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LOVE DAYS  作者: 美環
14/44

二年生スタート


朝七時半。育美は若葉公園の前にいた。千里と待ち合わせしているのだ。


「あと五分かぁ。」


育美は、前回と比べて、ずいぶん変わった。


腰まで伸びた髪を肩ちょっと下まで短くして、緩く巻いている。唇にピンクのルージュをつけて、軽く化粧もしている。制服の着方も、襟をがっつりあげたワイシャツを第2ボタンを外して、首につけているネックレスが見えるようにしている。スカートも短くして、靴下をハイソックスにして、育美は全体的に大人っぽくなった。


五分後、育美は携帯を見ていると、南の方から千里がやって来た。


「育美ー。」


「おはよー、千里・・・。」


育美は、上げていた右手がピタリッと止まった。育美は千里に見とれていた。


違う・・・。いつもの千里じゃない、けど・・・かっこいい!


千里も前と比べてずいぶん変わった。ボサボサだった髪を短くして、けっこう爽やかになった。髪が短いおかげで、キリっとした綺麗な顔がはっきりと分かる。制服の着方も、ボタンを第一まで止めていた固そうな着方から、ボタンを一つ外してネクタイも緩くした軽い感じになった。


「育美、なんか雰囲気変わったね。」


「千里も・・・なんか違うね。」


二人はお互いの格好を見て思わず顔を赤くしていた。


「そろそろ行こうかぁ。学校始まるし。」


「うん、そうだね。」


二人は手を繋いで若葉公園を出た。




出会いの四月が始まろうとしていた・・・。

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