#5 装備詳細!
読んでくださってありがとうございます!
やばい、すごく嬉しい。自分専用って事は他に同じ装備が無いって事だし、何よりかっこいいよね!早速詳細を見てみよう。
【信仰道化師装備verレティ(一式装備)】
マイケルが後輩の為に奮発して魔改造した信仰道化師の初期装備。元の装備の原形はほぼ無い。
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【装備ステータス】
MND+50(+0)
VIT・STR・INT・DEX・SPD -100%
MP自動回復・微
破壊不可
キャラのレベルによって装備ステータス上昇
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MND+50!?ますますMNDが上がっていく…。MP自動回復や破壊不可も嬉しいけどなによりキャラのレベルによってステータス上昇って事は使い続ける事が可能なのが良いね!
あ、一式装備って事は、本来は頭・胴・腕・脚・足の5つ
装備が必要なのをこの装備だけでまかなえるって事!?
デメリットも凄いけど、元々MND以外振れないしあんまり気にしなくて良いよね。
「マイケルさん、こんな良い装備を頂いてありがとうございます!」
「こちらこそ気に入って貰えて嬉しいデス。ささ、見た目も確認してみてくだサイ。きっと気に入るはずデス!」
次は見た目だね!えーとシステムウィンドウを開いて……装備の…ああ、これかな。これでウィンドウに自分のアバターが映ったね。装備プレビューの項目で貰った装備を選択すると装備を身につけたアバターの姿を確認することができた。
「こ、これは…すごくイイです!」
「そうでショウ、そうでショウ」
見た目は頭にチェック柄のシルクハットを被っていて、赤い長袖のシャツに黒のサスペンダーと手には白い手袋。下は太もも半ばくらいで裾が折れている大きめの赤い半ズボン。その更に下には赤と白のストライプのハイソックスで、靴は低いヒールになっている。先端は尖っている上に三日月状にカールしているから蹴られたら痛そうだね…
「早速着てみても良いですか?」
「どうゾ、そちらの装備はもうレティ君の物です。それにワタシも早く着ている姿を見てみたいデス!」
マイケルさんはハリーアップ、ハリーアップと急かしてくる。め、めっちゃ急かすね…まぁいいや、いざ装備っと。装備ボタンをタップすると一瞬で装備が切り替わった。おーサイズはぴったりだね。少し動いてみたけど全然違和感を感じないや。うん、いい感じだ。
「Oh…Beautiful…」
マイケルさんが膝を地につけて拝んでいる。
「あ、ありがとうございます?あの、とりあえず拝むのやめませんか…?」
「おっと失礼しまシタ、尊くて思わず拝んでしまいまシタ。
てぇてぇってやつデスネ」
てぇてぇって何?使い方合ってるのかな?とりあえず拝むのはやめさせました。拝む相手は別にいるだろうし…天罰が降っても可哀想だ。どうか混沌神さんが寛大でありますように。
「ああ、■■■■■■■■■様は寛大な方なので大丈夫デスヨ」
「…えっ!?」
心が読まれた…だと!?それに一部聞き取れ無い部分が…
「ピエロの嗜みです☆それと聞き取れなかった部分は…ああ、混沌神様の事デスヨ。お茶目な方なので会うまでは名前が認識出来ないようにしてるみたいデスネ」
「そうなんですね…」
ピエロの嗜みってすごいなぁ…。混沌神さんの名前は会うまでお預けみたいだね。それにしても認識出来ないようにするって凄いね。
「ああ、そうそう。もう一つ渡す物がありまシタ、こちらもどうゾ」
そう言ってマイケルさんはお面を手渡して来た。お面を見てみると、真っ白でハロウィンの時のジャックオーランタンみたいな顔が描かれていた。ギザギザの口の周りはうっすらと赤く塗られているね。
「これって…」
「そうデス!可愛いお顔を化粧で隠すのは勿体無いデスから
お面を装備のおまけとして差し上げマス」
「ええっと、いいんですか?ありがとうございます!」
化粧をどうしようかなと思ってたけど、マイケルさんにはお見通しだったみたいだね。
「お面はアクセサリーとなっているので問題無く装備できると思いマス」
アクセサリーなんだね。では早速装備っと。アクセサリーは3つまで装備できるから装備できるのはあと残りは2つだね。お面を装備してから周りを見渡してみたけど、装備前と視界が変わらないのはすごく助かる。
「うんうん、お似合いデスヨ。では、次は試しにスキルの練習をしてみましょうカ」
「はい!よろしくお願いします!」
スキルの練習させて貰えるみたいだ!楽しみだね!
2023.1.24 一部改稿しました