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幽霊彼女はツッコミ大魔王  作者: リンダ
彼女いない歴=年齢の優馬と美人な幽霊みすずのドタバタ喜劇
171/176

2035年お正月

【2035年1月1日・初詣&おみくじ大会】


■午前9時・地元の神社前


光子「新年一発目!おみくじで今年の運勢占うよ〜!」

優子「去年は大吉やったけん、今年も頼む…」

優馬「俺は“鼻から噴射”封印の年にしたい」

美鈴「もう無理よ、それは」

美香「私は“今年もネタには困らん”って書かれてそう」



■参拝


全員そろって二礼二拍手一礼…

優馬「(心の声)どうか鼻に液体が入りませんように」

光子「(心の声)翼くんとの初詣、今年は叶いますように」

優子「(心の声)拓実くんとの初詣も…」

美鈴「(心の声)優馬がまた変なことしませんように」

美香「(心の声)新しい曲ヒットしますように」



■おみくじ結果発表

1.光子 → 中吉

「恋愛:焦らず行け。待てば海路の日和あり」

光子「焦らんほうがええって…去年の茹蛸を見られた神様に言われとる」

2.優子 → 小吉

「恋愛:落ち着け、段差に注意」

優子「…完全に去年の初デート段差事件やん!」

3.美香 → 大吉

「芸能:動画で大当たり。鼻からではない」

美香「“鼻からではない”って…どういうことよ!」

4.優馬 → 末吉

「健康:口に入れる物は鼻に入れるな」

優馬「おい神様!俺に何を求めてるんや!」

5.美鈴 → 中吉

「家庭:笑いすぎに注意」

美鈴「笑いすぎ禁止って、小倉家じゃ無理やね」



■屋台エリアにて


光子「わたあめ大きすぎ!」

優子「お面つけてるけど口が見えん!」

優馬「甘酒…(ズズッ)…ゲホッ!!」

美香「お父さん、もうアウトやん!」

美鈴「初詣から噴射事件スタートとかやめて〜!」



■帰宅後・恒例のこたつタイム


光子「今年も絶対面白い一年になるわ」

優子「ていうか、初日から面白いわ」

美香「おみくじ、家族総ツッコミ祭りやったもんね」

優馬「俺だけ笑われとる気がする」

美鈴「気じゃなくて事実」



【2035年1月3日・新春トリプルデート】


■待ち合わせ


光子「うわ〜、なんか新年から豪華やね!」

優子「そりゃあ、3組そろったらドラマ撮れるレベルやけん」

美香「しかも脚本なし、全部アドリブ」

アキラ「それが一番怖い」

翼「それが一番面白い」

拓実「それが一番ヤバい」



■最初の目的地:ショッピングモール

•光子&翼 → 初売り福袋コーナーで「どっちが早く掴めるか勝負」

•優子&拓実 → ゲームセンターでUFOキャッチャー対決(優子、景品に全力ダイブしかける)

•美香&アキラ → カフェでまったり…のはずが、隣の席の子どもとジェスチャーゲーム大会に突入



■昼食


6人でフードコート集合。

•光子「ラーメン美味しそ…あっ!」(箸から麺がツルン)

•翼「顔に麺ついてるよ」

•優子「拓実くん、そのたこ焼きアツ…あっ!」(拓実の口から湯気&熱い悲鳴)

