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A級ダンジョンー⑱

 

 ◇12層◇


 今何とか12回層まで行くことが出来た。

 A級ダンジョン攻略から2日が経っていた。


「さて、新しい魔物は出て来てこないかな?」


 歩きながら辺りを散策する。

 そろそろ目新しいアイテムや魔物が出て来ていい頃合いだと思うのだが、全く出てこない。

 それから数度の別れ道を右にのみ動いて、時々行き止まりもあり迂回する時もあった。

 そして、新たな魔物と出会った


ーーーーーーーーーーーーーーー

 火人改 A級

 火人が改造された姿。

 魔法攻撃無効。

 水属性攻撃無効。

 火人と違い、物理、火属性攻撃が効く。

ーーーーーーーーーーーーーーー


「改造されたら強くなる筈では?なんで、物理も火属性も効くのよ。色も青い火だし」


 それよりも、好都合だな。

 俺の基本攻撃は物理なので戦い易いことこの上ない。

 壁を走りながら火人改に向かって進む。忍者顔負けな動き。


 しかし、改造された事に寄って違う変化をある事にすぐに気づくこになった。


 火人に向かってラプラスとウリエルを短剣にし、ラプラスを右斜め上から曲線を描きながら斬る。

 しかし、火人改は右手首だけで防ぐ。

 そのまま左手を横に動かし、手の平を俺に向けてくる。

 その手の平には青い火の玉があった。

 そのまま俺に向かって手を挿し伸ばす。

 身体を捻って回避したが、火人の腕の火で少しだけダメージを受けてしまう。

 防御力1だが、防具やHPが平均並にあるのでかすり程度だと普通に大丈夫だ。

 ただ、諸に受けたら腹を貫通することになるだろうがな。

 火人にはかすり傷すら付ける事が出来なかった。

 つまり、短剣だと火力が足りないことを示す。

 ラプラスとウリエルを刀に変える。

 MPは満タン。さあ、行くぞ!

 火人改に向かって地を蹴る。

 衝撃波がダンジョンの地面を少し削る勢いで地を蹴っている。

 そのまま回転して、ラプラスでまずは斬るが火人改が右手の甲で受け流し、回転からのウリエルの攻撃を躱す。

 左手が空いていたのに、だ。

 これで憶測がかなり的を得ている気がする。

 右手や右腕は防御などを得意とし、左手は攻撃特化だと予想する。

 火人改が左手を俺に向けて、左手の平に火の玉が生成されて飛ばす。

 足のスナップを活かして躱すと、また新たな火の玉を飛ばしてくる。

 後ろにバク転して躱す。

 火の玉を連発して繰り出す火人改。

 ただ、左手のみで火の玉を生成し、飛ばしているので予想は当たりだろう。

 壁を伝って走り、時々跳んで天井を走ったりとアクロバティックに動いて火の玉を躱す。

 2本の刀を上に掲げる。


「神風琉。【壱風の太刀】」


 そのまま一直線に振り下ろす。

 右手を掲げてガードしようとするが、そのまま右手を斬り、右腕を斬りながら胴体を少し斬り裂く。

 火人改は俺を見ながら火の玉を生成し、徐々に大きくしていく。

 半径1メートル級の大きさになった火の玉を地面に押し付ける。

 爆散。黒い煙が視界を奪う。


 パタパタ


 足音が遠ざかっていく。

 火人改が逃げていくようだ。

 地龍戦が終わってレベルが上がり、59レベルになって素早さが3600になっている。

 3000になってから1レベル100上昇している気がする。


「と、追わないと見失うな」


 足音を真剣に聞き、集中する。


「神風琉。【神風の一閃】」


 音速での速度で火人改に追いつきラプラスを一閃させたが、火人改の再生した右腕がガードする。

 リビングアーマー戦で手に入れた音速の速度で追いつき斬ったのに防がれた。

 今、ラプラスの刀の一刀流になっている。

 ウリエルを万能靴に融合した感じになっている。

 火人改が俺に向き直る。

 左手を上に掲げて火の剣を生成する。

 青白い火の剣だ。

 それを右手に移す。


 同時に地を蹴る。


 ラプラスの刀と火人改の青白い火の剣が同時にぶつかり合い火花を散らす。

 互いに後退し、同時にまた地を蹴り刀と剣をぶつけ合う。

 5回程剣撃を繰り返して同じ光景が広がる。

 空中で回転し、回し蹴りをするが、左手てから火の盾を生成しガードする。

 ウリエルで足を被っているので火の燃え移りはないのでダメージは無い。

 空中バク転をして着地する。

 何故、かと言うと先程俺のいたところから火の柱が伸びる。

 どうして火の柱が伸びたかと言うと、それは解析で分かった。

 火の柱が出てくる寸前に火人改の魔力が左手足に集中していたのだ。

 つまり、右手右腕が防御、左手左腕が攻撃、ではなく身体全体の半分右が防御で左が攻撃なのだろう。

 音速で近ずいて高速の連撃を繰り出す。

 火人改も負けておらず、ひたすら防御に徹する。

 攻撃での音速は未だに出来ていない。


「ぐぅっ」


 だんだん押されてきた。

 相手の方が少し、攻撃速度が速いようで攻撃が当たる寸前の誤差を狙って攻撃してくる。

 ギリギリで躱す事が出来た。

 60パーセント。

 思考を加速し、ラプラスを分裂させ短剣と長剣にする。

 これでラプラスの思考加速が最大限に発揮されるだろう。

 ただ、長剣でしか攻撃出来ないだろう。

 したところで全く意味がないし、その分、隙を作ってしまう。

 火人改に向かって地をける。

 火人改は剣を奥に構えて、盾を前に出す。

 火人改が射程圏内に入った瞬間に長剣を一直線に突き出す。

 盾に命中する寸前に、変化をさせて盾の上を通って火人改の顔に向かって伸ばす。

 勿論、右半分ではなく、左半分の顔に向かって伸ばしている。

 顔にラプラスがめり込む。

 そのまま盾を蹴って空中に身体を逃がし、ラプラスとウリエルを長剣に変えて空を蹴る。

 そのまま火人改の後ろに動く。

 火人改が振り向く前に地を蹴り火人改に攻撃する。


「神風琉。【一風の太刀】」


 ラプラスを横に一線させ、反対からウリエルを一線させる。


 火人改の首半分まで斬る事が出来た。

 火人改が剣を伸ばしているが、それよりも早くウリエルの剣が火人改の首を刎ねる。

 そのまま青い火が霧散して、消滅する。


「黒い霧じゃあないのか。何がどうなっているんだ。魔物じゃないのか」


 火人改は色々よく分からない存在のようだな。

 また、奥の道に進みながら攻略を再開するのだった。

 宝箱発見出来るといいなあ〜。


 ◆◆◆◆


「ふむ、だいぶ手下達を集める事に成功したな」

『魔王様、ただいま戻りした』

「で、どうだった」

『はは、B級ダンジョンボスが()()()()()()()()()()()

「くく、これで僕もさらに強くなった訳だな。影達の情報でいい者がいたからそいつを強制支配の対象にしようと思う」

『S級ボスではなく人ですか?』

「ああ、そいつはかなり強いぞ。いい道具になってくれるだろう。くく、さあ皆の衆よ。今一度の平和を楽しむといい」

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