F級ダンジョン2期ー③
お父さんから父さんに変更します。
前回のステータスを修正しました。
獲得スキルに万能眼を追加
「俺は先程言った通り、ソロの冒険者だ。今日はF級ダンジョンを攻略しに来た。ギルドには所属してはいない」
と、簡潔に説明した。
「そうか、だが、この先は行き止まりだ。このまま行っても無駄だ引き返すことをおすすめする」
リーダーが言ってきた。
「隠し通路があるかもしれないから遠慮しとくよ。御忠告どうも」
「そうか、まぁそれは構わない」
「俺はもう行くな」
「おう」
俺は幼馴染パーティから別れそのまま道を進んでいた。
案の定隠し通路があることがわかった。
さてとどのような仕組みか、探さないとな。
まずは時間差を調べるー反応無し。
壁を隅々探すー何も無かった。
床を隅々探すー何も無かった。
天井を隅々探すー何も無かった。
どこだよ、どうすれば開くんだ。
適当に開けゴマとでも言えばいいかな、流石にないとは思うけどね。
「開けゴマーーーー」
ギギキーーガチャン
ないということでしょう、壁が動き隠し通路が現れたではありませんか。
まじかよ(笑)なんでこんなんで開くんだよ。
とりま進むひたすら進む何も変わらない景色、道の太さ、飽きる。
魔物も来ないし、暇だ。
「!上か」
上を見上げた。
天井には目を赤く輝いた角が生えた兎がいたのだ。
兎も此方に気づいたのか、天井を蹴って突進してきたのだ。
「畜生、少し遅れたら死ぬな、鑑定」
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粘着兎 F級
自慢の足を利用して素早い動きを得意とする魔物。
粘着液が足に付いておりそれを操れる。
天井や壁に張り付いて獲物が現れたら突進していく。
粘着液に捕まったらなかなか抜けれない。
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粘着液には気をつけるか。
兎が、突進、回避され兎はすぐに粘着液を飛ばす。
それを躱してバックステップ、先程の場所に粘着液が溜まる。
一つの足から粘着液を飛ばして回避したところにもう一つの足から粘着液を飛ばしたのだ。
かなりの知性があるようだ。
短剣を構え全速で近ずいた、短剣を振り下ろす。
それにギリギリ反応して、兎は四本ある足の後ろ右足を壁に向けて、粘着液を出して壁に付けて、そのまま自分の体を壁に引き付けさせて躱してのだ。
凄い反応速度だ、このダンジョンで、俺のスピードに反応したのだ。
いやーーー違う俺が剣を振り下ろす時に止まったから、その隙に反応して回避行動をとったのだ。
今の俺じゃ勝てないかもしれない、父さんの言う通りだ。
俺の癖で攻撃をする時は止まる。
さらに振り下ろす時に無駄に大振りになってしまう。
今この場でそのくせを直さないと、負ける。
過去に、
「小柄で凶暴な獣が襲ってきたら、横に回避してからの反撃が、普通かもしれないが、不規則的な行動をとる獣と遭ったらそれは意味をなさない。急速に近づいたり、突進してきたのに急な行動をとって、左右や空中に回避する獣に遭ったら翔はどうするのだ」
と、爺ちゃんとの話を思い出した。
その頃はダンジョンなんて無かったからどうでもいいからと練習なんてしてなかったが、今になっては後悔しかない。
きちんと練習していれば、ダンジョンなんて1年と数ヶ月前に現れたからな、文句を言うのは筋違いかな。
そんなことより思いだせ爺ちゃんの、修行のパターンを。
兎の粘着液を回避しながら必死に思い出す。
反撃にもでたが、難なく回避される。
更には兎は俺の動きに慣れたのか、粘着液を使うこともなく、回避してきたのだ。
不味い不味い不味い・・・・・焦った本当に焦った。
こんな強敵にはあったことも無い。
く、こんなところで負けるものか、落ち着け俺は勝てる。
「お兄ちゃん、ちゃんと修行しないと爺様怒っちゃうよ?それに私もお兄ちゃんと、一緒に修行したいよ」
妹の言葉を思い出した。
死ぬ前に見る夢みたいなやつかな。
・・・・・まだ負けてねーよ。
まだ、まだってなんだよ負けねーよ。
ただ、打つ手がないのはやばい。
兎は天井に張り付いて前足の二本で粘着液を飛ばしてきたのだ。
回避しても追ってくる。
ホーミングかよ。
思いだせ、爺ちゃんの言葉を思いだせ。
「全く翔は修行に精が入らないな、才能があるのに勿体ない」
「そうだよお兄ちゃんは才能抜群なのに、それを活かさないのは勿体ないよ」
と、関係ない話を思いだした。
違うよ、今思いだしたいのはそれじゃない。
この兎を倒す戦術を思いだせ。
「念の為、その不規則な行動の獣の戦い方を教えておこう」
そうそれだよ、ナイス爺ちゃん、速く教えてね。
「まぁまずは癖を直すことを心掛けな、止まってからの攻撃はよまれやすい、そんなのは素早い奴には意味がない。止まってからの攻撃ではなく、翔は速いからその速度を活かし走りながら、斬る。その練習をしないといけない。振り下ろす時には、大振りになり遅く斬ることになる。更には止まっているので反撃を食らう、それが翔の弱点。不規則的な行動をとる獣には、振り下ろすのはあまり役にたたない、躱され易いからな。ただ翔は別だ。その速度を活かして、走りながら振り下ろして、相手に斬りつける、その方が対策はしにくい。まぁそこは努力次第だな、翔の癖を直さないと、いけないからな。もしその癖を直せたら、横凪も強くなる。空中で体制を直し斬りつけるのは良い。だがな斬る寸前で、直さないと、空中で、斬られてしまう。わかったか?」
長いわ、危なく粘着液を食らうところだったわ。
なるほどやはり癖が悪かったか、走りながら・・・・・
確かに俺の今は素早さは600代なのでこの兎には俺のスピードにはついてこれない。
止まってしまうから躱されるのだ。
そういえば、妹のある必殺技が使えそう。
貸して貰うか。
【完全四等分斬り】
短剣を逆手に構え、跳躍しながらの前進兎の前で、剣を振り、兎の後ろに俺はいる。
兎は消滅した。
そして戦闘は終わった。
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