•美香「アキラくん、コーヒー…あ、こぼれ…」

•アキラ「うわっ!ズボンにシミ!これで今年3回目!」



■午後:アクティビティ


選んだのはまさかの「屋内トランポリンパーク」。

•光子&翼 → 恋人同士で手をつないでジャンプするも、光子が着地ミスでコロン。

•優子&拓実 → 競争ジャンプで拓実が本気を出しすぎ、優子吹っ飛ぶ。

•美香&アキラ → 二人三脚ジャンプに挑戦、開始2秒で転倒、観客から拍手。



■夕方:観覧車


カップルごとにゴンドラに分乗。

•光子(心の声)「あぁ…こういうの、少女漫画やん…」

•翼(心の声)「手…つないでいいかな…」

•優子(心の声)「これ、拓実くんと一生の思い出や」

•拓実(心の声)「俺…膝がガクガクしてる…」

•美香(心の声)「アキラくん、何か言ってくれんかな…」

•アキラ(心の声)「高い…高すぎる…早く降ろして…」



■帰り道


全員「はぁ〜、楽しかったけど疲れた!」

光子「これ、次やったら“トリプル”じゃなくて“トラブル”デートになるやろ」

優子「いや、もう今日がそうやったやん」

美香「でも、このネタ全部コントにできるよね」

翼「次は双子のお父さんも呼ぼう」

優馬(後日聞いて)「絶対に行かん!」





【新春スペシャル・トリプルデート再現コント with さんまさんMC】


スタジオには明石家さんまさんが座り、観客は拍手喝采。画面に「新春トリプルデート珍道中」の文字。



■冒頭


さんま「さあさあ皆さん!新年早々、こいつらが日本中を笑わせるトリプルデートですわ!」

光子「いやぁ、さんまさんの前でやるの、ドキドキする〜」

優子「私たち、普通に遊んだだけなのに(笑)」

さんま「普通やない!普通やないで!それが面白いんや!」

美香「いや、普通じゃないでしょ(笑)」


観客「キャーッ!」



■フードコートの大惨事

•光子が麺をツルンと落とす→翼が顔に突っ込むジェスチャー

•優子が拓実に熱々たこ焼きを投げる演技

•美香&アキラがコーヒーをこぼす大げさなリアクション


さんま「おいおいおい!それ、誰が掃除すんねん!」

観客「うわはははは!」



■トランポリンパーク編

•双子ちゃんがジャンプでコケる動き

•美香&アキラ役は二人三脚で転倒、膝や手を大げさに動かす


さんま「もうええって!そんなに笑わすなや!腹筋もたんわ!」

観客「キャーッ!」



■観覧車の赤面シーン

•ゴンドラの窓際で光子&翼、優子&拓実、美香&アキラが顔を赤らめるジェスチャー

•拓実役が膝をガクガク、アキラ役は高所恐怖症で手をバタバタ


さんま「お前ら、ほんまに中学生か?!いや、大人も赤面するわ!」



■ラスト

•全員で手を振りながら「今年もよろしくお願いします!」

•画面に「大爆笑の嵐、日本を襲う!」


さんま「いやぁ、新年早々、日本中が腹筋崩壊やで!」


観客は拍手喝采、スタジオ総崩れの大爆笑で番組終了。








【YouTube公開で日本中爆笑&整骨院パンク事件】


光子と優子、そして翼・拓実・アキラ・美香が出演した「新春トリプルデート再現コント with さんまさんMC」がYouTubeで公開されるや否や、再生回数はみるみるうちに急上昇。



