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【リングスタイル】

エルメス。

エルメスとは 数多くある大陸の中の一つ。

又、三大大陸の一つだ。


エルメス城に近い私の町。 なのに一番貴族とかけ離れていた。

ここには地位の差がない

嬉しい。 困らないのだ


両親をなくした私 エマ・グレイス。

お金がないために野宿生活


そこで ある酒場『リングスタイル』に声をかけられた。

エルメスの町 サーダン。 心優しい町は今時珍しい

掃除をするなら 居候...させてやるよ。


大きな髭面の男。

サーダンでも 過保護爺さんと呼ばれる程の人だった。

エマは過保護爺さん オルバに小さい頃 居候させてもらい続けているのだ。


「エマよぉ〜、洗い物してくれぇ」

「りょーかいっ」


毎日かわされるオルバの会話を楽しみに聞いてくる客も多くはなかった。

中にも『エマちゃん 今日もよろしく‼』

常連客には エマ流酒講座だって開かされていた。


そんなこともあり今じゃエマはホームレスの無能、しかも今年成人が 人のいい人気者。


毎日リングスタイルに来店する常連客 ナウマン夫妻。

いつもどおりオルバが近いカウンターに腰をかけ、酒を頼んでいた。

「知ってます? エルメスの王子が城から抜け出したんですって‼」

情報通な夫妻からの知らせだった


オルバは食らいつくように

「レオか。 またまた問題起こしたか...」


レオ・エルメス。

現国王ブース・エルメスの息子だ。

何回か問題を起こすお騒がせ王子だが、歴代で余裕の知能 剣術 運動神経を合わせ持つとの噂。


サーダンには 王子を見た者はいない。

貴族の噂...となると、オレンジの髮 エメラルドの瞳に長身。 また指、足も長いとのこと。


いわゆる容姿抜群ということだ。


「王子も馬鹿じゃない。 すぐに戻るだろ?」


ナウマンさんが酒を飲みながら はははと笑う。 つられるようにオルバも笑う。


エマは黙々と客の皿を回収していた。

夫妻の話を聞いた本音はただ


関係ない。

これだけだ。




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