F級ダンジョン3期ー①
2章に入る前にキャラ紹介を入れる予定です
ーー教会の電子掲示板ーー
「ん〜なにかないかな」
どこも、これだ!ってものがない。
F級ダンジョンで一番近いやつなんて、論外だった。
俺は虫が大嫌いだ。なので虫が基本的なダンジョンなんて論外だ。
俺にピッタリの条件は、耐久が弱く簡単に狩れる奴だ。
ゴーレムやアンデッド、オークが基本のダンジョンが多いな。
ゴーレムは硬すぎてこれの力じゃ苦労する。
SPはアイテムボックスのためにとっておきたい。
で、アンデッドはめんどくさい、聖属性の魔法で倒しても、数が多ければMPがなくなってボスなんて倒せない。
オークは耐久や体力、再生力があるので嫌だ。
なかなかないな。
「お、これは少し遠いが、なかなかいいじゃないか」
俺はウルフが基本のダンジョンに行くことに決めた。
教会を後にして、電車に乗って数時間、目的の場所に到着した。
ーーーーF級ダンジョン1層ーーーー
早速、魔物だ。ーー鑑定ーー
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ウルフ F級
狼型の魔物。
見て分かる通り狼型の魔物。
自慢の足と牙と爪で攻撃する。
狼型の魔物は自分の足の速さに自信がある。
その足は地を素早く移動して、その牙はなんであれ噛み砕き、その爪はどんな硬い鋼鉄だろうと切り裂く。
自信とプライドの塊。
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いつにまして説明が変だな。
なんか馬鹿にしてない?ていうか長いな説明。
具体的なステータスが分からないのだが、解析のお陰で弱点と強い部分がわかる。
ダッシュで、迫ってくるが、別に恐怖など感じない。
横に躱し、相手の横に周りお腹に短剣で縦に切り裂く。
ウルフが、驚愕に満ちた顔をしていたが、・・・・・本当に自信に溢れているんだな。
俺よりもスピード遅いのに、なんて哀れな。
・・・・・倒せなかった。
完全に不意打ちだったやん。なのになんで一撃じゃないのよまったく。
相手が普通の狼より大きいからだよな。
俺の攻撃力が低いから仕方ないよね。そう仕方ないのだ。
相手が口を開けて、迫って来たが、遅すぎる。
いや、俺が速いのか(キリッ)
軽くステップを踏み首に向かって短剣を上から下へ振り下ろし、相手を絶命させる。
頭が転がり落ち、数秒後黒い霧になって、消滅した。
「フー、俺、強くなったな。でも普通の人ならウルフ一撃で倒せるって聞いたのに。ホラだったか。いやわかってるよ、俺が弱いのは、でもスピードは速いやん」
なんか、変な独り言を言ってしまった。
嫉妬のせいかな。
確かに爺ちゃんは強いよ、多分俺よりもレベルが高く、攻撃力も高い。
俺は俺なのにな。
真面目に攻略するか。
まず目の前に広がるのは横4mくらい、高さ15mくらい、奥は目視できない。
そんな光景がズラっと広がっている。
奥に行っても変わることのない空間、それがダンジョン。
今更だよな。
今日は最速目指して行くかな。
全力で駆ける。
きっとこのダンジョンにいる人には俺が目視できないだろう。
俺が過ぎ去った後には風が残るだけだろう。
走る走る。・・・・・マップが高速で変わるので探索どころではないな。
隠し通路があったらすぐにマップが切り替わるので、気づかない。
キキキー
急停止、そしていつも通りの攻略をしていく。
隠し通路に気をつけながら、進んでいく。
「!!これは、きついな」
目の前には広い空間が広がり、五本ぐらいの、道があり、その全てにウルフ系の魔物が出てくる。
先程俺がいたはずの後ろ道からもウルフがくる。
大量の赤い目、そして「ワオーーーン」と、雄叫びをあげ、俺に迫ってくる。
鑑定している暇はない。この大量のウルフを倒すのにはかなりきつい。
全神経を使い集中、さぁやろうか。
狼達の大量の足音がする。
まず、七体程の狼が迫ってくる。
スピードは俺の方が速いので、三体を躱し、二体を短剣を使い攻撃を受け流す。
残り二体の腹に短剣で切込みをいれる。
勿論、倒せてない。
まだまだくる。
「悪いな、俺は強くなりてぇんだ。【止まることの無い剣舞】」
走る、近くの奴に切り裂くー倒せないー回転して、左の短剣でさらに切り裂いた場所にまた斬撃を入れていく。
これでようやく一体討伐。
そのまま地を蹴りまた近くの狼を切り裂く、迫りくる狼を躱す、勿論勢いを落とさないように、回転も忘れない。
走るー斬るー躱すー回転ー走るを繰り返し、ちまちま倒していく。
10体ほど倒した辺りで、残り数を確認したが、まだ通路の奥にまだいることを気配的に感じる。
あーー辛い、落下しながら、回転をかけ、地に着地と同時に駆ける。
「やっべ」
背後からきたウルフに反応が遅れた。
「痛った」
初めて攻撃をくらった。
なんとか、既のところで気づき、躱したが左腕に爪の攻撃をくらった。
まだ腕で良かった。
致命傷にもなってないし、まだ左腕が使えるので問題はないが、また左腕に爪の攻撃を受けたら、
腕がちぎれるだろう。
「まだまだー」
また同じことを繰り返す。
近くの狼と対面になった。
相手が地面から浮いて、俺よりも上にいたので、かがんで、下から上そして下、という半円状の斬り方で、狼の首を落とす。
二体に迫りくる。
一体は口を開けながら前足を顔の横あたりに置きながら、迫りくる。
もう一体は完全に突進で来ている。多分だが、横薙ぎの爪攻撃をしてくるのだろう。
上下のポジションが取られた。
「だけどな、問題はねぇーんだよ」
左の短剣を鞘に収め、左手を下の狼の頭に置き、ジャンプして、左手を軸にして、回転を掛け右の短剣で、上の狼を斬る。
狙うのは目だ。両目を一閃して斬る。
狼が地面に転がって痛そうに、顔を振っていた。
そして軸の土台にさせて貰った狼の首を落とす。
苦しんでいる狼にもトドメをさした。
「ハァハァ、まだいるのかよ」
どこを見ても狼だらけ、恐怖は感じない、ただ悔しい。
さぁ気合いを入れ直し、再戦だ。
勝てる相手にここまで苦戦する自分が悔しい。
これはウルフ達を侮辱しているかもしれないが、仕方ないのだ。
今はそれほど疲労感が溜まっている。
「まだ、ま、、、だ。俺はーー諦めねーーからな」




