表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
要は強く有れってことでしょ?  作者: 桜忠丸
プロローグ 世界の重なり
19/129

019





「はろー」

「こんにちは。私は玉ねぎです。Lv122」

「こんにちは。私は人参です。Lvは115」

「こんちゃす。僕はジャガイモです。Lvは119」

「ちわー。俺は牛肉。Lv123」

「わーっす。うちはルーっす。Lv117」

「私は嵐火。Lvは254。今日はよろしく」

「「「「「おねしゃーす」」」」」


「にしても面白い名前だね。カレー?」

「そうですよ」

「皆名前バラバラに決めたのによく揃ったね」

「うちらリア友っすから」

「あ、そうなんだ。じゃ、名前の通り調理してあげるよ?」

「それはやだなぁ…」



カウントが、0になる。


「ちーっす」

下から掬い上げるように大鎚を振り回す玉ねぎ。

「てーい」

横凪ぎに槍を振り払う人参。

大鎚は体を捻り躱し、槍を右の短剣で流す。

「『燃やせ炎の矢』」

魔法をしゃがんで避ける。

大鎚の振り下ろし。

槍の地面すれすれの凪ぎ払い。

右手の短剣を犠牲に槍を防ぎ、大鎚は柄の部分を蹴り上げる事で妨害。

「うりゃ」

牛肉の放った矢を投剣で弾く。

大鎚の凪ぎ払い。

後ろに倒れこむことで躱した。

「うりゃぁっっ!!」

槍の穂先が的確に左手の短剣を穿つ。

「っつ!!」

思わず取り落とした短剣を牛肉が矢で遠くに飛ばす。


「さて、これで武器は殆ど無くなりましたね」

「投剣くらいなら食らったって痛くないし」


そこから、一方的な攻撃が始まるかに見えた。


「残念」

右手に大鎌が出てくる。

「無念」

左手で符を取出し、放る。

「また来年」

符は灰色の狼となった。


「なっ!!」

驚きながらも矢を飛ばしてくる牛肉に狼をけしかける。

「フェン、ゴー!!」

同時に鎌を槍にぶつけて、お互いの武器を飛ばす。

同時に両手にそれぞれ出現した片手剣を振る。

〈ツイン・インフィニティ〉

人参を倒す。

「っ、この!!」

大鎚を突き出してきた玉ねぎに剣を二本とも投げる。

そして加速。

一瞬で懐に入って〈極め突き〉。

からの〈撃鉄〉〈皿当て〉で浮いた体を〈鎌蹴り〉で吹き飛ばす。

その先には牛肉。

「えっ、ちょ」

突っ切る。

後ろに音もなく現れたジャガイモを〈後ろサマーソルト〉で前に叩きつけ、〈無璧拳〉で一撃。

目の前にいる玉ねぎに再び〈極め突き〉で倒し、後ろの牛肉を〈サマーソルト〉〈踵落し〉〈襟投げ〉で地面に叩きつけ、反動で浮かび上がったところに〈撃鉄〉〈皿当て〉で仕留め、ルーに駆ける。

「化け物かあんたはっ!!」

そういいながら杖を近距離攻撃魔法〈フレイムソード〉で剣にして振り回す。

その杖を蹴り上げ、蹴り降ろしで離させる。

同時に後ろから狼が噛み付いて終了。




「ふー、疲れた」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