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だいごじゅうくしゅ ひもくれて せつなくなきし はらのむし ふゆのきたりて みもおもふなり
第五十九首
日も暮れて 切なく鳴きし 腹の虫 冬の来たりて 身も重ふ(思ふ)なり
くきゅるるる。
お腹が空いた。
お腹が空いたよ。
冬の日が暮れて、まだ茜が差し込む時間。
時計を見たら、きっとまだ五時にもなっていない。
それなのに、お腹の虫は切なく鳴いて。
空腹をわたしに訴えてくる。
まって、まってよ。
お家に帰るのには、まだまだ距離があるの。
くぅ、くぅ。
まてないの?
道を歩けば、コンビニが次から次に目に入り。
わたしに買い食いなんか進めてくる。
たい焼き屋さんに、ハンバーガー屋さんに、クレープ屋さんに。
なんて街には誘惑が多いの。
冬よ、冬になっているんだよ。
体重が増えるんだよ、困るんだよ。
ああ、ああ、ああ!
お腹空いた!
早く帰ろう!
ひもくれて せつなくなきし はらのむし ふゆのきたりて みもおもふなり
とりあえず、肉まんくらいはいいかしら。おいしいし。
はぐはぐ。




