007
『ウィザー・エレメンタル・ウッディ』は一瞬で散った。
「何か拍子抜け」
「アホか、自分のレベル考慮してみろ」
今、38。
「あ、またボーナス振り忘れてた」
「そこじゃないですよ!」
「とりあえず、帰ろうか?」
風也が苦笑しながら提案したその時だった。
『同一人物による二体以上のボス攻略を確認しました。それに応じた道が公開されます。今回は『ホーンテッド・ラビット・ラビット』ならびに『ウィザー・エレメンタル・ウッディ』の討伐を確認したため、北東の道が解放されました』
どうやら、新しいマップに行けるらしい。
「ねぇ!」
「言うな!わかってる」
ライアも口元が笑っている。
「僕も賛成。まだまだ足りないよね?」
「「当然!」」
「私も行きたいです!」
ってなわけで、新しい道に行くことに。
そこには当然新しいモンスターもいるが、すべて雑魚だった。
「ねぇ、防具別で作れそうじゃない?」
「うーん。出来ないことはないけど」
「あ、じゃあわたしのはよろしく」
「俺もだな」
「ちょ、仕事多い」
そんなこんなで進んだ先には街がありました。
とりあえず宿屋でパーティー用の部屋を一部屋借りて、それぞれの次への準備をすることに。
「嵐火ー?」
「はいはい、スキルかな?」
「そう」
「じゃあ『隠密持続時間up』『MDE+』はこの防具から上着にして。で、ズボンには『AGI+』とできれば『STR+』。シャツは『STR+』だけ。指貫は『暗殺成功確率up』でよろしく」
「色は『暁闇』と同じ?」
「そうだね」
そういいつつ、横に座る。
「どした?」
「武器作る」
まずは投剣。
『スノウ・ウルフの牙×3』
『町マンキーの爪×2』
『銅×3』
で『白猿牙B3』
スキルは『常時水攻撃』『凍り確率+10%』『加減』
『エレキ・モグラの牙×3』
『フレイムッシューの胞子×2』
『青銅×2』
で『黄竜刃C2』
スキルは『常時雷攻撃』『麻痺確率+30%』
これで、投剣は3属性揃った。
次に短剣。
これは『黒牙B2』を強化する。
『ウィザー・エレメンタル・ウッディの枯れ枝×3』
『ハザードッグの革×1』
出来たのは
『黒闇の牙F3』
武器強化後は必ずユニーク武器になる。
スキルは『急所攻撃時必殺確率+35%』『急所可視』『一撃必殺成功時希少素材入手確率+10%』
長ったらしいがどうやら『一撃で殺したらレアドロップ出やすいよ』ということらしい。
防具は次回