表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HEROってなんだっけ?  作者: 落胤
マリシャス復活の章
15/30

壊滅なんて認めない

いやーようやく大学が夏休みに突入!


ようやく投稿再開でいw


まぁ、あまり時間が取れなく…いい出来ではありませんが…少しでも呼んでもらえたらなと思っております。


ではどうぞ~.




 ぐらぐらと揺れる深く広い洞窟



「ハァハァ…ん?」


 だいぶと距離を取れた柊は、少し息切れしながら振り向くと子供たちが、息切れをして肩を上下させていたために柊は、子供たちをすぐさま抱えて物影に避難する。


「ハぁ…ハァ…」

「えぐ…うぐ…」

「こわいよ…他の皆は?」

「……疲れた…喉乾いた」


 子供たちがぐったりとしながら壁にもたれ掛ってそれぞれ苦しそうにつぶやく。最後の一人の言葉を聞いた瞬間にすぐに頭を切り替え全員に…。


「今すぐ水を持ってきてあげるから、絶対に動かないで…そしてヒーローに出くわしたときは絶対に攻撃しちゃいけない…約束できる?」


 全員の目を見ながらそう告げると子供たちは「うん、できる」と声をそろえて言ったので全員の頭を軽く撫で笑顔のまま、水場まで転移する。

 

ポチャザバーン


 急いで転移したため、水場に見事にダイブし吸い越し驚いて貯水場でもごもごと溺れかける経緯を経て岸にあがる。


 そして、すぐ隣に落ちて転がっていたバケツを取って水を救おうとした瞬間にバゴーーンと水場の遠くの壁が爆発し土煙と水面の大きな揺れ、さらに水面がピキピキと凍りだす。


「!?この氷…淡雪の…!?」


 柊が頭をあげて爆発した場所に目を凝らす… すると驚くべき光景、見たくもない光景…それが目の前にあった。


………

 

 淡雪の胸を…見た事もない様な形状の槍が貫き、淡雪の白すぎる肌は紅く染まり…まるで氷に杭を刺したようにピキピキとひび割れていた。そして、力無くダラリと垂れた腕が水に浸り…水面を凍らせていた。


 「あ、あ、淡雪!!」


 柊が飛びだそうとした瞬間に力無い目で淡雪の瞳が…柊に微笑みかけ口パクにより…

「ひ い らぎ さようなら あのこ たち よろ しくね 」


 ビシリと言う水ばすべたが凍る音がした瞬間に淡雪の口と目から赤い血が流れ…淡雪に槍を突き刺していた男に巨大な氷の怪物が襲いかかる…。


………

…………

………

 俺は内心焦った…この場所の付近ではよく、人が居なくなるとか言う情報を嗅ぎつけて仲間と一緒に来てみたらこの洞窟は、完全に化け物たちの巣窟と化していて…そいつらは全員が全員それなりに強く俺ら3人はバラバラになりつつも全力で化け物たちを倒す。


 生半可な腕の奴じゃすぐに死んじまうところだがそれなりに実力のある俺たちにとっては、この程度の修羅場は何度も体験してきた。


 いつもの調子で敵を突き殺していたら急に寒くなって来てふと横を見ると冷気を纏い両手に氷のツララを持った女が攻めてきて俺はそれを槍で迎撃し一撃必殺の奥義を繰り出し女を突き刺す。


 その衝撃で壁がぶっ壊れて変な水場に落ちたと思ったら女が急に血の涙を流し水場の水を取りこんで巨大化するという現象が起こった。


 氷の女神像にも見えるその巨大な怪物に目を奪われた。


 そして、それに驚いている俺に氷の怪物は容赦なく襲いかかって来る。


「…ぐマジかよ」


 とっさに槍で受け止めたが…予想以上に強い一撃であったため壁に叩きつけられ現在も潰されかかっている。


(ここの連中、すぐに進化して急に強くなるから厄介すぎるだろ…)


 俺達、主人公は世界から恩賜を受け普通の人間では考えられないような奇跡や力を耐えられているが…そんな俺たちも気をつけなければいけない事がある…。


 それは、俺たちと真逆に位置する『悪』の存在…その進化だ。


 俺たちが世界の力なら奴らの進化は、邪悪と言うにふさわしい力…手加減をしてたら進化されて死んだって主人公の数は少なくない。


(だから、手加減してたわけじゃねぇのに…しかも人型からこの化け物って…グルトニィクラスか)


