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サイハレ〜祭神高校、その歴史と現実〜  作者: 奈良ひさぎ
第4条:祭神線沿線は神社仏閣とともに発展した場所が多いが、その発展の仕方は様々である。それを調査し比較するのが地域史の目的である。ただし、例外も存在する。

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地域史レポート・天光台編

〇天光台駅 (てんこうだい)

1964年開業。祭神線の駅の中では珍しく、周辺住民の要望による開業ではない駅である。本編で結乃香の言っていた話、すなわち稲原駅と岩宮駅の間隔はすごく広いのに、稲原駅と天光台駅の間隔がすごく狭いという話は若干間違っている。岩宮駅と離れている理由は本編の通り、旧日本軍が稲原砲兵工廠を秘密裏に建設したかったからだが、天光台駅は稲原駅よりも開業が後であり、同じ理由では説明できない。実際は稲原駅が天光台駅に近くなるように開業したのではなく、稲原駅の比較的近くに天照天文台が完成したのに合わせて、稲原駅にも天照駅にも近い位置に天光台駅が開業した、というのが正しい。

実は快速停車を条件として開業が決まったが、両隣がすでに快速停車駅であり、快速の祭神・天照間の走行時間が長くなってしまうという意見が出、そして天文台以外に住宅地等の開発の予定がなく、乗降客数の増加の見込みがないと判断されたこともあり、各停のみの停車駅に格下げされた残念な歴史を持つ。実際にここ五年の年平均乗降客数も、祭神線内では少ない方である。


@天照天文台

稲原からはびっくりするほど近く、名前に天照と入っているのに、最寄駅は天光台という非常に残念な立地の天文台。実際は惑星や星座観測に最も適している土地を祭神線沿線で選んだ結果ここになったのだが、そのいきさつを知っている人は少ない。

天文台としてはそこそこの規模を誇り、大きなプラネタリウムもあることから、付近の小学校の校外学習の定番の行き先になっている。また、年に何度か衛星観測のため、天文学者がこの天文台に集まっている。しかしそのような会議の詳細や日時は一般には非公開のため、やっぱり「しょぼい天文台」との周辺住民のイメージは変えられていない。

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