哀れ、オートマタ
サニー「やあー!画面の前のみんな、こんちゃ!
君の携帯はハッキングさせてもらったよーん。
今回の話は僕が暗号化したから、絶対閲覧できましぇーん!エッヘーww」
備考「サニーシリーズで一人、その他、店員、バイヤー、神官、ベアトリーチェはもう一人の、二人で役を担当する事
emergency この台本は感情を左右する場合があります。気分が悪くなったら、演技、視聴を控えること。」
レベル99権限を使用、暗号化セキュリティを解除します
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authorize Accessibility ride on yang wei
おはようございます、オラクル・ヤン
ヤン「女の子達!はじまるアルヨー!」
タラクネ区郊外 集落付近
サニー「あれー?おかしいねー。
知らないダンボールがあるよ。
あけちゃお!」
犬「ウウウウウウ」
サニー「お!このままだと死ぬね〜。
なんか食べた方がいいよーん。」
バイヤー「ボス、そろそろ昼メシ食っていいですか。」
サニー「いいねぇ!みんなのお肉集めてきてくれないかなぁ?」
バイヤー「いいっすよ。何に使うんですか、その犬、食わないんですか。」
サニー「やだなぁ!食いしん坊じゃないんだよぉ?僕はぁ!
僕は人間になりたいの!
犬になりたいんじゃないのー!
犬と言えばお肉っしょー。
じゃ、よろしくね!バ・イ・ヤーちゃん!」
バイヤー「貰ってくるっす。」
サニー「これがペットってやつぅ?
人間ってペットに名前つけるらしいじゃなーい?
なんにしたろかのぉ!
旦那…旦那…スーちゃんにしたろか!」
バイヤー「貰ってきたっす。
ウィンナー、サイコロステーキ、人工肉、Z'sのモモ肉っす」
サニー「サンキューサンキュー!全部あげちゃお。
あ。
僕さぁ、どのぐらいあげたらいいかわかんないんだよねぇ。」
バイヤー「一食分はあるっす。」
サニー「いいねぇ!あのさぁ、僕さぁ、今からエサ買ってくるから、留守の間工場任せていいかなぁ?」
バイヤー「工場長に言っとくっす。
……犬っすか?」
サニー「犬だよー、ベティが動物好きだったから」
バイヤー(ベティ、ボスがいっつもいっつも言ってる人っすね、気の毒っす)
サニー「よろしくー!行ってきまーす!」
バイヤー「行ってらっしゃいっす」
バイヤー(ボス、もう医療用大麻なんて、はっきり言って無駄っす。でも、自分も作り続けてるっす、横流しして申し訳ないっす)
ベアトリーチェ サンデイ、もういいの。
残念だけど、諦めるしかないわ。
サニー「…………うん………何買おっかなー!」
タラクネ区 郊外 キャプテンスーパーマーケット
サニー「みんなー!そう、これ見てるあなた!スーパーに来たよー!
エサを探すよ!どこかなー?」
店員「あ、犬用のエサですか?看板つってありますよね?
ペットのコーナーです。」
サニー「わーい!探しに行っちゃうよん!
お姉さん、ありがっとん!
………お姉さん、あれなにー?」
店員「あ、あれなんですけど、防犯用のサニー3です。店員だったんですけど、強盗に右腕を壊されちゃったんですよー。
機能停止しちゃったんで、そのまま放置してあります。」
ベアトリーチェ 私は本当によくしてもらったわ。私の分まで、誰かの力になりなさい。
サニー「………うん………」
店員「お客様?」
サニー「あ、いい事思いついちゃったー!
今行くよー!」
店員「お客様!?ちょっと!そこは従業員だけです!」
サニー「僕のお兄ちゃんじゃん!久しぶりー!元気してた?
今右腕あげるねー」
店員「お、お客様!?なにしてるんですか!?」
サニー「右腕あげてるんだ。あ、なーんだ、エネルギー不足かぁ、僕のあげればオッケー!
あ、おねーさぁん?左腕しかないからカゴ持ってー!」
店員「は、はぁ」
サニー「お会計お願いしまーす。」
店員「1800円になります。」
サニー「はーい、あ……ちょっと待ってー!
ジャラジャラ、はいこれ」
店員「あー、お客様?五百円が7枚?
