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F級ダンジョン3期ー⑦

 俺の手の中には今一部尖ったところがある赤い色の石がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ジャム石ver.苺 F級

 限界値20/20

 積載量500/500

 苺ジャムがつまった石。

 塗りたい物に先端の尖ったところで塗ることができる。

 とても美味しい。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 なにこれ?

 いや本当になにこれ?初めて聞いたよ食べる物。

 正確には食べるための調味料てきな物だけど。

 指に塗って少し舐めてみる。普通に甘く酸味があり美味しいかった。

 明日の朝食は決まったな。

 よく分からんがあたりなのは確かだった。

 意気揚々と奥へ進んでいくのだった。

 数分後ついにダンジョンボスへ挑むための扉を発見した。

 扉に手をあて押す。すると自動的に開いた。

 さあボスセンやりますか。

 どうせ四足歩行の狼だろ大きな。

 ボスエリア中央に立つ二足歩行の狼いや、人狼が光の灯ってない虚ろな目でこちらをみていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 人狼 F級

 狼達を束ねるボス。

 格闘技術が高く指揮の能力も高い。

 筋肉はとても固く、毛皮も固い。

 攻撃防御共に優れたボス。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 全然予想と違ったよ。

 だけど人形は得意分野な、はず。

 人狼との対決が今始まった。

 人狼は地を蹴り俺に近づいた。

 速い。

 人狼の右ストレートが飛んでくる。

 首を横にずらし躱して短剣で斬り掛かる。

 人狼は体を捻らせてそれを回避、後方にバク転をして地面に手をつき肘を曲げて跳躍した。

「なぁ!」

 狼狽えの声が漏れる。

 人狼は天井に足をつき膝を曲げ、俺に一直線に跳躍してきた。

 前へ全力で走り躱した。

 先程までいたところはクレーターになっていた。

 あんなものは一撃でも喰らえば死ぬ。

 人狼がこちらに向き直り、構えをとった。

 そして、勢いよく右手を俺に目掛けて振りかざす。

 風が吹き荒れ、地面に亀裂がはいり、空気は振動する。

 まさに真空波。

 それを間一髪で躱す。

 少し体制を崩した。人狼がその隙を見逃すはずがなく全力で迫ってきた。

 ジャンプで躱し、空中で体制を直し着地する。

 人狼と向き合う。辺りに流れる静粛の時間。光のない虚ろな目でこちらを見ている。

 だが、何故だろうか?強い意志を感じる。

 同時に地面を蹴る。スピードは互角、少しのミスも許されない。

 (けん)(けん)がぶつかり合う。

 辺りに飛び散る摩擦により生み出された火花。

 両者後ろに後退。

 すぐに地に着地して追撃を仕掛ける。

 全速全身で、ただ奴を倒すだけを考えて、全ての思考を(人狼)に向ける。

 飛んでくる拳、空中で体を捻り躱す。

 反撃で腹に短剣で斬ろうとしたら人狼は特大の跳躍でそれを躱した後、天井に手刀で刺してぶら下がっている。

 情報を整理しているのだろうか?

 だけど甘いね。

「俺だって天井ぐらい歩けるんだよ」

 跳躍、二段ジャンプ。

 体を半回転して天井に足をつけ、人狼に向かい走る。

 人狼が少し驚きの顔をしている。

 それでも関係はない。

 人狼は地上へ降りる。

 天井を蹴り人狼に向かい短剣を向けた。

 落下の加速、天井蹴りの加速、さらに回転して回避の加速。

 全てを乗っけて人狼に攻撃を与えようとするが、同じスピードなだけあってすぐに反応して回避行動をとる。

 攻撃しては躱され、攻撃されては躱しての繰り返し。

 一進一退の攻防を繰り広げる。

 どのくらいたったのかすら分からない。

 何故だろうか人狼の目に薄らと光が見える。黄色に光った目。

 戦いに集中している。

 同じ時間戦っているのに奴には疲労が見て取れなかった。


 人狼は戦いの最中自我の覚醒が完了した。

 目の前には敵と思わしき人物。

 ひたすら拳を振る、全てを完全に躱される。

 攻撃されるがそれを躱す。

 回避する理由はただ単に敵がそうしていたからだ。

 相手と同じ戦法で戦うことに意味がある。

 元々の力は自分の方が上なので武器は使わない。

 使った方が自分は弱くなる。それはフェアじゃない。

 敵の息がだんだん上がっている。

 呼吸が荒い。

 あの呼吸方→呼吸法 じゃいずれは体力が尽きるだろう。

 自分を倒さない限りはでられない。

 手加減はしない。手加減をしたら相手が本気なのに自分は本気にならないなんて可笑しいだろう。

 相手が全力ならこちらも全力で向かい打つ。

 それに意味があるのだ。

 自分は主を探している。自分が仕えたいと思う者に。

 今戦っている奴はそれに相応しかった。

 だけど自分に勝たないと意味が無い。

 相手の強さをしっかり、と自分の心に刻み込む。

 こやつに自分の(ソウル)を与えるに相応しいか否か。

 拳を交える。相手は短剣だが。

 敵は素の攻撃力が低いと想定できる。

 スピードは互角。いや敵の方が少しは高いかもしれないが、その程度の攻撃力なら自分を傷つけることはできない。

 だけど用心に越したことはない。

 観察する、敵の動きを、観察する、敵の本質を、観察する、敵の戦い方を。

 戦いながら、拳を交えながら、観察を続ける。


 凄いなだんだんと俺の動きに合わせてくる。

 人狼が少し距離をとった。

 どうしたのか分からない。すぐに理由がわかった。

 人狼が中腰になり右拳を後ろに引き思いっきり振る。

 振動はでどんどんこっちにくる。

 すぐさま跳躍して二段ジャンプをくして天井に足をつける。

 人狼はさらにこっちに向けて拳を振る。

 天井を蹴って人狼に接敵する。

 人狼はすぐにバックステップをして距離をとる。

 そして地を蹴り一気に距離を詰めてきた。

 そして、右回転して回し蹴りをしてきた。しゃがんで回避。

 短剣で腹に斬りつける。

 少しのかすり傷をつけることには成功した。

「グァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 雄叫び、大地が震える、空気が振動するほどの雄叫びがダンジョンエリアに響きわたる。

 攻撃パターンでも変わるのか?

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