死ぬなんて認めない
はい、お久しぶりです。
最近大学が始まって更新するのが襲くなりました。
では、どうぞお楽しみください
「悪」の強さの表し方。
より悪意に近い感情を多く持った者ほど悪化が早まる。また、周りの人々の負の感情によっても悪化を早めることがある。
プライドクラス(傲慢) プロローグと同等
↓
【悪因悪果】悪い状態が原因となってさらに悪い結果の生ずる悪化(悪化の始まり)
↓
エンビィクラス(嫉妬)
↓ セカンドセクションと同等
ラストクラス(色欲)
↓
【悪逆無道】人としての道に外れ異形の姿になる悪化。(異形化)
↓
グルトニィクラス(暴食)
↓ サードセクションと同等
スロースクラス(怠惰)
↓
【大悪無道】道徳にそむく、きわめてひどく悪い悪化。(完全な状態)
↓
グリードクラス(強欲)フォースセクションと同等
↓
【極悪非道】この上なく悪く道理にはずれ「極悪」の名にともない悪逆きわまりない悪化の事。(エピローグに匹敵する悪化)
↓
ラスクラス(憤怒) エピローグでも苦戦するレベル
バチャバチャと下水道の通路を2人揃い、ケータイのライトで照らしながら進んでいくカイザと柊は、まだ上空にいるであろう巨大な機体を警戒してずっと地下を移動し続けていたが、カイザがケータイに映ったニュースを見て柊の肩をたたいた。
「なんだ? こんな時に」
「あのですね、オホン、暇だったんでケータイでテレビ見ていたんですけど……この辺り一帯地下に「悪」の勢力が潜入しているため……大規模戦闘が予想されるので避難命令が出てます」
「本当かよ……ってことはなんだ? もうあのデッカイのは、町の人に気を使わなくて良いと?」
「そのようです……」
2人はお互いに顔を見合いながら、カイザが先陣を切り音速(回避行動の反中であれば、カイザはいくらでも早く動ける)で下水道を走り抜け、柊はカイザに座標を合わせながら転移すると……
ドガァンドゴォオオンガラガラガラ
と上空から地上そして地下へと巨大なクレーターのできる程強力な砲撃が上空に浮かぶ機体の先頭から発射され、着弾した場所はクレーターとなり周りの建物は、崩れ落ちる。
「ゼェ……ゼェ……」
「……なんとか、交わせたようだな……あのまま歩いていたら私たちは……」
「瓦礫の仲間入りしてましたね。しんど」
クレーターになった場所を、なんとか脱出に成功しマンホールから爆破っと同時に飛び出した柊とカイザの2人は地上から見下ろす。
そして、もし逃げなかったらと足元の瓦礫の山を見て真剣に考え…気分が悪くなった二人であった。
2人揃って、顔色を悪くして気まずそうに見つめあってから上空を見上げる。
「あ、やっぱり」
キラリとお日様の光で輝く光沢のある黒い機体の先頭の砲塔が2人をお出迎えしてくれているからである。
「柊さん、武器って何があります?」
「ない」
「ですよね~……素手で何発殴ったらアレ落とせますかね?」
「知るか! 一番装甲の弱い部分を何発殴ったとしても無理だろうと言う事だけは、わかるがな」
「で~すよね~」
カイザが柊に尋ね柊が一蹴することで会話は終わり…溜息しか出なかった。
「お前、武器は?」
「やだな~もう~僕が暴力反対主義なの忘れました? ありましたけどすでに何処かの埋立地の一部になってますよ」
「お前に聞いた私が馬鹿だった」
次の瞬間に砲塔と機関銃が2人目掛けて発砲され、激しい音が鳴り響いたが2人は、発破されるより早くに柊は転移で機体の上にのり、カイザは、全力疾走で自分を狙ってくる弾丸を避けながらビルの壁を昇り続けていた
「うぉおおおお脚が攣る~ぬぉおおお!!」
(あの馬鹿が囮になっているおかげで私の居場所はばれていないようだな……さて、何処かぶっ壊せそうな所でも探すか……)
カイザに集中して放火しながらも空中停止している機体の上で柊は、どこかに入口が無いか探しているとスピーカーらしき場所から大音量である男の声が響く。
『入口を探しているのならやめた方が良いぜ? こいつは、宇宙や水中での戦闘にも参加できるような機体だ、入口探してるんならやめた方が賢いぞ』
(え? うわ!?)
声と同時に15Mもある機体が激しく回転して突如発生した遠心力により柊の小さな体は、振り落とされ、柊の体は宙を舞い落下を始める。地上150mからの落下は、怪人となった柊でもただでは済まない高さからの落下に柊は、焦った。焦ったせいで転移する場所の設定が出来ず重力にひっぱられていた。
「柊さ~ん! ぐふ」
落下する柊にビルを未だに集中砲火から、全力疾走で駆けあがっていたカイザが飛びこみ、その身体を抱きしめ頭を後ろから腕で胸に押し付け、その身体で守るようにすると、勢い付いたカイザの体は……
ガシャーァァァァンゴロゴロゴロ……ドス
勢いよく建造中のツインビルの一つのガラスにぶつかりなかで転がり続け、積み重ねられた鉄材にぶつかる事でようやく止まった。
「いたた。くそ、え?」
「……大丈…夫ですか? ……すみません」
柊は、言葉を失った。顔を上げるとカイザが優しく微笑んでいたが…カイザの右腕は、あらぬ方向に向いて曲がっていて……その身体の左足には大きなガラスの破片が刺さっていて、重症な姿が其処にあったからだ。あらゆる事態を回避し無傷で戦った着たカイザの重症な姿を見て柊は固まる。
「え、嘘……お前が怪我なんて……」
「避けたくない……避けてはいけないと僕が判断したダメージは、受けてしまうんですよ。僕の体は……」
カイザの説明を聞いて、柊は日々自分の鉄拳制裁を喰らっていた馬鹿を思い出し、なっとくと同時に今の状況を打開する方法を考えた。
対人戦以外で酷く役に立たないカイザは、重症で瞬間移動を使えるとはいってもすぐに追いつかれ武器は一切なく避けることしかできない自分しかいない状況で戦闘機を撃破する方法は、皆無に等しい。
ヴィィィィンと独特の音を出しながら2人が居る開発中のツインビルの方割れに目掛けて旋回し、強大な威力の砲塔を向けて来る。
それに対して、対策が出来ない=死があるのみと柊の優秀な頭は答えを出すが、柊は諦めるつもりは一切なかった。
(死にたくない。こんな人生の終幕なんて、嫌だ……嫌だよぉ……)
ーーーーーーーーーアハハ、なら殺られる前にを殺しちゃおうよ…さぁーーーーーーーーーー
つづく
以上です。
もう、完全に恋愛以外のフラグです。
今回は、HERO説明ありません。
では、またいつになるかわかりませんが次回にお会いしましょうノシ
ついでによろしければ感想を頂けると嬉しいです。