F級ダンジョン2期ー⑤
あと30匹程度どうやって倒せばいいのだ。
ライトニングラビットの攻撃や粘着兎の粘着液を躱しながら攻撃しよう、としてもすぐに逃げられてしまう。
足が思うように動かない自分の考えた技じゃないから反動がきてしまう。
あーこんなことならきちんと修行してればよかった。
俺の夢はダンジョンが現れてからできたことだからな。
後悔しても遅いか、だが決め手がない。
先程から1匹も倒せてない。
数が減った分指揮が上がったのか?いったいどいつが指揮している個体だよ。
ふと、爺ちゃんの言葉が脳裏によぎった。
「自身の技や必殺技は己の力に合う扱い方をするのだ。必殺技は限界の一撃だ、無駄に使うと後がない。自身が作りだした技はなんのデメリットなしに扱うことができるのが普通だ。翔は剣術はまだ、だが才能はある。己の力をよく理解して、完璧に己のものにしたならきっと最高の技ができるだろう」
きちんと剣術の修行していたらこんなことにはならなかっただろう。
己の力、俺には防御力は無いに等しい、さらに攻撃力高いとは言い難い。
俺にあるのは圧倒的なスピード、これだけ異常に上がるスピード。
前までは癖があり完璧ではなかったが、今はその癖を直している。
攻撃力も結局はステータス。
そのステータスの攻撃力を補うなら、スピードや回転による攻撃力の上乗せ、今ならできる。
気がする。
舞い踊る剣舞の反動はまだある。
だけどこれを基準にして、俺だけの技を作りだす。
考えろ、考えろ、考えろ考えろ考えろ。
天井の奴は無視でいい。
地上の奴から倒す!
やるか、いちかばちか、かけるしかない。
「【止まることの無い剣舞】」
走る、ただ走る。
止まる訳にはいかない、速く速くとにかく速く走る、近くにいた兎を斬る。
その勢いでもう1匹、左斜めに2匹いる、即座に足をひねり右回転しながら2匹同時に斬る。
まだ止まる訳にはいかない、回転終了時地を蹴って前進近くにいた兎を切り捨てる。
まだだ!着地、同時に回転、勢いを保ったまま次の兎に攻撃、右斜め上に回避されるがお構い無し、回転しながら即座に斬る、跳躍、先程の場に電撃、気にすることなく、着地、同時に前進。
走る今はそれだけでいい。
止まることの無い剣技を!
《確認しました。オリジナルスキル止まることの無い剣舞を製造、獲得に移ります。成功しました。スキル短剣術に止まることの無い剣舞が追加されます》
「オリジナルスキルか、まさかこんなところで手に入るとは、だが、ありがたい。
【止まることの無い剣舞】!」
刹那、俺の体は完璧なまでの剣技を振るっていた。
止まらない、威力も回転や加速により落ちることがない。
スキルにより少しバフがかけられていて、さらにスピードは増すり
さらに速くもっと速く、そして指揮をとっていた兎も倒し・・・・・というか粘着兎とライトニングラビット以外は全滅した。
何故かあいつらの顔が焦っているように感じる。
気のせいかな?
頭を左右に振る。
今はそんなことどうでもいい、此奴らをどうするか、だ。
天井にいるので対抗策が無い。
いや今思いついた。
少し離れたところから助走をつけ。
「【加速回転斬り】」
助走をつけ最速のまま跳躍、体を横に倒しながら回転してそのまま二体を切り捨てる。
これにてこの戦闘は終わった。
《確認しました。オリジナルスキル加速回転斬りを製造、獲得に移ります。成功しました。スキル短剣術に加速回転斬りが追加されます》
《一定の経験値に達しました。Lvが20に上がりました》
結構上がった。
「ステータスオープン」
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筒井 翔 Lv20 男性
獲得スキル
取得時ランクアップ
万能眼
短剣術Lv1
初級魔法ver.3
SP100
HP130/130
MP65/120
攻撃力44
素早さ1000
防御力1
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止まることの無い剣舞
オリジナルスキル
MP30消費することで最適な行動がとれるようになる。
素早さ、相乗効果攻撃力アップ。
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加速回転斬り
オリジナルスキル
MP30消費することで最適な行動が取れるようになる。
回転速度、相乗効果攻撃力アップ。
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らしい。
さすがに疲れたので少し休んでから、攻略を再開しよう。
そうして俺は少しの睡眠をとるのだった。
《どうも天の声です。今回はオリジナルスキルについて解説をします。
まず、オリジナルスキルとは、冒険者が自ら1から作り上げた技術をスキルにしたものです。
他の人のオリジナルスキルは獲得できません。
なのでその人のユニークスキルに近いかもしれません。
オリジナルスキルにも色々あり、まずスキルの追加。
元々ある技術スキルに自身が作り上げた技を追加して扱うようなものになります。
勿論スキルで使わなくとも使えます。
この場合他の人も使えます。
スキルを使用して技を放つと様々な効果が得られます。
もうひとつはオリジナル技術系のスキルになります。
自身が作り上げた流派がオリジナルスキルになるものです。
例えば、短剣術→筒井流、こんな感じです。
これは弟子をとり、きちんと教えれば、その弟子もオリジナルスキルの流派が使えるようになります。
このように【技】のみ場合と【技術】に別れます。
オリジナルスキルは一定の熟練度に達しないと獲得でません。
これで解説を終わります》
終わらなかった。
今回からこのような形で投稿します。
この回より前の回はいつかは修正します。
修正したら報告します。
最後に高評価・ブックマーク・感想、お待ちしています。




