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HEROってなんだっけ?  作者: 落胤
マリシャス復活の章
10/30

病院騒ぎなんて認めない

はい、こんばんわ


不定期投稿の時間です。


前回のあらすじ、病院で医療系の主人公


 はじめに ヒロイン(英語:heroine)は、物語などの女性もしくはメスの主人公。

 主人公ではないが、男性主人公の恋人の女性。 英雄的な女性。のことである。


 現在は普通にヒロインというと主人公ではないが男性主人公の恋人の女性を指す。


 主に男性の主人公(HERO)の存在に運命的に引き寄せられた 女性。


 運命に選ばれ理理由は様々だが時には相棒…時には主人公の戦う理由になったりする重要な存在。


 主人公の運命に巻き込まれているため何かと危険が多い場合が多い。


 (裏事情)最強系の主人公を唯一倒す事が出来たりするのもヒロインだったりする。


以上



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★






 

「あのさ、この馬鹿の容体は?」

「おいおい、君は、この完璧な男前の裸を見てもキュンともトキメキもしないのか?」


 診療代の上で、柊がカイザの体を抑えつつカイザの体のてきぱきと適切な処置を寸分の狂いもなく的確に施しながら柊の顔を見て談話している。

 

「別に…タイプじゃない上に一緒にいて鬱陶しい男の裸なんか見ても露出狂に迫られてる感覚と同じ…キモイ」

「君、世の中の女性の半分は、彼をよーく見たらほとんどが頬を赤く染めると思うがね…」

「あんただってコイツを凝視しても何ともないようだが?……ん?」


 柊の返しに、少し暗い表情をしたレヴィの様子に柊は若干(何か悪い事でも言ったのか!?)と思い気まずくなり「ご、ごめん…機に触る事言った…かな?」と首をかしげながらちいさい声で言う…。

 すると、レヴィはハッとした表情で…。


「おや、すまない気を遣わせたな…私は、昔こいつに惚れこんでいた時期があってね…まぁそれも昔の話だよ」

「え……」


「昔の話だといってるだろう、フフ…一度、彼に付きまとってたんだがね、彼に完全に振られてね……それっきりで今回、2年ぶりに」

「え?振られた?あんたがこいつに?」


 柊は少しの間、言われた言葉と現状が上手く理解出来ず再び思考の波の中に浸りながら親指と人差し指を顎にくっつけ首をかしげる事、早2分、ようやくある事実にたどり着くことに成功したのである。

 恐るべき衝撃の事実…それを解明した。

 

(あり得ない、この人、髪がぼさぼさな事を覗いたらスゴイ美女なのに……この馬鹿…やっぱり、変態だ!?)


 すぐにカイザに触れていた手をはなし、後ろ2Mまで跳び自身の体を自分の腕で抱きながら身の危険を感じ鳥肌を立てたのだった。


「……君、名前は確か…」

「柊さんですよ…僕たちを病院まではこんでくれたのはあなただったんですね…レヴィさん…それと僕は、ストーカーなのは否定しませんが、変態ではありません(キリッ)ガフア!?」


「喋るな変態!」


 レヴィが半分呆れながら柊の名前を思い出そうとする。その瞬間にかすかに意識を取り戻す事が出来たカイザ=ガブリエルは、2人を見ながらキッチリそう告げ、柊にペットボトルを額にクリーンヒットする威力で投げられわずかに復活した意識をすぐ彼方へと手放した。