■再生回数爆上げ

•1時間で10万回、1日で50万回突破

•コメント欄は

「腹筋崩壊した!」「夜中に観て吹いた」「家族全員で見て笑い死にそう!」

•全国から「双子ちゃんかわいすぎ!」「翼&拓実最高!」の声


光子「うそ〜、こんなに見られるとは!」

優子「おなか痛くなってきた〜」



■整骨院パンク事件

•日本中の整骨院、患者さんが次々来院

•「テレビで観て笑いすぎて腹筋痛」「再現コント真似して転んだ」「笑いすぎで腰が…」

•受付:「すみません、もう予約いっぱいです!」

•院長:「いや〜、あのメンバーがテレビに出たあとやからしょうがないか…」と苦笑い


翼「まさか俺たちのせいで整骨院がパンクするとは…」

拓実「おれ、笑いすぎで肩が痛いっす」


光子「私も…腹筋が…」

優子「ゆうちゃんも、ねぇ…」


美香「さすがに全国規模の被害はすごいな…」

アキラ「でも、笑ってるってことは幸せなことやろ?」



■全国の整骨院の悲鳴

•「患者さんが笑いすぎで立てない」「腹筋が攣って歩けない」

•「笑い過ぎ注意!」の張り紙が急遽設置

•一部では「爆笑による筋肉痛診療」なる新メニューまで登場




【テレビ出演者も整骨院に参戦!】


テレビで再現コントに出演した光子・優子・翼・拓実・アキラ・美香は、全国の整骨院パンク報道を見て、地元博多の整骨院へ。

•院内はすでに患者さんで満員。

•受付:「あの…今日はもう予約いっぱいで…」

•光子「うそ〜、ほんとにいっぱいやん!」

•優子「私たちも腹筋痛くなったから、診てもらわんと…」



■爆笑の診察

•患者さんと一緒にベッドに寝転がり、笑いの連鎖が発生

•院長:「いや〜、今日の患者さん、特別に芸能人まで来ちゃって…」と苦笑

•翼「僕も腹筋攣った〜」

•拓実「俺も!笑いすぎて腰が…」

•光子「みっちゃん、やっぱり全国規模で笑いすぎたね」

•優子「ゆうちゃんも、ねぇ…」



■整骨院内の異常事態

•患者さん:「あのYouTube見た後、腰痛が…」

•他の患者:「笑いすぎて肩が…」

•院内では、腹筋痛と笑いの嵐で、治療中も爆笑の声が鳴りやまない

•院長:「もう、診療より笑いの提供になってる…」







【光子・優子たちの整骨院パンク事件を逆手にとったYouTube新企画】

•双子ちゃん:「ねぇ、これだけ笑いの被害者が続出してるなら、動画にしてもっと広めよっか!」

•翼・拓実:「いいね〜、どうする?」

•アキラ:「整骨院での爆笑シーンを再現コントにすれば、視聴者も笑えるし、注意喚起にもなる」

•美香:「しかも、笑いすぎて体が痛くなるっていう新しいジャンルだね!」



■企画内容

1.「笑いすぎ注意!整骨院パンク事件」再現コント

2.バスガイドさんや患者さん役も登場

3.双子ちゃんは“笑いの震源地”として主演

4.ギャグの小ネタを盛り込みつつ、「笑いすぎ注意」の注意喚起も入れる



■撮影風景

•光子:「ここで腹筋攣ったふりね!」

•優子:「私も!鼻からコーヒー牛乳の再現!」

•翼・拓実:「あ、僕たちは腰痛担当で…」

•笑い声が絶えず、撮影スタッフも巻き込まれて大爆笑



■公開後の反響

•再生回数はあっという間に10万回突破

•コメント欄は「笑いすぎて肩が…」「腹筋崩壊した」と爆笑報告が続出

•整骨院では、再現コントの動画を見て来院する新規患者が増加



こうして、双子ちゃんたちは「爆笑整骨院プロジェクト」として全国的な話題を呼ぶことに。





三学期が始まり、教室はいつもより少し落ち着いた雰囲気。窓から差し込む日差しは春めき、外の景色も淡い色に染まる。


光子と優子は、相変わらず席の間で小声でギャグを交わしているが、いつも以上にどこかしんみり。


クラスメイトたちは、ふと教室を見渡す。


「もう少しで、あの爆笑コントが見られなくなるんやな…」

「そう考えると、ちょっと寂しいかも」


そんな声が小さくあちこちから漏れる。


双子ちゃんもそれを感じ取り、互いに小さくうなずく。


光子:「ゆうちゃん、最後まで笑わせきろうね」

優子:「うん、最後まで、みんなの腹筋壊しにいくばい」


教室には、少しのセンチメンタルさと、いつも通りの笑いの予感が入り混じる、三学期の静かな始まりだった。





2月に入り、卒業式に向けた練習が始まる。教室には緊張と期待の入り混じった空気が漂う中、赤間先生と東郷先生は、ふたりの双子ちゃんを思い返してひそひそと語り合っていた。


赤間先生:「いやぁ、正直言うて、お互い一生分笑った気がするねぇ」

東郷先生:「ほんとよね。あの子たちのギャグやコントは、嫌味がなくて、安心して見てられるけん、心の底から笑えるんよ」

赤間先生:「あの2人が残してくれたものは、この学校の宝物じゃね」


そう話していると、背後からまた例の笑いの旋風がやってくる。


光子:「先生方〜、ちょっと聞いてください!この前の修学旅行でのバスの中、あの猫の三角関係、実は続きがあったんですよ〜!」

優子:「ほら、あのオスニャンコ、結局食い逃げされたまま、夜の公園で夜討ち朝駆けの仁義なき戦いをしてたんですって!」


先生たちは思わず吹き出す。練習中の教室が一瞬にして爆笑の渦に。


赤間先生:「もう、あの子たちは…ほんと、油断も隙もないなぁ」

東郷先生:「でも、こういう笑いがあるから、卒業式も心温かく迎えられるんじゃね」


笑いの余韻に包まれながらも、卒業式への練習は少しずつ進んでいく。双子ちゃんのギャグは、クラス全体に明るいエネルギーを与えつつ、卒業という節目に向けてのカウントダウンが始まるのであった。






