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A級ダンジョンー⑯

 

 ◇10層◇


 リビングアーマー討伐後、少し休息を取ってから階段を降りた。

 10層からもあまり変わり用は無かった。

 ただ、魔物の数が多くなった気がする。

 MPを無駄に消費したくないのでサラマンダーは諦めて逃げている。

 火人等も倒すのにMPを使うのでそれも逃げている。

 虫は⋯⋯当然逃げている。

 サラマンギーは元々あまり会わない。

 会ったらオーガ達に倒して貰う予定だ。

 サラマンギーの美味さは未だに忘れる事が出来ないでいた。

 3時間程移動をしていたらフロアボスがいそうなエリアに到着した。

 相手は、土の中を移動する龍だった。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 地龍 A級

 地面を水の中に居るように移動出来る。

 土魔法を得意とし、鱗を硬質化で更に硬くすることが可能。

 三大龍種の1つ、地龍。

 ーーーーーーーーーーーーーーー


 三大龍種。

 前に鬼王に聞いていた。

 三大龍種とは水龍、地龍、飛龍の3種の龍を表す。

 龍種は元々強く、火龍等は派生らしい。

 元々は水龍、地龍、飛龍で別れており、進化することで属性龍になる事が殆どなようだ。

 なお、例外によりより強力な状態で同じ龍種に進化するらしい。

 その場合は『ハイ』クラスになるらしい。

 魔物は同じ種類の状態から進化するとより強力な魔物になるそうだ。

 技能等は進化前と同じだが、基礎能力が違うようだ。

 更に、進化を重ねると種族固有能力に目覚める事もあるそうだ。

 魔物はゴブリン達みたいに剣や魔法に特化した進化方法もあるようだ。

 ゴブリンからオーガみたいに種族的進化もあるそうだ。

 それが、今のオーガ達なんだがな。

 そして、相手は地龍。

 進化も何もしていないのだろう。

 このダンジョン的に土魔法以外にも火魔法を使って来ると予想が出来る。

 ワームみたいに土を水中の中のように移動するのが1番厄介だな。

 せめて地上で戦って欲しいものだ。


「ぐあああ」


 咆哮と共に火の玉を吐き出す。

 火の玉と言うよりも、炎の玉かもしれない。

 熱さ、気配、サラマンダーの数倍はあるだろう。


「これがフロアボスの力か」


 翼に変えて飛んで回避する。

 天井ギリギリまで行ったところである違和感に気づいた。

 地龍が俺の方を見て、何もしてこないのだ。

 これは⋯⋯即座に天井から離れる。

 先程まで居た所の場所は天井から伸びた土の槍が会った。

 誰も、地龍は地面のみを操れる、土魔法に適合されるなんて言っていない。

 移動出来るのは地面だけだと思うが、天井も武器になるようだ。

 つまりは壁も武器。

 このフィールド一帯が地龍の攻撃圏内だと思っていいだろうな。

 しかし、限界はあるようで天井に近すぎないで、地面とも近すぎない所だと攻撃してこないようだ。

 ただ、口から炎と土を混ぜ合わせた塊を飛ばしてくる。

 それは下から伸びてくる隕石だった。

 翼を上手く使いクルリと一回転して躱す事に成功したが、少しウリエルをかすった。

 そのせいでバランスを崩し、身体に括り付けているだけなのでそのまま地面に向かって落ちる。

 もしも、羽が背中から生えて居たなら大丈夫だったのだろうな。

 地面に墜落すると、俺を中心に半径3メートルの所から土が盛り上がって来ている。

 閉じ込めるみたいだ。


「流石に、遅いよ」


 跳躍してギリギリ閉まる前に向け出す事に成功したのだつた。

 空中にいても俺からの攻撃は当てにくいので地上で戦う事にした。

 相手はそれを待っていたかのように目をギラギラと輝かせている。

 なんとも分かりやすい奴だ。

 地龍が咆哮を挙げるのと同時に地龍を起点とて土がもりもりと盛り上がって俺に迫ってくる。

 盛り上がった土の先端はトッキントッキンだ。

 刺さったら致命傷どころか、死ぬだろうな。


「かと言って、負ける気はさらさらねえけどな」