 人から異形の姿に代わる…それはその姿以上に強さが多幅に上昇し厄介になると言う事にほかならない…。


『●☓■!!!!!!!』 


 声…いや、不気味な音を発しながら氷の化け物はもう一撃俺にぶつけるために巨大な氷の腕を振り上げた。


「な、なめんじゃねぇ~!!!:『一撃当千のアポロギヌス』!!!」


 一瞬だけ俺を抑えつけていた腕が緩んだ瞬間に槍を使って氷の腕を砕き…向かってくる氷の腕に目掛けて必殺技を叩きこんだ。


 槍の矛先から紫色の竜巻のようなものが発生し前面に居る対象(氷の腕)を吹き飛ばす事に成功。


 ………したのは良いのだが…砕いた氷が刃として俺の体に靴も突き刺さりそのまま、凍りついた水面に着地…とりあえず距離を取るために走る…。


『¶!!!!!!!!!』


 と規制をあげ全力で追って来る氷の巨大な化け物…砕いた氷の腕もすでにかいふくしていた…。


そして、今度は口らしき部分から氷の刃を射出してくる怪物。


(俺の槍の一撃に何が有効か悟りやがったか…めんどくせぇ!!)


 全速力で走る抜ける俺の氷の攻撃は当たらなかったが…氷の上で走るべきじゃなかった…。

 ツルンと脚を滑らせ体勢を崩しながらサーと流れてしまい次の瞬間に俺の真上で巨大な氷の女神像が両手を組んで俺に叩きつけようと振りかぶった。


(やばい!殺られる!?)


 とっさに槍でガードする事や迎撃も考えたが…間に合わない…。


………


巨大化した淡雪が氷上で たおれた槍男をたたきつぶそうと腕を振り上げた…。


 もちろん止めようなどとは思わない…HEROを前に躊躇してたら私たち『悪』という存在は殺されてしまうのだから…非情と言われようが悪党と言われようが……HEROのためになんか死にたくないと言うのが私たち共通の意見。ヒーロー共が弱き悪を殺すのなら弱いヒーローだって死ねばいい。


 だがしかし、世界とやらは私たち『悪』のことが嫌いでたまらないらしい…。

『ギュアアアアア!!!!!!!』


 洞窟に響く悲しげでそれでいながら切ない悲鳴…氷の女神の嘆き…。


「あ、淡雪!!!!!」


 私は眼の目で起きた現象と淡雪の姿を見て声を張り上げてしまう…。

 淡雪が手を振り上げた瞬間に淡雪の真上の天井が突如光の筋によって崩れ落ち…ぽっかりと空いた天上から無数の黄金に輝く矢が氷の目が身の体を貫き…砕く…無慈悲にも。


 無数の弓の攻撃は留まる事を知らず…ようやく矢が止ったと思った瞬間………。


「これで終わりだ!『光の一閃ホーリーナイト』」 


 満身創痍だった氷の像を誕生の穴から飛び降りた紅いコートの男は、その手に掴んだ光の筋を放つ何処までも届きそうな長い…美しい剣で淡雪の体を二つに切り裂く。


「ーーーーーーっ!!」


 その光景に私は声や悲鳴すら出なかった…淡雪の血と肉、命である氷、その全てが光の一撃を反射しきらきらと水場をダイヤモンドダストのようなきらめきが…洞窟内に広がった………。

 そして、天上の穴からもう一人弓を持った男が氷の上に飛び降り3人が集まっていた…。


 私はとっさに物陰に隠れしゃくりあげ一切整わず…むしろ悪化する呼吸や震えなどを必死に抑えにかかった…だがその時、弓を持った男が私の方を向いて弓を引いた…そして、何処からともなく矢が現れそれは私の居る場所に発射される。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 氷の化け物を殺した後、急に気配を感じ弓を放ったのですが…


「どうやら逃げられたみたいですね…」


 私は、自分で矢を放った場所を確認すると血の付いた矢だけがそこに刺さっている。


「お前が外すなんて珍しいな…それと新人君、大丈夫か?かなりボロボロだが…」

「ちょっと油断したんだよ…」


「今のはバッチリ当てた手応え有ったんですが…何かの能力でしょうね…近くに気配はありません」


 紅いコートのリーダー…が私たちにゼロン君が声をかけてくるのでそれぞれ、キチンと返答する。


(なんで証拠の胸騒ぎ…何か嫌な予感がしますね…)