2月14日、教室のバレンタインデー。光子と優子は、男子だけでなく女子からもチョコをもらうという予想外の展開に驚く。


光子:「え、これって…女子から?なんで私に?」

優子:「わ、わたしも…手作りやし、なんでやろ?」


その理由を聞くと、渡してくれた女子たちは口々に語る。

「双子ちゃんから、いつも笑わせてもらって…勇気をもらったんです。好きな人に告白できるのも、双子ちゃんのおかげ!」

「そう、だから感謝の気持ちで、チョコ作ってきました!」


光子と優子は、笑顔で受け取りながら、心がじんわり温かくなる。


光子:「みんな、ありがとう〜!じゃ、これもネタに使わせてもらうばい!」

優子:「せっかくやけん、ギャグコントにして返すとよ!」 


その後、休み時間にはチョコをネタにした即興ギャグが飛び出す。

「このチョコ、甘すぎてお母さんのアンチエイジング並みに効くやん!」

「え、これ食べたら、翼くんのハートまで溶けるかも〜」


教室中に笑いが広がり、バレンタインデーはいつもの騒がしさと笑いで満たされた。光子と優子は、もらったチョコを宝物のように抱えつつ、放課後にはお互いに笑いながら報告し合うのだった。





バレンタインデー当日、教室はいつも以上にざわつく。光子と優子のもとには、男子だけでなく女子からも告白の報告が飛び交う。


ある子は、照れくさそうに言った。

「光子ちゃん、優子ちゃん…私、告白してきました。オーケーもらえたし、すっごく嬉しいです!」


また別の子は、少し落ち込みながらも胸を張る。

「わたしはダメやったけど…でも、勇気を出せたから悔いはないです!」


光子:「そっか〜、みんな本当に頑張ったとね!」

優子:「うんうん、その勇気、ほんとにすごいね〜!」


教室は笑いと感動で包まれ、バレンタインデーはただのチョコ交換ではなく、互いに勇気と笑顔を分かち合う日になった。光子と優子も、その光景を見て微笑みながら、また一つ新しい思い出を胸に刻むのだった。




