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神様はいい人だった




 かつてこの世界には1人の男がいた、その男は国や権力に縛られるのを嫌い小さき頃から冒険者として生きた

 強大な力と様々な料理の知識、大人顔負けの考え、新たな魔道具に見たこともないような魔法


 そんな人物がいれば国や有権者達はほっとかないだろう

 だがその男には人望があった、何の因果か国王や権力者に関わることがありまた気に入られ友として向かい入れられた


 その男は様々な陰謀に巻き込まれながらも気付かず無意識に止めていった

 また、男は無意識のうちに様々な人々の心を癒していった、そんな男を小さき頃から過保護に愛し、溺愛しそれはもう猫可愛がりした、そして人々は時に尊敬し、時に神と崇め、時に天使と呼び、時に感謝した










 この世界にはかつて1人の男がいた、ある日突然現れた幼き少年その少年を人は時に悪魔と呼び、またある時は天使と呼んだ

 そして人々は少年をこう称した




──────────心優しき小さく強き賢(キューティクルエンゴ)い天神(ット)

















──────────────────




 俺の名前は久永 永麗(くえい ながれ)高校2年()()()

 だったというのは現在なんと、神本人から自分が死んだと教えられたからだ




 まぁ、言われなくてもなんとなく死んだだろうなと分かっていた


 別に目の前に神様がいたからとかそういうのでは無い


 友達との下校中にすごい勢いで信号を突き進む車がいた、その先に子供がいて気がついたら助けるために走り出していた




 そして子供を突き飛ばして助けることは出来たがそのまま車に轢かれたというわけ


 気がつけば何も無い真っ白な空間にいて、この神様とか言うのに本来は死ぬバズではなかったが不手際で死んでしまったと教えられた






 「というわけで、申し訳ないんだけど1度死んでしまっては神であっても生き返すことは出来ないんだ、だから異世界に転生してみる気は無い?」




その神は申し訳なさそうに笑って聞いてきた




「転生する気はないかと聞かれても、転生しなかったらどうなるんですか?」


 「その場合は輪廻に戻し本来生きるはずだった寿命の分だけ次のせいで生きて貰うことになるので、どの道すぐに死にます


どちらかと言えば転生することをおすすめします、異世界に転生した方が長く生きられると思いますしね」




「うーん、まぁ異世界転生の方にお願いします、転生してすぐには死にたくないからね」




 「了解、それじゃ·····⋯ここをこうしてこれを項で」


てな感じでなんかブツブツと言い出した仕方ないので待つ間用意されていた紅茶をすする








______________________________










 「よし!おまたせ!準備できたよ!」




「準備?」




「そう、色々魔法とか使えるようにしたり色々ね」




「ありがとうございます」




 ぺこりと頭を下げて礼を言う、自分のせいだから気にしないでくれていいと言われ、自分の管理する世界を自由に楽しんでねと言われる




 「それじゃ、向こうの世界に送るね何かあったら教会に来てくれれば話すことは出来るし、インベントリから手紙を送れるようにもしといたから


いつでも連絡してね、ステータスを見たかったらステータスと唱えれば見れるから」




「わかった、色々ありがう」




 「ううん、僕こそごめんね、新しい世界で楽しんでね、    またねバイバイ」




「うん、またバイバイ」




 そして互いに手を振りあってだんだんと意識が遠くなり、プツリと意識が途切れた


俺は異世界を楽しみにしながらも今回あった神様や、今回は会うことが出来なかった神に会えるかもしれないとこれから先のことが楽しみになり知らずに口が緩んだ





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