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A級ダンジョンー①

 翌日

 俺は少し遠出をして、千葉県に来ている。

 そこに、A級ダンジョンがあるのだ。

 A級ダンジョンに着くと、そこには何処かのギルドが陣取っていた。

 1ヶ月の優先権の持ち主ギルドだろう。

 上位ダンジョンになると珍しくない光景だ。

 そして、ダンジョンに入室してから、少し離れた所まで移動する。


「人狼・鬼王召喚」


 そして、俺は人狼と鬼王を呼び出した。


「どうした?」

「何故俺達を呼び出したんだ?お前ならこの程度余裕だろう」

「いや、君達も魔物を倒すことによってレベルが上がるんだ。だから召喚した」

「なに!」


 鬼王が勢いよく質問してきた。


「普通は召喚された者は生前の5割の力で固定な筈だ。それが、魔物を倒す如にレベルが上がり強くなるだと?そんな話は聞いたことがない。俺が管理していた秘宝でもそんな能力はなかった筈だ」

「あ〜なるほどね」


 俺は魂支配人ソールマスターの事とユニークスキル【取得時ランクアップ】に付いて話した。


「なるほどね、だから俺達の強化も兼ねて召喚したと。よう言うことか」

「人狼の言う通りだよ」


 それからダンジョン何部を進むことにした。

 人狼は気と拳による格闘戦を得意として、鬼王は気と剣を得意とする戦い方らしい。

 それにしても、このダンジョンはかなり明るいな。

 何時も見たいな道だが、所々に青と水色の中間辺りの色合いをして、光を放つ石が壁などに埋め込まれていたのだ。

 幻想的な光景で、動きが止まりそうだ。


「ぎゃぁぁぁ」

「ぎゃあぎゃあ」

「お、早速魔物だな。まずは俺が相手をしよう」


 そう言って前に歩み出る。

 そういえば。


「なんで人狼達は一人称が俺になっているんだ?」

「翔に魂の管理を任せてから人格のちょっとした部分が変わったのだ」


 人狼の実力を見る機会が出来たな。

 相手の魔物はトカゲ見たいな見た目で、炎を纏っている。


ーーーーーーーーーーーーーーー

 サラマンダー A級

 炎を体に纏った蜥蜴。

 火竜に慣れなかった者。

 体の炎は水魔法を無効化する。

ーーーーーーーーーーーーーーー


「人狼気おつけろよ」

「無問題」


 え、何処で覚えたのその言葉。

 2体のサラマンダーが人狼に体当たりをしようとするが、人狼はスルスルと隙間を抜けて回避していく。

 右側のサラマンダーが口を開け、火の玉を吐き出すが、人狼が右手を手刀の形に変えて、気を纏わせる。

 剣の刃見たいな気が手刀に纏わりつき、横に薙ぎ払う。

 そして、サラマンダーが飛ばした火の玉は真っ二つに裂け、消滅する。


 人狼ってA級の魔物でも戦えるのな。


 人狼は元々F級ダンジョンのボスだった。

 なのでA級ダンジョンの魔物相手だと苦戦を強いられる、と思っていたがそうはならないらしい。


「ふむ?」

「ん?ああ、翔は人狼がどうしてA級魔物と戦えるのか気になるのか?理由としてはな、魂だけの状態でも成長出来るということだ。翔が魔物を倒し、その経験値の1部を魂だった俺達が吸収した感じだな」

「え、ちょっと待て。なら俺のレベルが全く上がらないのはお前達のせいなのか?」

「ん〜ちょっと俺達の間に認識の違いがあるな。そもそも、魔物を倒す時に得られる経験値は一定なんだ。そして、次のレベルに上がる為に必要な経験値も皆平等。どうしてレベルの上がり方に違いがあるのは、人間が倒した時に吸収出来る経験値が違うからだ。そして、翔は経験値吸収の才能は全く無いと言っていい。断言しよう。そして、無駄に残った経験値を魂の俺達が回収した感じだな。だから人狼はA級相手にも戦える訳だ」

「な、なるほどね」


 あっさりと、まだ人類に判明されていないレベルの上昇の違いが判明した。

 経験値の吸収の才能ね。

 そもそもこの世にはまだ、レベル上限なるものには達していない。

 今のところ最大レベルは4300ちょっとだったような気がする。

 噂では5000レベルになると種族進化する、があるが、噂でしかない。


「まあ、でも。それでも人によってレベル上げに必要な経験値は違うでもいいのか」

「まあ、だろうな。そもそも人に魂を預けるなど、相当の知性がないと出来ないし、魂が疲弊していると預けることは出来ずに輪廻の輪に向かうからな。人狼は例外中の例外だ。最初からこの世に産まれた者ならともかく、人狼は違うだろう。なのに、これ程の自我や知性があるのは凄いのだ」


 そんな会話しながら人狼の戦いを見守っていた。

 ピンチになりそうなら助けようかとも思ったが、その必要はなさそうだ。

 一体のサラマンダーが人狼に向かって突進して来るが、人狼は地面に手を付けて、集中するかのように目を瞑る。

 刹那、地面が太い槍の先端のように浮かび出てきたのだ。

 しかし、サラマンダーは置き土産の如く、火の玉を吐き出す。

 それを人狼は気を使わずに、正拳突きの衝撃波のみで弾き飛ばす。俺では出来ない。

 先程のように気を使っての切り裂きで消さなかったのは、人狼なりの最後の弔いなんだろう。

 そして、最後に残った相方のサラマンダーは咆哮と共に、人狼に火炎放射を吐き出す。


「ススゥゥハァァァ⋯⋯ハァ!」


 深呼吸しててから、盛大の正拳突きの衝撃波で相手をする。

 さらに、人狼は両手を腰元にあて、気を包むようにした両手の中に集めていく。

 そして、衝撃波を打ち破った火炎放射は人狼に迫るが、先程の気を一直線に放出した。

 火炎放射と気の光線が衝突し、眩い光と、火花、熱を辺りに撒き散らす。

 互いに押したり、押されたりの繰り返し。

 しかし、サラマンダーが纏っていた炎が徐々に消えていき、それに伴って火炎放射の威力も低くなる。

 そして、勢いの失った火炎放射は気の光線を押すことが出来ずに、気がサラマンダーに直撃する。

 ジリジリとサラマンダーの鱗が剥がれていき、光線の奔流で流され壁に衝突する。

 そして、サラマンダー2体は動かなかった。

 死んでいる。呼吸をしていない。


「な、なんで消滅しないんだ?」

「魔物が魔物を殺す時は、魔物の魔力は迷宮に還元されないんだ。大抵は自我がある奴が群れ以外の魔物を喰らうんだ。そして、喰らうと共に魔力を吸収して強くなる。一定の強さになると迷宮の管理者になる者もいる」


 へぇ〜。てか、やっぱり魔物やダンジョンの事に関しては魔物が1番詳しいいな。

 でも、詳し過ぎないか?気のせいかな。

 そんな事よりサラマンダーの死体はどうしようかな。

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