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F級ダンジョン3期ー③

 観戦して思ったことは俺じゃ死んでいたな。だった。

 やはり一人だと殲滅力に欠けるらしい。

 その辺あのパーティはバランスは取れていた。

 リーダーの指示も的確だ。まぁレベルはF級じゃないんだろうが。

 そして数分で100を越える位の狼達が殲滅された。

 そしてそのパーティは奥へ進んでいた。左から二番目の道だった。

 俺は地面に着地して、中央の道を進むことにした。

 ◇◇◇◇リーダー目線◇◇◇◇

 なんであの数があそこに集まって更には皆上を向いていたのか?

 天井に誰かいたのか?そんなはずはない。

 天井を歩けるなど聞いたことがない。

 スキルかアーティファクトな可能性もあるが、そんなことは関係ない。

 やはりレベルが上がらなかった。

 今の俺達のレベルだとF級如きじゃ上がらない。

 近々E級ダンジョンに行くべきかな?いやでもそれでも上がるのには相当きついだろうな。

 アーティファクトでも回収するか?そうでもしないといけないか?

 ランクを上げれない分レベルが上がらない。

 さっきのかなりの数を倒したが依頼主以外はレベルは上がらなかった。

 それだけでも俺達のレベルはF級から外れているのだろう。

 更には五本の道だ。

 この道がハズレだったらまた引き返すしかない。

「ここいらで少し休憩するぞ」

「お、おいこんな所で休めるのか?」

「見張りを交代しながら休憩をとります。休憩しないとこの先でクタクタになるでしょう。引き返す可能性がある限り休めるうちに休むのが一番だ」

「そうかわかった」

 ◇◇◇◇

 さてとずっと同じ道だな。

 なんら変わりのない道、少しは戦闘もしたいのだが。

 あんな数を相手したいとは到底思わないけどね。

 俺としては一対一が望ましい。

「隠し通路、まだ見かけてないな」

 そんなことを口走った。

 今までのダンジョンでは隠し通路があったがここはまだそんなところには出会ってない。

「見逃したか、本当にまだ見つけてないだけか」

 タタタッタッタッタ。

 足音が聞こえた。

 三体ぐらいか?ならいける。

 三体の狼達が俺の前で止まる。そして「ワォーーーーーン」吠えた。

 戦闘開始である。

 敵はホワイトウルフだった。

 魔法は得策ではない、というか魔法は使う気がない。

 中央のホワイトウルフが迫ってくる。

 駆ける、スライディング、ホワイトウルフの下、懐に入り込む。

 傍から見たら俺がホワイトウルフに馬乗りのマウントポジションを取られているかもしれないが、俺から見たら首ががら空きなのだ。

 下から上そして下の半円状を描いて首を斬るー勿論それでは倒せなかったースライディングの勢いでそのまま進みホワイトウルフの後ろに立つ。

 ふむ、ダッシュの勢いがあれば首は落とせるが、スライディングからの切込みはあまり勢いがなく大したダメージはないようだ。

「だからどうした。だよな」

 目の前のホワイトウルフ二体が俺に迫ってくる。

 一体は軽く跳躍して俺の顔辺りに顔があり、もう一体は下からダッシュで迫る。

 後ろのウルフは左に回り込みながら攻撃を仕掛けてきた。

 まず左の短剣を鞘に収めて、下の狼の頭に左手を添える。

 それを軸に跳び箱を横向きの体で飛ぶような感じで体を横にして狼達の間をすり抜ける。

 激突はしなかった。

 すぐに切り替え俺に迫ってくる。

 左手にまた短剣を持ち、逆手にして構えをとる。

「くらえ、妹の短剣技【通り魔横一文字斬り(ジェノサイドワン)】」

 叫ぶ、そして駆ける最初に斬った狼と軸にした狼の間を抜けるように走りそして斬り込む。

 最初に斬った狼は消滅し、もう一体は横腹を横一文字に斬られて、苦しげの顔をている。

「ガルガルガル」

 狼達が俺の事を警戒しているように威嚇してくるそして「ワォーーーーーン」と、叫び迫ってくる。

「ーーッ!」

 左右の狼がそれぞれ左右の壁を使いジャンプで壁に足を付けてそして、蹴る。

 壁蹴りの勢いで迫ってくる。

「一体どこでそんなのを覚えてきたんだよ」

 悲鳴混じりにそんなことを叫ぶ。

 狼達は関係ない、という感じで勢いを衰えることなく俺に迫ってくる。

 ただ壁蹴りの為かなり高く跳躍したので、かなり上のところにいる。

 だいたい俺が見上げる位。

 短剣を普通に持ち相手の口めがけて上に上げる。

 口を貫通し、狼の口が閉じた。

 狼が逃げようと後ろに下がるが、その勢いあって口が裂ける。

 おぉグロい、俺がやったのだけどね。いや違うアイツらが後退したからだ。

 赤い目で睨みつけてくる。

 そして狼は振り向き、一目散に逃げる。

「て、おい逃がすかよ」

 駆ける、俺のスピードがアイツらに負けるハズがない。

 追いつきまさに俺の体が横一文字になりそのまま回転をして狼の首を斬り落とす。

 二体の狼が消滅して毛皮だけが残った。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 ホワイトウルフの毛皮 F級

 ホワイトウルフを倒した時に一定の確率で落とす。

 この毛皮を使った防具は防寒耐性を得る。

 魔法攻撃に対する耐性が強い。

 だが、汚れにはとても弱い。

 汚れると能力が落ちる。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 良い性能だけど汚れたらってダンジョンでは使い物にならなくね?

「今回もレベルは上がらないのか」

 にしても妹のジェノサイドシリーズ、というか妹の基本技かなり使い勝手がいいな。

 妹は基礎を学んでから自分にあった流派を生み出していた。

 それがジェノサイドシリーズだ。

 俺はそういうのは全くやってこなかったからな。

 妹は真面目だよ。

「たっく、俺も真面目にやれば今頃オリジナルスキルの剣術系統があるのにな」

 妹のジェノサイドシリーズをすべて見た訳ではない。

 ただあったな程度。見様見真似なのだ。

 やはりこのダンジョンが終わってFランク冒険者に昇格してから爺ちゃんに会いに行こう。

 そして修行をする。

 いずれは最強の冒険者になるために、そしてそのためにはもっともっと強くなる。

 俺のユニークスキルは戦闘には絶対に使えない。

 ゴミ確だと思った。

 だけどアーティファクトにも適用される。

 アーティファクトを沢山集めれば今のレベルアップの遅さを埋めれるし、防御力や攻撃力も補えるはずだ。

 アーティファクトは上がり方も凄いしな。

「さぁダンジョン探索再開だ」

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