愛の檻 いびつな一時間
またしても15禁です。苦手な人は飛ばして次の話へm(_ _)m
悪夢から覚めると、私は目の前の世界に唖然としていた。
ボロボロの建物。建物中に置かれた錆だらけの機械。建物の真ん中に置かれた古いソファーと椅子。その椅子に座っている私。私は起き上がろうとするが、体中にロープががんじがらめに縛られていて身動きがとれない。口にはガムテープが貼られており、鼻で息をするしかない。
「おはよう、育美。」
育美はふと、前を見た。するとそこに、キャンプ用のバタフライナイフを持った七瀬がいた。七瀬は小さなビデオカメラを撮影しながら、ゆっくりと育美に近づいてくる。
「育美の可愛い声が聞きたいから、これは取った方がいいよね。」
そういうと、七瀬は育美の口に貼られているガムテープをゆっくりと剥がす。育美の口にガムテープの粘着剤がこびりついている。七瀬はそれを手付かずで取る。
「よかった。ここなら誰にも見つからないよ。」
そういうと、七瀬はナイフをくるくると回す。すると、そのナイフの刃を育美のワイシャツのボタンの所めがけて降り下ろす。ワイシャツは真っ二つに分かれ、そこから育美ははだけた裸が丸見えになる。
「やっぱ育美、いい体してるね。」
そういうと、七瀬は育美の裸をまじまじと眺める。
水色のブラからチラリと見える白く綺麗な胸の谷間。綺麗にカーブを描いた括れ。綺麗でさらさらの腹。
「ちょっと、あんまり見ないでよ。」
「あれ、育美顔真っ赤だよ。」
「ち、違うよ。」
そうは言うものの、育美の顔は今、トマトのように赤く染まっている。
「ここは人目もつかないから、犯すにはちょうどいい。」
そういうと、七瀬はいきなり制服の首に巻いているネクタイを外し、ついにはワイシャツまで脱ぎ始める。
「はぁ!?あんた馬鹿?なんでこんな所で裸になるのよ。」
「あれ、ラブホの方がよかった?」
「どっちも嫌よ。ってちょっと・・・やっ」
七瀬は育美に掴みかかり、胸に触ってくる。
「この変態!私を怒らせたらどうなるかわかってるでしょう!」
「じゃあ、怒らせないようにしてあげる。」
すると、七瀬はポケットの中から何かを取り出し、それを育美の口の中に無理やり入れる。
「んぐっ・・・ごぼごぼ・・・何入れた・・・の・・・」
すると、育美は自分の体に異変を覚える。体がしびれていて、声が出ない。まるで金縛りにあったようだ。
「これね、しびれ薬だよ。でも、副作用とかないから安心して。」
こいつ、ぶん殴ってやりたい。
そう思ったが、体が思うように動かずどうすることもできない。ついには人形のようにピクリとも動かなくなってしまった。
「逃げようったってそうはいかないよ。育美はずっと俺の側から離れることはないから。」
そういうと七瀬は次々と育美の服を脱がし、自分も脱ぎ始める。そして、育美にとって一番の苦痛が襲い始める。
一時間後。建物の中でかすかに聞こえる音。熱い吐息。いやらしい声。
「い・・・育美・・・気持ち良くなってきたでしょう・・・うっ・・・。」
七瀬は途切れ途切れで喋る。育美は何も答えることはできない。喋ることはできないけど、体は数え切れない程の痛みでいっぱいだ。
「もっと気持ち良くしてあげるよ。」
七瀬は突然、育美の足を強引に広げた。そして、七瀬は育美の足の中へと入っていく。
痛っ・・・!!!
育美は堪えきれない程の痛みに思わず顔をしかめる。育美の目に涙が溜まる。
私、このままこんな奴と生きていかなきゃいけないのかな・・・せめて、お母さんに親孝行したかったな。真奈美に借りてた本も返しておけばよかったな・・・。
千里・・・あなたともう少し一緒にいたかったな・・・。
育美はそう半分諦めかけていた。その時、
「育美ーーーー!!」
建物の入り口の方で声がした。もしかして、
「ち・・・千里ーーーー!!!」
育美は失っていた声を取り戻し、出せる限りの声で叫んだ。
千里、私半分諦めてた。でも、私は・・・あなたが好きだよ。この先、結婚したいくらい・・・。