 私は自分の勘を一切疑わないので弓に矢をかけ、弓を引く…私たちは今…静かに…生命の危機に瀕している。


…………

……………

…………

 「ハァ……ハァ……」


 ポタポタと左足から血が流れる…先ほど屋で撃ち抜かれたんだ。

 その痛みのせいで呼吸が一瞬整い震えも収まったためすぐに瞬間転移で逃げ脚を引きづりながらあのこたちの元に向かって無我夢中で走った。


「----------っ!?………え?うそ?み、みんな・・・・」


 ようやく子供たちの居る場所について見た光景は…壁のあちこちに血がこべり付き、床には何かに引っ張られ必死に抵抗したであろう長く続く爪でひっかいた後…。そしてその横に散らばる肉片…その肉の中に見覚えのある…特徴的な真っ白なリボンが血に染まって地面に落ちていた…。


パタン


 その場に両膝をついて私は、声なく泣き崩れた…


「ーーーーーっーーーーーーっ!!」


 止まらない涙に反比例してどんどんと冷めていく感情…(これが…これが…正義だって言うの?…この子たちまで殺すことないじゃない…こんな…)

 

 血で滲んだリボンを握りしめ…柊は、噛み締め…その上怒りで我を失うレベルまで私は悲しみや恨みなど葛藤にさいなまれて居る瞬間に…。


 ーーーーザーザーーーーザザザザーーーーーー


 と突如視界から色が無くなり…音も聞こえなくなる…そして、何かが私の頬をつたうので手で触ってみた…涙ではない…白黒しか見えなくても涙がこうも真っ黒な筈がない…


(体中が痛い…角が痛い…心が痛い…)


気が付いたら私は、堕ちていた…深い黒い意識の奥に…。

 その瞬間だろう…先ほどの三人組が突如私の後ろに現れたのは…私は無意識の中でそいつらに微笑みかけてやった。


…………

……………

…………

 「あ、あ、…クソ……」

………

…………

………


 まるで地獄でも見てるみたいだった…俺たちが洞窟をもう一度、散策して見つけた『悪』の…女は、俺たちに振る向くと血の涙を流した目で頬笑み…突如黒い塊に包まれたかと思うと目の前に巨大な骨の外郭に包まれ太巨大な角を持つ蛇のような骨の尻尾を持つ化け物があらわれる。


よく見ると巨大な骨の竜(鬼)の顎に女性が張り付いたような姿をしていた…そいつは、「悪化か…あこうなれば一撃で仕留めます」と黒兎の『神落しの鎖矢プリズンアロー』が怪物に向かってはなられたが…


 その巨体から想像も出来ないほどの速度で移動し、それらを綺麗にかわす事で前に出ていた黒兎。

 一番の年長で実戦経験豊富…その上でリーダーを務めていた男の体を…迷うことなく鋭利な刃状の尾を持ってして消し飛ばす。


 腰より上になくなった体は…バランスを取る事なく膝をついて亡くなった部位から血と残ったぞう物を地面にまき散らす…。


「うわぁあああ!!!!よくも黒兎をぉ!!!!!」


 あまりに早く反応出来ず起こったそれを目にした瞬間にクラナドの奴が怒りに身を任せ手加減無用の『一撃当千のアポロギヌス』を発動しあらぶる竜巻を発しあろうことかその竜巻に槍と自身の突進を加えた『一撃当万の槍(アポロギヌス+)』を角の怪物にぶつけに行った。


 俺もそれに続き全力を込め光に包まれた『光の一閃ホーリーナイト』で続く。

 竜巻と光の奔流となった俺達は、角の怪物に接近する…すると骨の怪物の中の黒い粘膜のようなものに絡みつかれている少女が『!!!!!!!!!!!』と耳をふさぎたくなる雄たけびを上げると骨の怪物も雄たけびを上げる…。


 そして、目場た気すらしていないのに急に俺の周りの景色が変化し…


ブスリ…

ドス…


 二つの肉を貫き肉を切り裂く音が聞こえ肉を切った感触がした…そして、俺の心臓に違和感を感じ…目線を落すと…光の盾を貫いて俺に刺さる槍が目に入り…俺の胸からは血が滝のようにあふれ出ていた。

 そして、目線をあげ目にしたものは…。


「ゴフ……」


 目の前で身体をまっぷたつにされているクラナドの姿がそこにある…俺は剣に目線をおろすと…剣に血がべったりとついており…俺がクラナドを切ったのは明白な事実だった。

 そして、俺の胸にはクラナドのロンギヌスが綺麗に刺さっている…。


(何をされた?)


