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A級ダンジョンー㉔

 横から手の平をスライドさせ、地面を浅くえぐりながら迫ってくる。

 跳躍し、手の平の反対側に移動する。

 すると、手の平が上から振り下ろされているので、気の塊を足の裏に設置し、踏みしめて瞬間的な爆発力をうみ、瞬間的に音速ギリギリの少し上辺りのスピードで脱出する。

 残りの相手は15体で、レーザー2体.壁10体、近接格闘3体だ。

 少し役割が変わっているが、性能が落ちている訳では無いので、結構辛い。

 しかも、レーザーを一撃の威力に絞るのでは無く、細く、速い、かなりの攻撃速度で連射する感じに変わった。

 威力が落ちたが、俺に当たったら俺の身体に風穴が空くだろう。

 いや、骨すら残らないだろうな。

 近接格闘をスラスラと躱して4方から迫り来る拳を躱して、一体の腕の上に乗って登っていく。

 腕を斬りながら登っていくが、途中で手の平が迫って来るので跳躍して違う巨人に移るが、さらに違う巨人も手伝って攻撃の手数が3手になり、登りにくい。

 かなり大きめのバックステップをして、かなり距離を取る。


「なんか、連携力が上がっている気がするのだが、気のせいか?」


 そう、どんどん連携力が向上しており、巨人同士集まって行動しているので、一体の巨人の腕に登っていると違う巨人の手と登っている巨人の手が一緒に来るのだ。

 2体も3体で分かれている。

 このままだとジリ貧になり、いずれ俺の体力が限界に達して動きが鈍るだろう。

 そしたら集団リンチになるが、最初の一撃で死ぬだろう。


「このままだとやばい」


 不本意だが、仕方ない。

 あの方法を取るしかない。



 フロアボスがいるエリアには火の巨人が中央に立っていた。

 巨人達はいない。

 そして、フロアボスに繋がるさっき通っていた道に居る。

 そう、逃げ出したのだ。

 壁の巨人はレーザーに迎えと妨害してくるが、逃げ道には動かなかった。


「一か八か」


 ウリエルを万能靴から時離して手榴弾に近い見た目のモノに変え、それを幾つか作る。

 これは、ただの憶測なのだが、もしも、もしもこれが成功したのならかなりの火力が出る予定だ。

 やるしか、ないのだ。


 フロアボスに足を踏み入れるのと同時に火の巨人が起き上がり、同じように咆哮して、片手斧を上から振り下ろす。

 横に駆けて躱していく。

 全く変わらない動き、全く変わらない展開、全く変わらない攻撃。

 全く持って迷宮ダンジョンは不思議に満ち満ちているようだ。

 火の巨人の腕に乗って、足に力を入れて跳躍し、2段ジャンプをして顔の高さと同じになる。

 そのまま手榴弾に似た形のウリエルが5つあるので、それを一斉に斜め上に投げる。

 そのままウリエルが火の巨人の顔まで落ちていく。

 ちなみにウリエルを同時に投げれたのはラプラスをガントレットの大きいバージョンに変えているのだ。


範囲殲滅ウリエル


 もはや殲滅以外に使う事の方が多いウリエルの範囲殲滅スキルを発動する。

 そして、俺の憶測が完璧に当たった。

 手榴弾に似た形のウリエル5つが一斉に純白の光のドームを生成していく。

 離れて居ても範囲の設定は前もって出来るので10メートルに設定してあった。

 なので、俺には範囲殲滅の光は当たらない。

 そして、光が収まった所には、顔が半壊して残った顔は皮膚が焼け落ちている。

 そして、湯気を発しながら再生しているように見える。

 MPを確認すると、100減っていた。

 ウリエルにラプラスの紐を付けて居たのでウリエルを回収していく。

 棒立ちになった火の巨人をよじ登っていく。

 そのまま首の裏に回ると、鎧のような盾は無くなっていて、少し肉が焼け落ちていた。

 肉が、だ。

 首に足をつける。

 解析でかなりの熱を持っている事に気付いて居たので万能靴にウリエルを纏わせている。

 何とか熱は遮断できている。

 そのままラプラスを2本の短剣に変えていく。

 連撃の速度なら短剣の方が速いのだ。


「神風琉。【神風雷鳴剣】!」


 連撃を首に叩き込むにつれて、辺りに風が巻き起こりビリビリと電気が弾ける音が聞こえる。

 連撃で攻撃する度に攻撃速度が上がっていき、一撃一撃で首を斬る攻撃力も上がっていく。

 そのまま核まで肉を切り飛ばす。

 そのまま【神風雷鳴剣】を解除するのを覚悟でラプラスを1本の刀に変えていく。

 そのまま一直線に核に向かって突きでラプラス刀を突き刺す。

 刺された核はピリピリとヒビが放射線状に広がっていく。

 そして、パリィィン、と割れた。


「 ───ッ!」


 バックステップで後ろに跳ぶ。

 割れた核の破片から小さな火の線が沢山伸びて行き、核かの破片が小さな火の線で絡みあって行き、合体していく。

 そして、綺麗に直った核が空中に浮いて行く。

 核から激しい火が出て行き、その火が火の太線を火の巨人に伸ばして、火の巨人に火の線に絡み合い、火の巨人を核まで持っていき、呑み込んだ。

 火の巨人を呑み込んだ核はさらに激しく火を挙げていく。

 そして、1つの形へと変わっていく。


───────────────

 火の巨人〘真〙 A級

 火の巨人の真の姿。

 火人の性能を持っている。

───────────────


「つまりは物理攻撃無効って訳ね」


 物理攻撃が無効になった火の巨人はさっきよりも人に近い背丈になっており、背中には漫画なので良くみる輪廻の輪みたいな火の円ができていた。

 火の巨人が右手を掲げると、火の輪廻の輪が右手に吸収され、火の剣に変わって行く。


「さいですか」

「············」


 火の巨人が身体を全体を俺に向けて、身体を縮めて足に力を入れて、一直線に俺に飛んでくる。


「ほんと、いいスキルが手に入ったぜ。試していないから怖いけど」


 そして、深呼吸をする。


「目には目を!歯には歯を!火人には火人だ。【火人】」


 正確には相手は火の巨人だけどね。

 身体がぼうぼう燃えて行って、全身が火に包まれる。


「違うな」


 拳を握って離して握って離して身体の具合を確かめて確信した。

 俺は火になったのだ。

 青い火の人間?に。

 そして、バラバラの火になって火の巨人の攻撃を簡易的に躱して、そしてまた火人になってラプラス刀を二刀流モードに変えていく。

 ウリエルは未だに靴の状態だ。

 万能靴は火になっているが、ウリエルは火になっていなかった。

 なので、青い火の人の方をしたモノが純白で黄金色の装飾が施された靴を履いている状態だ。シュールだ。

 さらに、ウリエルの靴は膝まで伸びている長靴みたいな物だ。

 そのまま空を蹴って火の巨人に迫る。

 確かに相手は物理攻撃無効かもしれない。

 火属性攻撃も無効かもしれない。

 しかし、火人になると全ての攻撃が物理攻撃でも魔法攻撃でも火属性攻撃でもないのだ。

 拳で攻撃したら火属性攻撃だが、ラプラスなので火属性攻撃では無い。

 そして、火人状態になったらラプラス刀の攻撃は物理攻撃では無くなるのだ。ぶっちゃけ理屈は分からん。

 火人のスキルは火人討伐専用のスキルかもしれない。

 そして、火の巨人〘真〙は耐久が無いのか、簡単に首を落とせた。

 そして、魔石が落ちる。


 《経験値が一定に達しました。Lvが62に上がりました》

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