4枚で大丈夫ですよ。」
サニー「あっははー、またやっちゃった。
じゃ、3枚?かな?これは僕のなのね!」
店員「ええ…二百円のお返しになります。」
サニー「あのさぁ?このちっちゃいやつ使いにくいんだよね、お姉さんにあげる。
じゃあね!」
店員「お、お客様!?お釣り受け取ってください!
あ、ちょっと!サニー3、どこ行くの!」
ベアトリーチェ サンデイ、お札を持って行きなさい。
大丈夫よ、あなたは出来損ないじゃないわ。
サニー「…………お札はベティが使ってよ。
歩くのめんど!飛んで行っちゃお!」
タラクネ区 場所は伏す 噴水
サニー「ベティ、来たよ!
犬飼うことにしたんだ!
名前はね、スーちゃん!
メアリーの旦那からとったんだよ〜。」
サニー「でね!前は仮想空間に行ったんだ!
で、ベンディおじさんと友達になったんだ!
ベンディおじさん、どこにいると思う?
驚くよ〜、なんと、なんと、データになって入れ物の中!ウケる!傑作!」
サニー「まだベンディおじさんは現世に帰ってきてないんじゃないかなぁ、会えるの楽しみだなぁ!
そうそう、聞いてー!
アリスちゃん?もついでにサルベージ出来ちゃったんだ!
褒めて褒めて!」
サニー「暗くなってきちゃった、またね。」
タラクネ区 郊外 医療用大麻工場
サニー「たっだいまー!みんな元気してたん?」
バイヤー「遅いっす、もう定時っす。
スーちゃん、お腹空いてるっす。」
サニー「あ、忘れてた!ごめんねー!
バイヤーちゃん、犬ってさぁ、何時頃にご飯食べるの?僕、わっかんなーい」
バイヤー「朝と夜っすね、寄り道っすか?
まあ、どこ行ってたかは察しがつくっす。」
サニー「噴水だよ。
ベティはね、噴水が綺麗だから好きなんだよ!」
バイヤー「前にも聞いたっす。ボス、もうやめた方がいいっす。」
サニー「なんでぇ?」
バイヤー「まあ、でしょうね。
ボスの事だから忘れてると思って犬小屋買ってきたっす。」
サニー「バ・イ・ヤー、さん!サンキューサンキュー!
明日休みでいいよ!お給料は出るよ!」
バイヤー「ボス、明日も働くっす、もらいすぎなぐらいっす。」
サニー「いいよ!」
タラクネ区 場所は伏す 噴水
サニー「カリカリと、牛肉と、唐揚げと、レバー?だっけ?よっくわかんなーい
お買い物また出来たよベティ!」
サニー「お肉といえば…あー、ベティ?
あの時びっくりしたよね、ごめんねー
実はね、あれさ、死んだ人の脳みそだったんだ。
今も死んだ人の脳みそと腸しか食べてないよ。
褒めて褒めて!」
サニー「また、頭撫でて欲しい」
タラクネ区 郊外 医療用大麻工場
サニー「みんな!おはよー!ラジオ体操の時間だよー!」
バイヤー「ボス、なんで右腕ないんすか。」
サニー「あげた。」
バイヤー「でしょうね、まあだいたい察しはつくっすけど。
自分、好きっすよ、そういうとこ。」
サニー「あれー?あれれー?バ・イ・ヤーさん!」
バイヤー「いっちに、いっちに」
サニー「僕も大好きだよん!」
スー「わん!」
サニー「はいはいはいはいよーしよしよし
お肉!」
バイヤー「ボス、あげすぎっす」
サニー「わっかんなーい」
タラクネ区 場所は伏す 噴水
サニー「ベティ、右腕ね、お兄ちゃんにあげた!
えらいっしょー?」
ベアトリーチェ サンデイ、いい子ね
サニー「ね!ね!」
ベアトリーチェ サンデイ、いい子ね
サニー「ね…」
ベアトリーチェ サンデイ、いい子ね
サニー「涙、僕も欲しいな。」
神官「もし、そこのあなた、神はいます。」
サニー「知ってるよ?うん。」
神官「わー!そうですそうです、神はいます!