 その疑問が薄れゆく意識の中で疑問に思った瞬間にザスっと背後から巨大な角で串刺しにされた…。


「あ、あ、…クソ……」


 俺はそこで死んだ。


………

…………

………


ガシャーーンドシャーンガッララドスンド


『!!!!!!!!!!』


 3人の主人公をなきものにし、暴走した角の怪物…柊グルトニィクラス+(プラス)は、何かを壊し続け洞窟を崩し始めている。


 洞窟に響く声はまるで悲しむかのようにも聞こえ、暴れ続ける怪物の姿を何処か非想に見せるのであった。


 そんななか、瓦礫の隙間からひょこりと…小さな少年(目元に紫の文様がある)が顔を出す…その気配から『悪』と感じ取れるその少年が視界に入った角の怪物は、尻尾でその子を殺そうと一撃を繰り出すが…。


 少年の悲しそうな眼を見た瞬間に…すぐさま攻撃をやめ、骨がどんどんと縮小し頭の角になり人の姿で言葉もなくその少年を抱きしめる。


 少年は何も言うことなくむせび泣く柊をうけとめ…。


「助けてお姉ちゃん…僕死にたくないよ…助けて…みんな死んじゃった…」

 

 泣きだす。…それを見た柊は、「……うん、絶対守るから…絶対。…生き残っていてくれて…ありがとう…ありがとう……」と切羽詰まった心境の中で少しの救い涙が止まらなくなる。


 その時だろう少年の笑みが酷く歪んだように見えたのは…。

 柊はその後、生き残った仲間が居ないかと少年と一緒に洞窟内を探し回り…誰もいない事を確認すると絶望の表情を隠すことなく見せながらすぐさまラストフロンティアから少年もろとも転移で移動した。


つづく


以上です。


長い期間かけた割にはお粗末な内容で申し訳ない。


これからもちょくちょく投稿していくのよろしく


後、オリキャラ募集は受け付けているので気が向いたらどうぞ。


【キャラ募集】


名前:

性別:

年齢:

悪or正:

ジャンルor種族:

クラス:

主人公補正or悪のスキル:

補正内容:

容姿:

性格:

武装:



★悪のキャラクター紹介(敵じゃないよ)★


名前:雪女神

性別:女

年齢:15

悪or正:悪

ジャンルor種族:氷女

クラス:グルトニィクラス

主人公補正or悪のスキル:【凍】

補正内容:じかに触れている空気中にある水分や普通の水分を凍らせる。その氷は非常に強固でどんな熱でも溶ける事が無い。口から巨大なツララを履く事が出来る


容姿:身長18M 氷の女神像にも見える巨大な姿。全身を特殊な氷で構成されており非常に力が強く多少の破損ならすぐに回復する。


性格:凶暴で暴走中。

武装:なし


名前:柊グルトニィクラス+(プラス)

性別:女

年齢:15

悪or正:悪【ダークサイド】

ジャンルor種族:骨格鬼

クラス:グラトニィクラス

主人公補正or悪のスキル:【瞬間転移】

スキル内容:半径500M以内の物なら20トンまで好きな場所から好きなものを転移出来るようになった。

容姿:身長は20M。巨大な骨の外郭に包まれ太巨大な角を持つ蛇のような骨の尻尾を持つ化け物。体中を強固な骨物質で構成されている。非常に力が強く体中に鋭角な突起物があるため殺傷能力が高く尻尾での攻撃と角での一撃は必殺の域。



性格:凶暴

武器:体中の骨


★キャラ紹介★


名前:少年(名前はまだ無い)

性別:男

年齢:10歳(?)

悪or正:悪

ジャンルor種族:?

クラス:?

主人公補正or悪のスキル:?

補正内容:?

容姿:目元に紫の文様がある小さな子供。

性格:?

武装:?


以上です。


ではまたノシ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