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LOVE DAYS  作者: 美環
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高校生ライフ

「育美、おはよー。」


「おはよう、真奈美。」

高校一年生の緒形育美は、下駄箱の所で親友の佐藤真奈美と会った。

育美は、真っ黒な髪の毛を上の部分だけサイドに結び、前髪を七:三に分けて、多い方をピンで止めている。緑のブレザーに白いカーディガン、チェックのスカートに黒い靴下。

一方真奈美は、茶色のショートヘアに右耳にピアス。白いブラウスに襟には赤いリボン。ピンクのカーディガンは腰に巻いていて、短いスカートに白い靴下。

育美の高校は制服でも私服でもOKなので一年生でも私服で来る子がいる。


「放課後暇?今日、駅前のケーキ屋五時から全品半額なんだって。」


「ごめん、今日江藤先輩に誘われて・・・。」


「そんなの断ればいいじゃん。育美、先輩のこと好きじゃないんでしょ。」


「そうだけど・・・。」

江藤先輩とは、剣道部副部長で、生徒会長を務めている人だ。優しくて親切な性格の持ち主で、学園のアイドルである。そんな先輩に付きまとわられているが育美だった。入学式の一週間後から、育美は先輩にしつこく話しかけられたりたくさんメールがきたり、放課後や休日には遊びに誘われたりと、こんなことが日常茶飯事だった。


二人は小走りで教室へ向かった。その後すぐに授業が始まった。




放課後、育美と真奈美は部活中だった。二人ともバレーボールは高校に入って初めてだが、呑み込みが早くて一学期の終わり頃にはレギュラーになれるようにまでなった。

練習終了後、二人は着替えるために部室へ向かった。


「あっ。江藤先輩だ。」

二人は剣道部の前を通った。江藤先輩は竹刀を持った人形に、面や後手などの技を決めていた。

「やっぱ先輩はかっこいいよ。見て、あそこにファンクラブの連中が。」

育美は、真奈美の指指す方を見た。見ると、入り口の周りを取り囲むようにたくさんのファンクラブの女の子達が、写真を撮ったり、キャーキャー叫んでいたりしてた。

剣道部を過ぎる前に、育美は剣道場の真ん中でコテンパンに殺られている人を見つけた。


「・・・・弱い奴。」


これが、育美の恋の始まりきっかけであった・・・・。

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