#63 ダンジョン攻略 その5
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作戦を実行する為に短剣を生成する。数あった方がいいよね…とはいえ片手はグリムで埋まってるし、どうしよね
「片手でやれるかな?えいっ……出来た」
「これはまた珍妙な事を…」
右手でグリムを持って左手で短剣をジャグリングする。
…出来ちゃったね。グリムが呆れてるけど、出来ちゃったものはしょうがない!
「それじゃあ、行くよー」
「気をつけてな」
壁の奥の方がどうなってるか分からないけど、とりあえず見えてる部分だけで試してみようかな。よし、…そりゃっ
「モヤが移動したぞ!」
「今だねっ!」
短剣を投擲してからモヤが移動したのを確認して、触手に攻撃すると…
「切れた!…おっと!」
「ふむ、成功だな」
触手が仕返しとばかりに、こちらに薙ぎ払いをしてきたからそれを避ける。切れたって事はこのままこの作戦で大丈夫だね
「引き続きやってくね!」
「了解した。だが向こうの攻撃も苛烈になってくるだろうから、油断はするなよ」
その後はグリムが言った通り、攻撃が次第に苛烈になってきた。それでも少しずつ切り落としていくんだけど
「さっきとあんまり長さが変わってないのは、気のせいかな!?」
「…残念ながら気のせいじゃないと思うぞ。伸び続けるのも限界があると思うが…」
やっぱり変わってないのね!割ときつくなってきたし、これ以上続くとなると、撤退も視野に入れないといけないかも
「でも、それはちょっと悔しすぎるね!」
「遺産とはいえアレも魔道具の一種だ。恐らく保有してる魔力が無くなれば伸びなくなる筈だ」
要するに触手と僕の我慢比べって事ね!
「ここからは一層激しくなってくると思うけど、よろしくねグリム」
「ああ、存分に暴れろご主人」
それからは激闘だった。攻撃を避けては切り落とし、どうしようもない時はパリィで受ける。くぅっ…!
「っふーー! はぁっ…まだなの…」
「朗報だ、若干だが短くなってきてるぞ!」
マジですか!?やっとゴール見えてきたね。
さてさて、もうひと頑張り行きますかー
まだ宝箱部屋から出れませんでした!次回には…必ず…
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