#3 ジョブ決定
本日3話目でございます。
今の所1話毎の文字数少なめですが、後々増やして行こうとおもいます!
ランダムジョブ枠から溢れ出る虹色の光が落ち着いていき
そこには【信仰道化師】の文字が虹色に輝いていた。
信仰…道化師??なにそれ?
「あーなんと言ったらいいか…まさか信仰道化師を引き当てるとは…そのジョブは過去1人しか就いたものがいない幻のジョブだ。詳しくはタップして説明を見てみるといい」
【信仰道化師】
とある混沌の神の狂信者が面白い事好きな神を喜ばせる為に
道化師の真似事をした際、褒美で強制的に就かされた幻のジョブ。今迄はこの狂信者が最初で最後のジョブに就いた者だった。
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このジョブに就いた者はMND以外にSPを振る事はできない
代わりに攻撃の際に参照されるステータスは全てMNDとなる
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さすが狂信者さんと言うべきか、マイルドに言ってアグレッシブだね…。それにしてもフレーバーテキストの最後の一文
まるで他にも就いた者が出たような書き方だけれども…
【ジョブを信仰道化師に変更しました】
…へっ!?なんで!?何も操作してないよ!?
「その反応やはりか…そのジョブは少々特殊でな。とある神が関わっていて、その神が気に入った者しか就く事ができないのだ。逆に気に入った者だと強制的に就かされる…みたいだな、テキストの狂信者のように。」
「えっとつまり外す事は…」
「おそらく出来ないな」
外す事出来ないの!?どうしようこれ、今後MND極振り確定?それにしてもピーキー過ぎない?とりあえずMNDでなんとかしろって言われてるようなもんだし…まぁ決まっちゃったものはしょうがないから頑張るけども
「まぁ、そんなに悲観するな。ユニークジョブでも使い手次第で強ジョブにも弱ジョブにもなりうるから試行錯誤して頑張って欲しい。君なら使いこなせると信じている」
「はい!ありがとうございます、頑張ってみます」
オーディンさんの言う通り使い手次第だよね!色々試してみよう
「ちなみに、自分のステータスは念じるだけで開けるから
今、試してみるといい。」
そうなんだ、んじゃ早速ステータスオープン!
わっ目の前に半透明のウィンドウが出てきた。
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【名前】レティ
【Lv】1
【ジョブ】信仰道化師
HP:100 MP:100(+50)
VIT:0 STR:0 INT:0 MND:100 DEX:0 SPD:0
【スキル】ピエロ1
【称号】混沌の神のお気に入り2号
【加護】
スキルポイント:10
SP:0
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わーお、ものの見事に極振りだね!スキルはまぁ分かるとして、称号てめーはダメだ!いつお気に入りになったの?
狂信してないよ?何より神様の名前すらも知らないよ??
…神様だから何処かで見てるのかな、なんかあり得そう。
そうだ、称号の効果は…
【混沌神のお気に入り2号】
2人目のお気に入り。この称号があるとなんかいい事あるかもね?
…2号の時点で察してたけど2人目なんだね。それにしてもなんかいい事あるかもねって何!?曖昧過ぎない!?
と心の中で叫んでいると何処かで笑う声が聞こえた気がした
「ステータスの確認は終わったか?スキルポイントはスキル取得する際に必要だ。SPはステータスを振るのに使う…んだが初期の100は振られてしまっているみたいだな。それぞれ、レベルが上がるごとにスキルポイントは5、SPは10獲得できるぞ」
なるほどレベルアップ毎に貰えるのね。あとMPはMNDを2上がる度に1増えるみたいだ
「はい、分かりました」
「よし、ではアイテムボックスにランダムアイテムチケットが入っているから冒険する際に使ってみるといい。
…んんっ最後になったが、来訪者レティよ世界を自由に冒険し是非とも世界の果てに何があるのか、その目で見てみて欲しい。君なら必ず辿り着けると信じているよ」
「ありがとうございます!この世界を楽しみ尽くそうと思います!」
「では、送ろうと思うが…その前にユニークジョブは特殊だ、そのため取得者には指導者つまりそのジョブに就いた事がある人物だな、その指導者に会う事ができるがどうする?」
お、指導者に会えるのはありがたいね、是非とも会ってみよう!狂信者さんがどんな人か見てみたいし
「はい!是非ともよろしくお願いします!」
「分かった。初期装備等も会わないなら私が渡していたが、その者に貰えるだろう。では来訪者レティの冒険に幸が在らんことを」
そう言ってオーディンさんが指を鳴らすと視界が暗転した
次は狂信者さんとの邂逅です。果たしてどんなキャラになるのやら…
2022.12.27 ステータスのATKを消してDEXを追加しました。