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一人百首  作者: 奈月遥
98/103

だいくじゅうしちしゅ くれなずむ しうんもえたる あきあかね とほきふるすに おもひはせなむ

第九十七首

暮れなずむ 紫雲燃えたる 秋茜 遠き古巣に 想ひ馳せなむ


 大学に入って、二年目の秋。

 始めて、故郷へと帰った、その帰り。

 遠くの、過ぎていく景色の、さらに後ろで。

 夕日が沈んでいくの。

 その夕焼けは、貴い紫に空を染め上げて。

 また、帰りたいと。

 還りたいと。

 わたしに郷愁をかきたてる。

 その中へ。

 あの暮れなずむ空の移ろいへ。

 飛んでいこうとするアキアカネはきっと。

 わたしと同じで、遠くになってしまった古い巣に想いをはせているんだろう。


くれなずむ しうんもえたる あきあかね とほきふるすに おもひはせなむ


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