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矯正社会

作者: 雨海風舞


差し出された解答を疑うことなく呑み込んで

シュレッダーにかけられた僕の答案

馬鹿だなと君は笑い

もっと頑張れと先生は怒る

大人が作った1つの正解だけが正しいわけじゃないだろう

穏やかなナイフに脅されて与えられた

そんな単位は欲しくないや


小さく呟いた一人言で燃やされる

真実を探そうともしないで酸素を注ぐ

灰になった僕の資料

ざまあみろと君は笑い

上司は憐れみの眼差し

多数決で決まった案だけが素晴らしいわけじゃないだろう

誰かを犠牲にしたコンクリートの道なんて

歩きたくはないや



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― 新着の感想 ―
[良い点]  学生時代と社会人時代との対比が分かりやすく、二回出てくる「君」や「先生(上司)」の役割が明瞭なので、全体的に綺麗な構成だと思います。  「ないや」っていう語尾も、幼さの中に確固たる意志…
2020/01/29 21:47 退会済み
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