地域史レポート・久義浜編
〇久義浜駅 (くぎはま)
1922年開業。隣の岩宮駅に同じく、海岸線沿いに線路が走っており、すぐ近くに海水浴場があるという立地である。
岩宮駅が海の中に鳥居の建つ特殊な構造である岩宮神社の加護のためか、台風など自然災害の際にも高波に襲われたことがないのに対し、この久義浜駅は度々災害の影響を受けており、過去に何度か駅自体が閉鎖されたことがある。父川~久義浜間が運転見合わせとなることも少なくない。特に台風被害により浸水被害が多発しており、そのたびに駅設備の一部が錆びるということが発生しているため、その修理によって現在、祭神線内では最も駅舎の新しい駅となっている。
付近では最大規模の海水浴場が駅からすぐのところに位置している。隣の岩宮駅の近くにも同様の海水浴場は存在するが、小規模な上岩宮神社参拝客とのトラブルを避けるため、こちらの海水浴場を使用することが推奨されている。
本作の主人公・西野紫陽花の最寄り駅である。駅の北側に広がる住宅地の一角に住んでおり、駅からは歩いて五分ほどである。ちなみに駅構内には地元のテレビでよく取り上げられるドーナツ屋さんがあり、そこの店長のおばちゃんにはよくお世話になっている。
@久義浜海水浴場
周辺では最大の規模を誇る海水浴場。古くから遠くを望める景勝地として有名だったが、高度経済成長期にかけてこの近辺で海水浴を楽しむ人が増加し、結果として市が海水浴場の設置に踏み切った。
そもそも駅の設置は駅の北側にて開発が進んでいた文化住宅地に合わせたものであり、海水浴場の開設は反対意見も多かった。実際開設以後祭神線を利用してここを訪れる客が爆発的に増加し、そのマナーの悪さは市議会でも何度も取り上げられていた。その結果景観維持が最優先され、施設内では海水浴場としては現在の基準でもかなり厳しい規則が定められているほか、「久義浜駅で降りる」場合の運賃が少し高めに設定されている(久義浜駅を通って二つ隣の父川駅や稲原駅に向かう場合より、100円ほど高くなる)。ただし隣の大国駅からの距離が比較的近く、そこで降りて歩いてくる客も同様に増加したため、来場者数自体に目立った変化はない。




