異世界に行ってしまった僕たち(異世界に来てしまった)
「あーあ。腹へった。なんか食べるもんねえの?宮凪。」
「ないよ。いつも僕が持ってると思うなよ。」
こんな会話が日常な普通の高校生。僕、宮凪と神崎だ。時々、女の花沢も一緒に帰る。花沢は、頭が良くて、めちゃくちゃかわいい、優等生。何で、頭悪くてかっこよくもない僕たちと一緒に帰るのかわからない。
「おーい!二人とも、お腹空いてるの?」
お、花沢のことを考えたら花沢がきた。そう言って花沢は、お弁当の残りだと言う、[もっちもち一度食べたらくせになるチーズチョコパン]を出した。おいしいと噂で聞いたことがある。
「おー!うまそー!俺食べたことねぇんだよ。お願いします。めぐんでくだせぇ。」
「ハハハ。別にいいよ。」
花沢は優しい人だ。
そんな会話をしていた時、目の前が暗くなった。
「ん、あ?ここどこだ?」
「ん、何?神崎?どこ?」
目を開けてみると、そこは、、、どこ?来たことがないところだ。目の前には、王様らしき人とその子供らしき人がいた。どういうことだ?
「こんにちは。ここは、あなたがだもともとすんでいたとことは違う世界です。僕はライタル。よろしくお願いします。」
子供らしき人(子供と言っても、20くらい)が挨拶してきた。は?てことはここは漫画で良くみる異世界?僕が悩んでいると
「こんにちは。俺は神崎だ。よろしく。どういうことか、わからねえんだけれど。」
何で挨拶できるんだとツッコミそうになった。
「ライタルがさっき言った通り、ここは異世界というものである。私は、この国の王、シューゾンだ。君たちをここに来させたのには、理由がある。この世界は、今、危機なのだ。この国、サートンととなりの国のジワロスは、友好関係があって、平和なのだが、他の国は、全く、何も関係がないのだ。そして、今、この世界は、ナイテル不足に陥っている。これをこの世界にある国、全部で、解決しなければならんのだ。しかし、この国はあまり発展しておらぬから、誰かに頼まなければならん。だから君たちを連れてきた。」
そんなの説明されても意味がわからない。
「おい。ナイテルってなんだよ?てか、何で俺たちじゃなきゃいけねえんだ。もとの世界には戻れるのかよ?」
神崎は、いつも、冷静ではいられない。まあ、この状況で冷静でいるのも難しいのだが、
「ナイテルとは、色んなことをするときに使うパワーのようなものです。もとの世界への戻りかたは、この国ではまだわかっていません。あなた方でいけなかった理由は、、、ないです。」
ライタルが説明した。へ?は?どーゆうことだ?これには神崎も驚きすぎて固まってる。じゃあ僕がここは繋げよう。
「でも、他の国が戻りかたを知っているかもしれないんですよね。」
「そうです。」
ライタルが答える。僕たちが下を向いていると
「もー。そんなに驚かなくても大丈夫なのに、そんなに説明聞いてても、無駄よ無駄。もう、私たちにはひとつしか選択肢ないんだから、わかってる?」
誰だよ?って思って見た。そこには、なんと、花沢がいた。
「花沢?」
神崎が驚いて聞く。
「そうだよ。私は先に起きて説明聞いたの。もう私たちが偶然に選ばれちゃったんだから仕方ないでょ。」
花沢は落ち着いてた。
「これ。」
渡してきたのは、アイパッドのようなものだ。触れると〘宮凪圭太 16歳 魔法使い LV1〙と出てきた。なんだこれ?魔法使い?
神崎のを見ると〘神崎壮一 16歳 剣士 LV10〙とかいてある。
「花沢は?」
ほらと言うように見せてきた。〘花沢早代 16歳 回復役 LV10〙とかいてあった。なにこれ。
「これは、ステータスパッドらしい。自分の情報がはいってんの。まあ、そんなことはいいから、ここを出て、早速、アールスさんのとこ行こ。」
「アールスさんはかっこよくて優しい、色んなこと知ってる、元戦闘大将らしいよ。そこいって、戦いのこと学ぶんだって。」
花沢が説明した。行くかとなったところで
「ちょっと待ってくれ。宮凪君、君はここに残ってくれ。」
え?
「え?」
声に出た。
「君は、LV1の魔法使いだろう。アールスのところで学ぶ必要はない。魔法使いのサタニウスのところに行け。地図はこれだ。少々厳しくて、荒いやつだが、君なら大丈夫なはずだ。」
王様に言われたなら仕方ないか。僕は、みんなと、城で別れた。