#62 ダンジョン攻略! その4
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「よっ!…わわっ!」
暫く避け続けております。もうそこら中穴だらけだよ
穴埋め大変そう…。ダンジョンだから勝手に治るのかな?
と、そんな事は置いといて
「グリム、どう?かん、がえ…はっと!纏まった?」
「…うむ、そのまま避けながら聞けるか?」
「大…丈夫だよっ!」
纏まったみたいだ、ちょっと距離を置こうかな。
避けた触手を踏んづけて跳躍する。行儀が悪かったかな?
あ、抜け出せなくなってる。
「まずは…アレが何なのかはわかるか?」
「さっき鑑定で見たんだけど【古代の王の遺産】とだけ」
「そうだ、正確にいうとほんの一部だがな」
鑑定で見た時は驚いたよ。何でこんな物持ってるの?とか物好きだなぁって
「それで何でこんな所に?」
「結構な蒐集家だったみたいでな、それはもう色んな物を集めておる。中には勿論危険な物もあってそれを分けて封印してた…はずなんだが。どうやら空間が繋がってしまったようだな」
「えーと、本来は何も無かったけど、空間が壁の裏に繋がっちゃったって事だよね?」
「うむ、理由まではわからんがな」
空間が繋がったって…バグみたいな物かなぁ?一応、後で不具合報告しておこう
「そろそろ、抜け出しそうだね。結局攻撃していいの?」
「良いぞ、恐らく元があるからそれさえ破壊しなければアイテムとして残る筈だ」
「了解」
どうしても無理そうなら気にしないけど、入手できるなら入手したいよね。お宝みたいだし
「来るぞ、ご主人!」
「じゃあやりますかー」
突っ込んできた触手を避けて一撃をお見舞いする。
ん!?硬い!キィンと音を立てて弾かれる
「輪切りにしてこうと思ったけど、無理そうだね」
「黒いモヤが邪魔してるな。すまないがモヤに関しては、分からないな」
うーん、もう暫く攻撃して様子を見よう。方法を考えるにしても情報が少ないしね
◆◆◆
「よっ…それっ!…もういっちょ!」
数分くらい攻防を繰り返してると、段々モヤの癖みたいなのが分かってきた。それじゃ一旦距離置いてっと
「どうだご主人、何か掴んだか?」
「うん、あのモヤさ攻撃がくる場所に集まるんだよね。分かりずらいけど、密度が上がって若干濃くなるみたい」
さっきから試しに連続攻撃で、違う場所狙ってるんだけど
間に合っちゃうみたい。その事をグリムに伝えると
「だったら短剣で、離れた位置を攻撃してみれば良いんじゃないか?」
「えっ……なるほど」
さっすがグリム頼りになるね。というより僕の頭が固かったかな?じゃあ気を取り直して、早速試すとしますか。試してダメだったらまた考えよう
次回は漸くダンジョンを進める予定です!
ずっと宝箱の部屋にいるもんね…