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信仰ピエロは今日も楽しむ  作者: 晩冬の小石
第一章 冒険の始まり
30/417

#30 束の間の休息

なんとジャンル別月間ランキングにのりました!

皆さんの応援のおかげです。本当にありがとうございます!

これからも頑張って書いていきますので応援の程よろしくお願いします。


いつも読んでくださり感謝です!

いいね、評価、ブクマありがとうございます!

カノンさんが去った後、その場で少し休憩してたらインとスズがやって来た。


「遅いと思ったらこんな所で何やってるのよ」

「ん?戦闘でもしてた?」

「あはは…一悶着あってね。ちょっと疲れちゃったから宿に帰ってから話すよ」



それから2人には従魔石に入ってもらい、建物の上を走って宿までの道をショートカットする。


「…ふぅ、着いた。2人共出ておいで」


従魔石から呼び出すと光を伴って目の前に現れた


「あら?もう着いたの?やっぱりショートカット出来ると早いわねー」

「あっという間だったね!」

「そうだね。それじゃ入ろっか」


受付のおねーさんに挨拶してから部屋へ向かう。そういえば誰ともすれ違わないね…?タイミングの問題なのかな?

そんなことを考えてたら部屋に着いた


「実家のような安心感!」

「何言ってるのよ…」

「インもベッドにダーイブ!」


部屋に入って早々にベッドにダイブする。あ、横のベッドにインもダイブしてる。スズは腕を組んで溜め息をしている。ついでにジト目だ。


「それで何があったのよ?」

「えーと、追いかけて行ったあと………」


◆◆◆


「良く変なのに絡まれるわねー」

「結局一体何が目的だったのか分からなかったんだよねぇ」

「主と仲良くなりたかったんじゃない?」

「仲良くなりたかったら、急に襲い掛かって来ないんじゃ無いかしら」


そうなんだよね、襲い掛かってくる理由が分かんなかった。

キル目的だったのなら途中で帰るのもおかしいし。

うん、考えてもしょうがないね。今は休もう。


「考えてもしょうがないし、お昼寝でもしようかな」

「それもそうね。おやすみ」

「おやすみ、主!」


◆◆◆


おはようございます!うん、スッキリした


「おはようー」

「おはよう!」

「おはよう、紅茶飲むかしら?」


2人は部屋に備え付けてあるティーセットでお茶してたみたいだ。紅茶のいい香りがする。


「貰おうかな」

「はい、どうぞ」

「このクッキーも美味しいよ!」


貰った紅茶を一口飲むと口の中に香りが広がる。美味しいね。クッキーもサクサクで甘すぎず紅茶に合う


「どっちも美味しいね」

「それは良かったわ」

「このクッキーはローズさんに貰ったんだ〜」


ローズさん?……あ、料理長さんか!どこで貰ったんだろ?

ちなみに名前を知っているのはNPCにもネームプレートが出ている仕様のおかげだね。ぱっと見ではプレイヤーとの区別がつかなくなってる。


「さっきお茶請けが無いか食堂に聞きに行ってたのよ」

「そしたらローズさんが持っていきなーって」

「そうなんだ、じゃあ今度会った時にでもお礼言わないとね」


夜に裏街を散策するし、何か手土産になりそうな物があれば買って帰ろうかな。これからも食堂にはお世話になると思うし。


「そうだ、今日の夜なんだけど刀至郎さんを呼んでも良いかな?」

「もちろん!」

「主のフレンドだったかしら?構わないわよー」


よし、じゃあフレンドチャットで来るか聞いてみよう。

あとは夜になるまで部屋でのんびりしてようかな。


「時間もあるしのんびりしよっか」

「そうね。あ、さっき食堂で面白い話聞いたわよ」

「そうそう!最上階に住むオーナーさんの話!」

「オーナーさん?」

「そうなの、部屋から滅多に出てこな……」


そんな他愛も無い話をしながら、夜になるまで時間を過ごした。ちなみにリーダーっぽい人達のおかげで戦利品はがっぽりだったよ。




ちょいと短めですが休息回でした。

次回はPKさんと行く裏街散策Part2です。

お楽しみに!

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