12日目の5 偵察
時間は21時頃
前照灯を点けず、めがねで暗視し、コトリちゃんが歩いて来た道を村に向けて歩く
速度でゆっくりと進んで行く。
・
1時間は経ったか、木の隙間から瞬くように光るが見える。慎重に進んで行く。
見えていた光が、たき火だと認識できる距離まで来た。
時間は22時頃
走行距離計を見る(ここまで3.1キロか。)つぶやく
キックボードをアイテムボックス入れて、音をださないよう、背を低いして慎重に
周辺を偵察する。
30分程偵察して判ったことは、
広場は学校の運動場の2倍ぐらいで、形は楕円形
広場から外れると、高さ10mから15mの木が、数m前後の間隔で生えている。
家は生えている木を柱に使い、歪な形をしている。
広場の西側にテントがあり大きく立派なテントが2張り、数人は寝れると思われる
テントが10張り以上ある。
たき火が数カ所あり、たき火付近には2人1組でテントを警備している。。
東側には教室2個分ぐらいの建物ある。コトリちゃんが言っていた集会所だろう
集会所の西側には出入り口の扉があり、たき火を焚き、2人が警備している。
200m程来た道を歩いて戻り、キックボードを取り出す。
高い木を見つけ、キックボードで10mぐらい上がり枝に乗り移り、ロープで落ち
ないように体と枝を結ぶ。
スマホを取り出し、[ナビAI]に偵察飛行するように指示する。
キックボードが離れ、上昇していく、村へ偵察に向かう。
MAPを見ると、今まで表示されていなかった部分が表示されていく。
それと同時に飛行経路、建物の位置等が表示される。
地図を縮小すると拠点のテントから村まで走行経路がわかる。
拠点のテントを拡大し、コトリちゃんに動きが無いか確認する。
テントの位置にコトリちゃんを表す◎ある。寝ているようだ。
コトリちゃん様子を見て安心し、煙草を吸う。
○コスは火が出ないので、こういう時は、助かる。
飴10個入り袋を50組コピーしておこう、子供は喜んでくれるかな。
後、ミニバックも50個、ハンカチとティッシュをMPに余裕が有るときにコピー
しておこう。
キックボードは、高度を下げテントの上空を飛でいる。鑑定してるようだ。
再び高度を上げ、集会所に向かい高度を下げて上空で鑑定している。
さらに高度を下げて、集会所の屋根に着地した、大丈夫かな思っていると
スマホから、音声が聞こえてきた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
集会所の警備員の声が聞こえてきた。
「お前、飲みすぎだよ」
「ここに居るのはエルフの子供と女だけ、他の奴らも飲んでるから心配すんな」
「副司令官は、厳しから二日酔いが見つかったら、俺も厳罰だ。」
「判ったよ、所で、将軍のネグロは、残虐だな降伏してきた、エルフを女も構わ
ず殺してよ、加護持ちの長老も拷問の末、殺してよ。」
「あの将軍この前の戦で、敵の罠掛かって、自軍は夾撃され敗退、味方の半数は
帰ってこないは、連れていった息子は、片腕を無くして散々。
普通なら処刑ものなのに敵が2倍で、魔法師いたなど嘘を並べたらしいよ」
「よくそんな嘘が通じたな」
「そこは、副司令官様が将軍に絶対服従で、将軍の嘘を追認したんだよ。
ダメ押しとして、200名の軍でエルフの村を襲って、上級回復薬100本
上級解毒薬100本を王に献上する約束をしたんだとさ」
「軍でと言ったけど、宮廷序列一位魔法師長を筆頭に宮廷魔法師10人もいて
上級魔法をバンバン撃ていたけど」
「将軍は、宮廷魔法師長に上級回復薬5本、中級薬を20本の約束でこの計画に
きてもらたとよ」
「買収したのか」
「そうよエルフ特製の上級回復薬は肉体の欠損も治る1本最低金貨200枚の
