飲酒なんてみとめない
続いて調子に乗って二本目の投稿です。
不定期って遅いって意味だけでなく早い場合もあるのでw
前回までのあらすじ カイザ、熊に遭遇する 以上です。
ではどうぞ
とある学園から少し離れた小さな居酒屋にて。
一つの小さな席には、狭い店には少し大きい白髪赤メガネの男と明らかにお前は場違いだと言わんばかりの巨体の男が2人で座っていると言うシュールな光景がそこにはあった。
ガハハハと酒を飲み陽気な性格がさらにブーストして陽気になった獅子雄とその横でオレンジジュースを飲んでいる白髪赤メガネことカイザは、少し目の前に出されたオレンジのみながらカイザが本題を切りだした。
「あの、先生…僕がここに来たのは…そのひとつお願いがありまして…」
「おぉ、わかっとったよ。お前がワシにっと言うかワシに用があって来る人間の要件なんてたいて行きまっとるからな」
要件を言う前に先に大きな掌を出され「これは一本取られました」と白いコートのポケットから壊れた腕時計のような機械を手渡す。
「おぉこんな古いのまだ律義に持ってたのか…」
「えぇ、一応思い出のある品なので…」
獅子雄は、手に乗せられたそれを見て頭をかいた。
「直せそうでしょうか?」
「おう、何とか治せるにはなおせるが…これ治すんなら新しいの作って」
「結構です。新しいのだってどうせ使えないでしょうから」
カイザがきっぱりと断る。
断られた獅子雄は、何やら惜しそうな表情のまま、渡された時計のようなものをポケットに入れる。
「とりあえず、治しといてやるから…一ヶ月後またこっち来い」
「あ、お願いします…さてと、僕は行きます。久々に顔を見れてよかったですよ。お酒の量には気を使ってくださいねでは失礼します」
カイザがそう言い残し、ガララと扉を開け居酒屋から出て言った。
(ふむ、あいつがこれを使おうとするって事は…そろそろアイツ自身の物語も動き出したってことだろうな…)
獅子雄は、一杯飲みながらさっそく手に持ったそれを直すプランを立てはじめた。
(さて、直すのはもう後8件くらい酒場行ってからじっくり考えよう)
「おい、オヤジ!ビール10杯追加!」
「あんたさっきあの白いのに注意されたばっかだろうが!」
「そんなこと言ってもな~飲まなきゃやってられん」
「あんたいつも飲んでもやってないだろうに…」
「いかにも!」
「………一杯だけにしな…」
酒屋の親父が止めようとするが唯我独尊を貫く獅子雄を止めるには至らずしぶしぶオヤジが折れる。
獅子雄と言う男、誰にも止める事など出来はしない!
つづく
短いな…それ以外に言葉が見当たらない…。
でも、結構重要だったりなかったり…
次回の投稿も誠に不定期ですが頑張るのでよろしく。
ではまたノシ




