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婆ちゃん&楓の実力

誤字報告ありがとうございました。

 今の矢は鉄製になっており斬るのはかなり難しい状態にある。

 さらにスピードはあがているので本当に難しい。

 矢の流れを感じとり予測して躱していく。

 もう夜遅くだ。家に入り晩御飯に備える。

 今日はカレーライスだ。美味しい。

「翔、もう少しはお前の強みを活かせ」

 そう言われた。

 俺の強み、それはスピード、スピードを落とさず攻撃を繰り返すには回転をするしかないのか。モグモグ·····美味しい。

 それだと隙が大きくなり矢の攻撃を受けるだろう。

 ならばどうすればいいのか。分からん。考える。

 切り替えか。そんな言葉が出てきた。

 回転だと隙が生まれる。それは避けることの出来ない出来事だ。

 ならば矢を弾いたらすぐに後ろに下がるか?それもダメだな。モグモグ·····美味しい。

 斬るとどうしても斬った後の隙が生まれてしまうだろう。

 ならば足首を使って走り、躱していく、それでその隙をカバーできるのではないのか。

 俺は元々のスピードは速いからそれを可能とするはずだ。

 だがそこまで俺の足首が持つかと言われたら無理だと答えるな。

 ひたすら練習するしかないな。それに関してはこの修行は俺にあっている。モグモグ·····美味しい。

「おーい。翔君、食べるか考えるどっちもに集中しないの」

 え、別に良くね。

 楓が言うなら仕方ないので食べることに集中することにした。

 このカレーは中辛で良い感じに辛さを感じる。美味しい。

 見て目はシンプルだが味はお店で出しても文句はないレベルだ。

 昔から楓は料理上手いしな。

 そこに婆ちゃんも加わるわけだ。

 具材は人参、ジャガイモ、たまねぎ、豚肉だ。

 家庭料理の定番カレーライスは本当に美味しい。

 ありゃ、もう食べ終わったらしい。おかわりしよう。

 キッチンに向かい、炊飯器から食べたい量のお米を入れてカレーを添える。

 リビングに戻り、再び食べ始める·····やはり美味い。

 翌日も同じ修行をする。晩御飯の時に考えたことをやるかな。

 ◇◇◇◇

「楓や一緒に近くのC級ダンジョンに行くぞ」

「あっはい。分かりました。準備してきます」

 婆ちゃんは楓を誘ってC級ダンジョンに潜ることに決めていた。

 婆ちゃんは楓の近接戦闘の訓練と同時にお金を稼いでいた。

 婆ちゃんと楓はよく一緒にダンジョンに潜り、攻略していたのでパーティランクはDになっていた。

 C級ダンジョンに到達して中に入るまでの間は周りから変な目で見られていた。

 それも当然だと頷ける。

 武器も持たない若めの女子と既に定年退職してもおかしくないお婆さんが一緒にそれもC級ダンジョンに潜ろうとしているのだから。

 二人でダンジョンに入り数分後四体の魔物が現れていた。

 人のように二足歩行をしていてその顔は蟻の見た目で触覚もはえていた。

 腕や背中には蟻などの外骨格が剥き出しになっているのが見て取れる。

「最初は私がやるよ。スキルも使ってみたいからのう」

 婆ちゃんは一瞬で前方の三匹の蟻達の首を手刀で切り落とす。

再転(リリース)

 突如、最後の一匹の首が吹き飛ぶ。

 婆ちゃんのユニークスキル【再開攻撃】先程使った攻撃を対象に与える代物だ。

 MPは消費しないがクールタイムが30分と長め。

 さらに先程の敵と質量などが違うと一撃では倒せない可能性もある。

「お婆さんはやはり凄いですね」

「楓は筋がいいしすぐに出るようになるだろうよ」

 そんなわけないやん、と心の中で思う楓。

 今度は二匹の蟻がいた。武器を装備している。

 盾に剣と軒並み普通の装備をしている。

「今度は私が。【蛇行爆発(スネイクボム)】」

 蛇のような光が楓の手から出現する。

 その蛇の体に当たったらその場に小規模の爆発を起こす技だ。

 一匹の蟻に蛇爆弾は絡み付いて締め上げる。その間にも小規模な爆発で蟻を埋め尽くす。

 すぐに蟻は消滅して最後の一匹は後ろを向き即座に逃げ出した。

「逃がす訳ないのに。頃かだね。【閃光爆破(ライトノバ)】」

 一直線の閃光が蟻の背中に当たり貫通して蟻の体は爆発した。

 爆発の規模はそこまで大きくない。

 それでも爆破の光線は蟻の外骨格をいとも簡単に貫通できる威力なのだ。

 翔では外骨格の鎧を傷つけることも出来ない。

 少なくとも今は。


「へ、へ、へっクション」

「どうした?」

「い、いやなんか俺の悪口を言われたような」

「気のせいだろ。再開するぞ」

「お、おう」


「お婆さん、今日はこのダンジョンを攻略するんですか?」

「しないよ。こんなにも簡単なダンジョンじゃあボスでの特訓もあまり期待できない」

 こんなことを言えるのはこの二人ぐらいだろう。

 そもそもダンジョンを修行の場所として使っているの人は極小数だ。

 もしも本気でダンジョンを攻略してランクをあげるならこの二人でAランクはいけるだろう。

 傍から見たら異質な二人だがその実力は同じDランクでも群を抜いている。

 それにこのC級ダンジョンもそこまで簡単な訳ではないのだ。

 蟻達は連携力と団結力に優れていて五感も鋭いので簡単には倒せない。

 それに外骨格は鉄盾レベルに頑丈で簡単には壊せない。

 手刀では無理だ。

 婆ちゃんは外骨格の鎧が薄い首を的確に狙っていたので簡単に首を落とすことが出来た。

 楓は圧倒的なまでの質量の魔法攻撃で貫通する。

 だからこの二人にとっては簡単なダンジョンになる訳だ。

 余談だが楓のユニークスキル【爆裂魔法】は魔法攻撃もあるが物理攻撃の属性も秘めているので魔法攻撃無効だけだと意味がない。

 楓のユニークスキルにはクールタイムやMP消費などのデメリットが一切ないチートスキルなのだ。

 唯一あるとしたら近場で大規模爆発を起こすとその反動がでかい。

 彼女自身ひ弱で風圧で飛ばされる時もあったりなかったり。

 もしもこのスキルが婆ちゃんに備わっていたら誰もが絶句するでしょうね。

 それ程までに強力で非の打ち所がないスキルなのだ。

婆ちゃん言ってますけどいずれは名前をつけるつもりです。

なかなか思いつかない。

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