【博多南小学校・教室・バレンタイン当日】


光子:「ゆうちゃん、今日はあちこちでチョコが飛び交う日やけん、うちらも爆笑コントせんといかんばい!」

優子:「そやね〜、男子も女子もドキドキやろうし、うちらの出番やね!」


授業中、光子と優子は急に立ち上がり、声をそろえて。

光子&優子:「せーの、バレンタイン告白劇場〜!」


まずは男子チームに向けて、光子が演じる「チョコをもらえず震える男子」。

光子:(手を震わせながら)「くぅ〜、今日ももらえんかった〜。しかも横でゆうちゃんがチョコ貰う声聞こえるし!」


優子は「チョコ渡す女子」の役。

優子:(にやりと笑い)「あら、光子ちゃん、今日のゆうちゃんは誰に渡すと?…あれ、私にもチョコある〜?」


光子:「うっそ〜、まさか!?これ、バナナ味やん!?」

優子:「ちゃうちゃう、バナナじゃなくて、勇気味!」


その横で、男子チームは赤面。拓実:「くぅ〜、勇気味か…俺も勇気出さないかんばい」

翼:「うぅ、オレはまだ貰えてないとに…うぅ…」


光子:「ほら、勇気出さんと、ゆうちゃんにチョコもらえんよ〜」

優子:「そうそう、あと、笑いも忘れんごとね〜!」


そして、最後は二人で大きくジャンプしながら。

光子&優子:「笑いと勇気とチョコでハッピー バレンタイン!」


教室中、笑いと拍手が巻き起こり、男子も女子も赤面しつつもニコニコ。

光子:「いや〜、今日もみんなの笑顔見れて最高やね!」

優子:「ほんとほんと、これでまた勇気をもらえた子もいっぱいやろうね〜」







【博多南小学校・3月】


三月になり、卒業が間近に迫る。教室も廊下も、机の移動や掲示物の片付けで慌ただしい雰囲気。光子と優子も、卒業式の準備や持ち物の確認でそわそわしている。


光子:「うわ〜、翼くんに会える〜!もう、今からドキドキしてどうしよう!」

優子:「みっちゃん、落ち着け〜。中学入ったらもっとドキドキするやろうが(笑)」


二人は制服の採寸を済ませ、新しい制服に袖を通してるんだから、るんるん気分も最高潮。


学校の玄関に着くと、ちょうど翼くんが現れる。光子、顔が真っ赤に。

光子:(心の声)「あ、あつやくん…今日もかっこよか…」


優子は横で、「ゆうちゃんも赤いなぁ。あんたの顔、茹でだこやん」とニヤニヤ。

優子:「みっちゃん、乙女心炸裂しすぎやけん、落ち着き〜」


翼くん:「お、光子ちゃん、今日は体験入学か?よろしくな」

光子:(顔を手で覆いながら)「う、うん…よろしく…」


優子も拓実くんに会えて嬉しそう。

拓実:「優子、体験入学で見かけるとは…今日は一緒に回れるかな?」

優子:「うん、よろしくね…(赤面)」


二人のドキドキが学校全体に漂う中、授業体験や校内見学がスタート。光子は翼くんの動きを目で追い、優子も拓実くんをちらちらチェック。


休み時間になると、光子が小さな声で。

光子:「優子…このままじゃ卒業式、私、倒れそう…」

優子:「大丈夫よ、ゆうちゃんも同じ気持ちやろうから(笑)…でも、ここでギャグをかませるかどうかが勝負やね」


こうして、卒業直前の体験入学は、乙女心とドキドキ、そしてほんのり笑いも混ざった緊張感で進行していく。







【博多南中学校・体験入学】


三月、博多南中学校では小学校卒業前の生徒対象の体験入学が行われた。光子と優子は、それぞれドキドキの気持ちで教室に入る。光子は翼くんに会えることに胸を躍らせ、優子は拓実くんを意識してそわそわ。


光子:「お姉ちゃん、翼くんおるやろうね〜!会えるかな、ドキドキ…」

優子:「ゆうちゃん、拓実くんも一緒やけんね…はぁ、緊張する〜」


教室に入ると、すでに中学の先輩たちが授業の準備をしており、少し大人びた雰囲気。しかし双子ちゃんたちは、早速ちょっとした小ネタを仕込み、周りの同級生や先輩たちをクスクスさせる。


光子:「翼くん、これ見て〜!」と小さなギャグを披露。

優子:「拓実、あれやってみ〜!」と拓実くんも笑わせにかかる。


翼くん:「光子ちゃん…やっぱり面白いなぁ」と照れ笑い。

拓実:「優子、やっぱり笑かすの上手いなぁ」とにやり。


先生たちは小学校からの申し送りを事前に読んでいたため、心の準備はしていたものの、双子ちゃんたちの予想外の小ネタには思わず肩を震わせるほど笑ってしまう。


こうして体験入学の一日も、双子ちゃんの笑いとギャグで満たされ、翼くんや拓実くんとの距離もぐっと縮まる。二人の乙女心はますます膨らみ、中学生活への期待が高まるのであった。





【体験入学のラスト・小型爆弾】


授業も終盤に差し掛かる頃、光子と優子はそっと最後の“小型爆弾”を仕掛ける。机の下で小さな紙風船をパチンと弾かせるギャグ仕掛け、ちょっとしたお笑い小道具、そして即興の爆笑セリフの連打。


教室中、笑いの渦に包まれる。

翼くん:「光子ちゃん、今の何やったん!?やられた〜!」

拓実:「ゆうちゃん、マジで卑怯やん(笑)」


周りの体験入学生も大爆笑。

先生たちも笑いをこらえつつ、「これは…予想以上だ…今の鍛え方では腹筋が持たん!」と呟くほど。小型爆弾の威力に、教室は文字通り笑いの渦となった。


こうして体験入学は終了。光子と優子は、やっぱり自分たちのギャグでみんなを楽しませた満足感に浸りつつ、翼くんや拓実くんとの距離も縮まったまま、笑顔で学校を後にするのであった。


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