判断でコピーの可、否します」
「ナビ、例えば何がだめなの?」
「ミスリル、オリハルコン貴重金属等、世界のバランスを崩すものです」
「軽くても、金貨等をコピーしたら、経済が破綻するからな」
(サトルは、納得して、また、煙草を吸い、思考はエルフの子供ことに移る)
「ナビ、2人をどうやって運ぶかな、両手で抱えるには大きいし、どうするか?」
「オーナー、子供服を取り出し、箱に入れるしか無いようですね」
「ナビ、箱しかないか」
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「ナビ、スミルは今どこに居る」
「オーナー、領主館です」
「尋問を受けているんだろう、ナビ死んだら分かる?」
「オーナー、動きが不自然になるので、推測できます」
「スミルの事は分かった。子供は、夜中に連れだそう、少し眠る1時に起こして」
「了解、オーナー」
(甘口カレーを20個と煙草をコピーして、寝るか)
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(タンブル領主館、領主の部屋)
(領主が椅子に座り、斜め後ろに執事セバス立っている、テーブルを挟んでスミル
が座わっている。その後ろ守衛が2名立っている。)
「スミル、もう一度、精霊様のお使い様の伝言の話をしろ」
「俺が上司に伝言を伝えた時から(ビオネジ国王が7日以内に退位しないと神罰が
下る、伝言が国王に伝わらなくても神罰が下る)です」
「スミル、お前がここで死んだらどうなる」
「俺が死んでから、ビオネジ国王が7日以内に退位しないと神罰が下ります」
「スミル、精霊様のお使い様はどんな魔法使っていたか」
「空を飛ぶ乗り物から、魔法を撃って、テントも人もは吹き飛ぶ、木は倒れます。
爆裂魔法と違います。
見えない矢を無詠唱で撃ち、撃たれ者は即死します。風魔法とは違います。
1晩で、俺以外の約100名の部隊は全滅しました。
私の時は生かす為に両肩、両足を石魔法で撃たれ、痛いと叫ぶと魔法で痛み消し
血を止めました。その後、魔法で怪我を治しました。
私が解放された時、仲間の遺品持って帰りたいと言うと、精霊様の許可をもらい
革袋をアイテムバックにしてくれました。」
「精霊様のお使い様は、なぜ、部隊を全滅したか分かるか?」
「ネグロ将軍が世界樹の実を欲しさに村を夜襲し、降伏した者含めエルフ約300
人を男女構わず殺しました。精霊様のお使い様の怒りに触れたと思います」
「セバス、空飛ぶ乗り物、知らない魔法、精霊様のお使い様の怒りで1晩で100
人の部隊が全滅、この話しを信じられるか?」
「主様、分かりません、試してみたいことがあります、許可を頂けますか、主様」
「許可する、やってみろ」
「奴隷組合支部長デミング様、お入り下さい。」
「領主様、失礼致します」
「デミング様、この者の奴隷の首輪の首を外して下さい」
(デミングはスミルの後ろに回り、鍵を差し込もうとしている)
「セバス様、鍵穴はありますが、鍵が入りません」
「精霊様のお使い様の魔法が掛かっているから、外れないんだ」
「スミルそれは、本当か」
「はい、間違いないです」
「デミング様、今の話しは他言無用です、お帰り下さい」
「領主様、失礼致します」
(セバスが守衛に耳打ちすると、ショートソードを抜きスミルに切り掛かった
カキーンと音がした)
「精霊様のお使い様から精霊様のお守りを頂きましたから、切れません」
「スミル、精霊様のお守りを見せてみろ」
(スミルは、胸に隠していた、お守りを見せる)
「スミル、外して見せろ」
「領主様、精霊様のお使い様から外す事を禁じられています」
「スミル、外すとどうなる」
「領主様、聞いていません、俺が死ぬのか、外してから7日後に神罰が下るか、
分かりません」
「セバス、何か良い考えはないか」
「鑑定師を待機させています、お守りを鑑定したいと思います」
「許可する」
(鑑定師がお守りを鑑定している)
「領主様、結界魔法付与さています、他に魔法陣がありますが鑑定できません。
素材は、世界樹です」
「なに、世界樹の素材で作られいるとは」
「主様、スミルの話しを信じるしかなさそうです」
「セバス、そうするとスミルは一時的に神様の伝令役になるぞ」
「はい、主様、スミルに危害を加えると主様にも神罰が下る可能性があります」
「セバス、皆の者に伝えよ、スミルは使命が終わる迄、神様の伝令役である。
客人待遇とする」
「神様の伝令役スミル、馬は乗れるか?」
「領主様、乗れません」
「明日、神様の伝令役スミルは王都に向け馬車で出発する。
騎士10騎で護衛する。」
「セバス、手配を頼む」
「はい、主様」
「ネグロめ、全く面倒ことを引き起こしてくれる」
「セバス、この件を書類に纏め宰相に報告するよう手配のこと」
「はい、主様」
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(スミルは執事に案内され客室に入る、用意された食事を食べる)
「あー死ぬかと思った、精霊様のお守りさまさまだ。俺が神様の伝令役ね。
王都に行ったら尋問されるのかな、気が重い、考えても仕方がない。寝る」