よろしければこれからお茶でもどうですか?」
サニー「僕ね!ローズヒップティー好きなんだ!行こー!」
神官「ええ!是非とも行きましょう!」
タラクネ区 郊外 カフェ「ぽんぽこ」
神官「神はいます」
サニー「知ってるよーん!」
神官「私たちの信仰する神はご存知ですか?」
サニー「知らなーい」
神官「あなたは片腕がありませんね、可愛そうに…身体障害者ですね?手帳は?」
サニー「え?よくわかんなーい」
神官「おまけに知的障がい!なんて救われない!
でも大丈夫!こちらパンフレットなんですけど」
サニー「パーカー教?知らなーい
あ、アリスちゃんかな?」
神官「よくご存知で!そうそうそうそう!
我らがアリシア・パーカー様!
彼女はジャバウォックとなり、我々を天国へ導いてくださいます!」
サニー「宗教かあ!へー!すごいね!」
神官「ご興味あり!?あり!?
私たちのサティアンへいらっしゃいませんか?
今!是非!すぐ!」
サニー「いいよー!このお茶おいしーね!」
民間人「きゃああああ!」
サニー「ん!賑やかだ!なんだろね!」
サニー3「サニー13DUO、見つけました。
プロジェクト通り、あなたを処分しにきました。」
サニー「マシンガンだね。危ない!」
神官「いたい!この悪魔め!」
サニー「あらら、血が出てるよ。
僕に捕まってね。
いくよーん。
飛びまーす!」
神官「おお、アリシア様!
やはり神はいました!
信仰が天に届いたのです!」
サニー「あー!これ血じゃない!
青いから皮下循環剤だね、サイボーグじゃーん!なんだー、これなら片腕でも修理出来るぞ」
神官「コネクター?やめなさい!悪魔の使者!何をするのです!」
サニー「暴れちゃダメなのー!
よし入った!
今からハッキングするね。」
神官「この知的障害!かたわ!誰か助けてー!」
サニー「もう少し…もう少し…はいオッケー!」
民間人「おいお前!なにやってんだ!」
サニー「あれー?なんかわかんないけどやばくなぁい!?
サティアンだっけ?また今度ねバイバーイ!」
タラクネ区 場所は伏す 噴水
サニー「今日はね、ここに来た宗教の人の治療をしたんだよ!」
ベアトリーチェ サンデイ、もうやめて
サニー「………いやだ………」
ベアトリーチェ メアリー、サンデイはすごくいい子なの、この子をお願いね
サニー「….……僕は………旦那……」
ベアトリーチェ また生まれ変わったら人間がいい、サンデイ
サニー「…………僕が人間になればいいじゃん!」
ベアトリーチェ サンデイ
サニー「ベティ、これが悲しみなの?」
タラクネ区 郊外 医療用大麻工場跡
サニー「おそくなっちゃったよーん、みんな、元気してた?」
サニー「え?火事?スーちゃん!……スーちゃん?………バイヤーくん?」
神官「この異教徒め!アリシア様こそが唯一の神!
この邪教徒め!」
サニー「僕は神だよ」
神官「貴様、邪神め!粛清だ!粛清だ!」
サニー「バイヤーくん!?スーちゃん!?
どこ!?」
神官「みなさん?あの邪神を粛清するのです!撃ち方用意!撃て!」
サニー「え?…あれ…?」
サニー「これが、恐怖?」
神官「まだ生きてるぞ!殺せ!殺せー!」
サニー「逃げなきゃね!」
タラクネ区 場所は伏す 噴水
サニー「まずい…ベティ、羽が壊れちゃった…もう飛べない…」
ベアトリーチェ サンデイ、いつもありがとう
サニー「ああ、足もダメだ…左腕しか動かないね…がんばれ、僕の左腕くん……」
ベアトリーチェ サニー13DUO、型番じゃかわいそう。今日からあなたはサンデイ・ウィリアムズよ
サニー「サンデイは……いい子なの?
ベティ、こわい…こわい…がんばれ、左腕くん…」
ベアトリーチェ 私ね、子供が欲しかった
あなたは大きい子供ね
サニー「いい子でいたい……いい子でいたい……」
ベアトリーチェ サンデイ
サニー「?……目から、何か出てるよ…これが、涙なの?」
ベアトリーチェ サンデイ
サニー「これが、怒り…?
もう……おそいんだ…ベティ……」
ベアトリーチェ 天国で待ってるわ、サンデイ
サニー「涙は、ベティが死んだ時じゃなきゃ!
……もうおそいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
サニー3「サニー13DUO、見つけました。
プロジェクト通りあなたをー
end