 ラプラスを右手に短剣として収め、ウリエルを左手に長剣として収める。

 長さが違う二刀流の完成だ。

 今回はラプラスの思考加速を最大現に発揮したかった。

 そして、なるべく火力を上げるためにウリエルを長剣として使う。

 刀だと上手く出ないんだよね。

 地を蹴り接近する。

 地龍は咆哮を挙げて接近を拒むように土を盛り上げて壁の盾を生成する。


「天井まで上げないと意味無いよね」


 呆れた。天井まで上げないなら壁を移動して超える事が出来るのだ。


 ちなみに地龍の土魔法は天井まで届きません。

 天井までの高さは300メートルで土魔法は100メートルが限界。

 半径200メートルはある円形のフィールドになっおり、障害物は一切ありません。


 壁を登り切って、下を見たら余裕綽々の地龍がいた。

 壁とにらめっこでもしているのかな。

 そのまま自由落下をして、壁に一度足を付けて、蹴る。

 地龍が俺の接近に気づいた時には既に遅かった。

 ウリエルを横凪に一閃して、鱗を少し削る。

 延伸力の勢いでラプラスの短剣でも攻撃を与えるが、弾かれた。

 少し後ろにヒットバックする俺だが、地面に着地後すぐに土が盛りがっているの感じたのでバックステップをする。

 2、3回程ステップを踏むと、先程の場所から土の柱が盛り上がる。


「ぐがぁ?」


 バックステップだけで躱された事を驚いているようだ。

 ラプラスにより更に知覚速度が上がっている俺には造作もない。

 通常俺は脳の40パーセントを使っている。

 最大上げれるのは40パーセントだけだ。

 流石に100は無理。

 人間辞めたらいけるかもね。

 そんな、冗談を心の中で言いながら4回程の土柱を躱した所で地龍が地中を移動したがら俺に迫ってくる。

 土柱は未だに残っているので、土柱に飛び付き様子を伺う。

 地龍が地中から飛び出して口を上げながら俺を喰おうとする。

 壁を蹴り、地龍とすれ違うように躱す。

 すれ違うタイミングでウリエルで切りつける。

 鱗を1枚剥がす事に成功した。

 鱗を1枚分、皮膚が剥き出しになった地龍。これで攻撃が通り易い部分を作る事に成功した。

 鱗を1枚取って確認。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 地龍の鱗 S級

 とても硬く、軽い素材。

 軽装備の材料として良く使われる。

 土属性との親和性が高い。

 ーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぅ〜んどうともいいや」


 地龍が鱗を剥がされた事に怒りを顕にして喰おうと同じように迫ってくる。

 鱗に気を操り風の流れを纏わせて逃げないよに気でコーティング。

 そのまま地龍の口の中に投げる。

 綺麗に放物線を描きながら口の中に入っていく。

 鱗が口の中の肉を切り裂き、風でさらにえぐっていく。

 内蔵まで到着しそうだったが、炎の玉を生成して喰らい飲み込んで、鱗を焼失させた。


「まじですか」


 さらに怒りを顕にする地龍に身振りする。


 ◆◆◆◆


 《一定の経験値に達しました。Lvが5000に上がりました》


 反透明の板が目の前に出て来る。


 ーーーーーーーーーーーーーーー

 一定のLvに達しましたことをここに評します。

 報酬として種族進化を行えます。

 以下の中からお選びください。


 ・高人間ハイヒューマン

 ・森人エルフ

 ・黒森人ダークエルフ

 ・淫魔サキュバス

 ・ヴァンパイア

 ・新人アラビト

 ・竜人ドラゴニュート

 ・原人オリビト

 end


 ーーーーーーーーーーーーーーー


「究極の選択ね⋯⋯私、人間辞めるのか」


 夕日を眺めながらそんな事を呟いた。


「今回のA級ダンジョンも楽勝だったな」


 そして、思い出す。


「そういえば前に新たなA級ダンジョン出てきたんだけ。S級ダンジョンの次も早く来ないかな。次は行くんだから」


 そう意気込む。

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