F級ダンジョン2期ー⑥
「お・・・・・。お・・・い、おい、しっか・・・・・り、大丈・夫か」
うるさいな、なんだ、霞む目を開けそこにいる人物を見る。
面の悪そうな大男だった。
たいしか【古き友情】だったけ?
「で、なんだ?俺は群れとの戦闘で疲れて寝てたんだが」
リーダーではない、青年が、
「いやいやダンジョンで見張りなしの居眠りは危険すぎだろ、いくら群れを倒したからって」
リーダーの彼女が、
「そうです、こんな所で寝るのは危険です」
まぁ確かに、彼らの言い分の方が正しい。
「忠告どうも、本当に疲れてそんなこと考えてもなかった」
「なぁ臨時でパーティ組まないか?このまま放置する方が危険だし、なにかあったら目覚めが悪い」
パーティ全員が賛同した。
まぁ別にいいか、自力で3層に来てるし、そこまで弱くはないでしょ。
「わかった」
短く返事を返して【古き友情】の臨時パーティメンバーになったのだった。
それから数十分何も起こらなかったが、ついに魔物にあった。
青年が縦をもって味方を守ろうとしている、相手はライトニングラビットあんまり意味無い気が、あいつ曲線描けるし。
「鑑定を頼む」
リーダーが言うと彼女じゃない方の女性が鑑定を使用した。
珍しいスキルを覚えているものだ。
「あれは・・・ライトニングラビット!何それ初めて見た。新型よ!」
「索敵に数匹引っかかりました。此方に来ます」
リーダー彼女が索敵を持っていたらしい。
これまた珍しいスキルだな。
パーティメンバーがライトニングラビットに苦戦をしていたところに、指揮をとる、アーマーラビットやスピードラビットが揃った。
敵は計三体、どうなることやら。
見守っていたら、盾役がスピードラビットに翻弄されその隙に電撃を浴びている。
女性が回復魔法を覚えていたらしく、すぐに詠唱を開始していた。
彼女の方はバフを使っていた、きっとサポート役なのだろう。
リーダーは大剣を背中から抜き兎達に構える。
攻撃重量系じゃ兎はキツイだろう。
仕方ない、俺がやるか。
「俺がやるよ、スピードなら俺の方が圧倒的に速い」
「あんたソロだった、だろ?レベルもそんなに高くないだろうし、後ろにいてくれ」
何その偏見、これだから人と言うのわ。
俺も人やけど、実力も分からないとは、そもそも俺がパーティを組んであげたのはボス部屋からの方が帰りが速いからだ、多分このパーティは先に進んでいただろう。
あんな雑魚に苦戦するぐらいだ、この先は絶対に無理だな。
「偏見は良くないよ。そもそも臨時でパーティを組んでいるのはあなたがたが帰還するのがボスを倒した方が速いからだ。あんな雑魚に苦戦している程度の実力だと先に進むにつれ、だんだんと、勝てなくなりやがて死ぬぞ。だから臨時で組んだだ。あんたらは良い奴そうに思えたからな。俺のアイテムを盗まなかったからそう判断した。安心しろすぐに終わるから」
「何をいって・・・・・」
リーダーの言葉が終わるより速く俺は地を蹴った。
いくつかのステップをふめばいい。
STEP1走る、味方が誰も目で追えてなかった。
STEP2スピードラビットを斬る。
STE3勢いを落さないように左足を軸に回転してそのままライトニングラビットへ斬り掛かる。
STEP4ライトニングラビットを切り捨てたらその勢いのままアーマーラビットへ斬り掛かる。
STEP5アーマーラビットを真っ二つにした。
以上をもって討伐完了、討伐時間2秒。
【古き友情】の人達は今だ唖然として「ポカーン」と、口を開けたまま放心状態だった。
リーダーがはぁ、と気を取り直し俺に質問をしてきた。
「お前そんなに強かったのか、目で追えなかった。いつのまにか暁が消えて、2秒後には兎が、全滅した。それしかわからなかった。いったいどんなスキルなんだ?勿論言いたくなかったら言わなくていい」
そんなことを言ってきた、やっぱり偏見はいつの時代にもいるものだな。
「俺の事、見下しすぎるだろ」
「すまん、今後は見た目で実力を測るのを辞めるよ」
リーダーが頭を下げた。
別にいいけど、ステータスの情報公開は避けたいところだ、なので。
「この事は秘密でお願いします。あとボスを倒した時のアーティファクトは誰がとるんだ?」
その時に一番活躍したやつに与えるらしい。
そうなったら頑張るしかないか。
そんなことを思いながら、ダンジョンの奥へと進むのだった。
特にあれ以来敵にもあっていない、隠し通路もなさったし、→なかったし あったとしてもどうやって教えようか?
ミニマップのことを知られたくないので、いいとしよう。
そして今は休憩時間。
今の内に自己紹介をすることになった。
俺はもう言っているので、残り4人だ。
「俺は、坂井 達也だ。見ての通り重戦士を務めている。さらにこのパーティのリーダーだ。ユニークスキルには目覚めなかったが、最初からスキルを持っていた」
ユニークスキル以外で最初からスキルをもっているとしたら相当レアだ。
次は男性だった。
「俺は、木下 友人だ。タンカーをやっている。最初からスキルはなかったが、防御力が高かったのでこの役目についた。よろしくな翔」
次にリーダーの彼女、オドオドしながらも自己紹介をしてくれた。
「私、は、坂本 由奈、です。基本はバフやデバフを担当しています。サポート役ですね。最初から索敵のスキルとバフ系のスキルが、あったので、これにしました。」
最後に女性。
「私は、坂本 雪菜。よろしくね。鑑定をもっているわ。これは最初からもっていた。私の役割はヒーラーね。回復魔法を基本に使っているわ」
これで全員の自己紹介が終わったな。
皆、俺の方を見ている。自己紹介は俺もするようだ。
「俺は、筒井 翔。前も言った通りソロだ。基本は回避してカウンターをしている。特に役職はない」
それから数十分歩き続けて、ようやく俺はボス部屋手前の扉にやってきていた。
さぁ最後の戦闘だ、活躍してアーティファクトは手に入れたい。
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