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だいにじゅうにしゅ さむぞらに 木々のかれはを ちらされば むべ北風は 木枯らしならむ
第二十二首
寒空に きぎの枯葉を 散らされば むべきたかぜは こがらしならむ
秋の終。もしくは冬の魁。
駆け抜ける風は枯れ木の葉を浚い、落ち葉を散らす。
旋風。渦巻き、掠め取る。
転がり、転がし、分け隔てもなく、行く先も決めず。
走る、奔る、疾る。
なんのために、と言われたら。答える言葉も持ち合わせず。
どうして、と言われたら。それが季節の移ろい、天の境に起こる事象と。
こうして北風の掃除が終われば、木々は無用な葉を失い、冬の眠りへと入っていく。
なるほど。このように無常に時は流れるようで、巧みに理に適った生存の手助けをしてるというわけ。
御見逸れしました。
さむぞらに 木々のかれはを ちらされば むべ北風は 木枯らしならむ