 そして、その後、病院でまた大きな声で騒いだため…


「何度言えばわかるかな~病院で騒ぐなと…」

「ご、ごごめんなあさあ………………」

「あ、落ちちゃった…」


 再び、レヴィからのお仕置きを受け、必死のタップもむなしく物の見事に堕ちた。


………

…………

………


 一方その頃、となりの病室では…とある男が隣の部屋から聞こえる悲鳴に対して耳をふさぎながら怒りをあらわにし怒鳴りこむ準備をしている男が一人いた。


その者、黒髪に紅い目を持ち、薄い青の病院着を身にまとい胸の辺りに包帯がきつく巻かれた松葉杖の男…


「……ようやく静かになりやがった…次騒いだら、怒鳴りこんでやろうと思ったのに」

「もう、そんな…乱暴なこと言っちゃだめだよ…それに騒いだら傷…開いちゃうお?ゴホゴホ」


 苛立っていた男…以前に柊を殺そうとした暗殺者タイプの主人公、兜の裾をやせ細った白い指でつまんで弱弱しくも引っ張り、儚い声で兜に対してそう告げる蒼白顔のやせ細った少女は、咳き込みながらも必死に止める。


「お、おい!わるかった、怒鳴りこむなんか言わないから…俺が悪かった…お前に無理させちゃいみねぇよな」

「わかれば…よろしいコホコホ」


 ギュッと頭から病弱の少女…加奈美、現在18歳になるはずの少女だが、突如発覚した原因不明の病のせいで以前は少しぽっちゃりして愛嬌のあった姿からは面影が無いほど衰弱し成長がストップしてしまっているせいで未だに小学生のような体形なのである。


「もう今日は寝てろ…俺ももう自分の病室に帰って大人しく寝てるよ…だから…無理するな…」

「う~…ん……今日は疲れたから寝るね…おやすみなちゃい…」


 すぐに力尽きたように眠りに入った加奈美の額から頬にかけて包帯の巻かれた手で傷つけないように撫でてから病室の電気を落し部屋を出ようとする一瞬だけ、ギリリと歯を噛み締め


「絶対に…今みたいに無理した笑顔じゃなく…以前みたいな馬鹿みたいにおお笑い出来るようにしてやる…だから、もう少し待っててくれ…加奈美」


 そう彼は、自分言い聞かせるようにつぶやきながら松葉杖をついてカツンカツンと病室を後にした…その後ろ姿からは、怪我人とは思えないほどの覚悟が感じられるほどだった。


………

…………

………3日後


 柊の角が綺麗に生え換わり、包帯が外れ遂に退院。カイザはと言うと最新の医療技術を持っても1週間は、退院できないため、柊は一人で出て行こうとする。


「ふむ、本当に一人で行って大丈夫なのかい?」

「あぁ…私は、ある主人公から、追われて居て長居できないんだ…前まではそうじゃなかったが…事情が変わってね…」


「彼のことかい?」

「………確かにストーキングされてるが…アイツ(カイザ)ごときに私は殺されない…じゃあな」

「ちょ…」


 病院の入口の前ですでに自分の服に着替え終え、すぐに立ち去ろうとした柊の肩をレヴィが慌てて肩を掴んで止め少し雑談し、柊があきれながら瞬時に転移しその場から消え。

 消えてしまった柊の居た場所に、レヴィは…立ちつくし…


「君は、孤独に耐えられるのかい?……まだまだ子供の君に…」


 そう、呟いて病院に戻った。


(私には、あの子を護る力なんてない…でも、私は医師だ…誰かを直す事で他の誰かを救う事は出来る…カイザの治療を早くすませる…これが私にできる事だな)


つづく


一寸先は闇…壁の向こうに死闘あり、病室実は近かったカイザ(撃った方)と兜(撃たれた方)…。そして、今回初登場の兜のヒロイン…兜の戦う本当の理由です。



【キャラ募集】


名前:天音 加奈美

性別:女

年齢:18

悪or正:正

ジャンルor種族:ヒロイン

クラス:無し

主人公補正or悪のスキル:無し

補正内容:無し

容姿:白髪のボブカットに衰弱し成長がストップしてしまっているせいで未だに小学生のような体形の少女。

性格:優しい性格。

武装:無し

 慨要:原因不明の病に侵され…日に日に衰弱して行く少女。レヴィのゴッドハンドでも侵攻を抑える事しかできない。



以上です。


次回の投稿はまた不定期です…。それではまたノシ


 感想などを頂けると作者は泣いて執筆します!!ノシ

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