品物よ」(日本円で約2000万円)
「精霊魔法を放つエルフに兵士が何人いても勝てないから宮廷魔法師に来てもら
った訳か」
「だからよ、エルフの長老を拷問して上級回復薬の有り場所を吐かせた訳よ、
やり過ぎて死んでしまったけど。
加護持ちの長老が死んで、将軍は青くなったが、孫が加護持ちと知って機嫌が
良くなった、まあ子供の方が使い易いからよ」
「それで、上級回復薬は何本あった?」
「上級回復薬7本と中級薬を30本あった、おまけにエルフの長老が世界樹の実を
取って来たばかりでエルフの薬師たちにすぐに、上級回復薬20本と上級解毒薬
20本作らせて、将軍と宮廷魔法師長は意気揚々と王都に帰ったわけよ」
「加護持ちの子供に母親を殺す言えば何回でも世界樹の実を取りに行くな」
「あの将軍は悪運だけは、強いからよ」
「今回76名死んで29名重軽傷を負ったが」
「王様は、結果さえだせば、兵士が何人死のうが、気にしないからよ」
「俺たちは只の盤上のポーンか、やってられないな、酒でも飲まないと」
「分ってるじゃないか、飲もうぜ」
「飲み過ぎ無いようにな」
(兵士は、又、酒を飲み始めた)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スマホから音声が消えて、キックボードが高度を上げ始め、帰って来るようだ。
「なんて、ひどい話だ」知らないうちに声を出していた。猛烈な怒りが湧き上
がってくる。この怒りの矛先は判っている。怒りを覚悟に向けるしかない
のは、判っているんだ、でも、小心物の俺に出来るのか、今は分からない。
・
知らないうちに、煙草を吸っていた、どの位吸っていたか分からない。
22時半過ぎた頃、意識が現実に戻った。
キックボードが既に木の下に着陸していた。
スマホからピピピとなった。
[ナビAI]からメッセージ (偵察結果を閲覧します)
広場は縦112m×横231m(最大長)形は歪な楕円形
貴族テント(6×6m)、大型×2(5×5m)、中型(4×4m)×13
人員は、貴族テント×2名、大型Aテント×5名、大型Bテント×10名、
中型テント×5名×13=65名 守衛2名×5=10名 計97名
内魔法師5名を確認
守衛は2名1組、配置は、
村の西側入口に1ヶ所、テント郡の前に3ヶ所、集会所前に1ヶ所
(警備員ではなく、守衛と言うのか)
守衛の武装は、革鎧、ショートソード、槍
その他の武装、兵種は、現時点では確認出来ません。
テント郡の後ろには、
荷物を載せた馬車が5台、積まれた多数の箱、馬が6頭
広場の南側に確認出来た破壊された85戸の家、瓦礫の山、焼かれ死体
集会所の人数は、寄り添って寝ているため、確認出来ませんでした。
魔物避けの結界が4ヶ所が村の外側にある。
人の活動状況は、全体の9割は、睡眠状態です。
MAPがレベルのアップしました。[MAPLV2]になりました。
LV2に機能は、オーナー、スマホ、キックボードを中心に10キロの範囲で
未表示領域が表示されます。
(全員が眠る時間、守衛の交代時間、武装、指揮官等不明な点あるな、夜中まで
30分毎に偵察飛行するか)
[ナビAI]へ30毎に偵察飛行を指示。
・
23時過ぎには、守衛を除き睡眠中。
・
2時頃 守衛交代
(それ以外は目立った動きはないか、コトリちゃんの事も気になる、拠点のテント
に戻り、眠るか)
(キックボードをスマホから操作して、木から乗り移り、拠点のテントに戻る。)
(コトリちゃんは良く寝ている。)
(煙草と救助後の夜食として、塩ラーメン×20個(MP8000)をコピー指示)
体を洗浄し、シーツに包まりテントの脇で眠る)




