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信仰ピエロは今日も楽しむ  作者: 晩冬の小石
第一章 冒険の始まり
24/417

#24 宿到着!

初めて感想貰えました!ありがとうございます!

これからも頑張ります!


いつも読んでくださり感謝です!

いいね、評価、ブクマありがとうございます!

「そういや、お二人は裏街は初めてですかい?」

「初めてですよ?」

「俺も初めて見てぇなもんだなァ」

「では夜に出歩いてみると良いですぜ。今は閑散としてやすが、様相が変わって一転賑やかになりやすよ。なんてったって裏街は夜の街。出店や店舗なんかも開くんで、掘り出し物があるかもしれやせんぜ」


おお!いい事聞いた。裏街は夜がメインなのね。この辺もベータとの違いなのかな?刀至郎さんも横で「通りで店も少ねェはずだァ」って言ってるし。


「情報ありがとうございます!そろそろ行きますね」

「刀ありがとなァ」

「ええ、ではまた縁がありやしたら何処かで」


そう言って露店を後にする。あ、確かに人も増えてるし店も開き始めてる。時々店を冷やかしながら2人で教えてもらった場所に向かって歩いていく。色々売ってて中々面白いね。


「そうだ、刀至郎さん。エンルドは雫さんと一緒じゃ無いの?」

「珍しいじゃねェか。おめェから雫の名前がでんのは。

アイツなら外でレベリングしてんぞォ。っと噂をすれば何とやらってなァ」


ウィンドウ開いてるからチャットでも来たのかな?

雫さんていうのは刀至郎さんの双子の妹だ、いつも一緒に居て大体クノイチスタイルだから和風PK兄妹って言われてたっけ。ちなみに僕は雫さんがスキンシップが過激なので少し苦手です。良い人なんだけどね。


「満足したから合流するってよォ。…そうだなァ、この辺で引き留めといてやるから今の内に行っちまいなァ」


気を遣ってくれたみたいだ。今出会うとまた宿に着くのが遅くなっちゃうし助かるね。


「ありがとう、刀至郎さん!あ、別れる前にフレンド申請しとくね」

「おゥ……ほれ、承認したぞォ。刀の礼はまた今度するからよォ。今日はありがとなァ」

「気にしなくても良いのに」

「それは俺の気がすまねェよ」

「あははっ刀至郎さんらしいね。じゃあまた今度ね!」

「じゃあなァ」


刀至郎さんと別れて、暫く歩くと目的地近くの十字路まできた。確か…ここを右に曲がって左手側に……あった!

やっと着いたよ……


「えーと、ここかな?お洒落な宿だね」


黒を基調として細部や装飾などは白や銀色を使っていて全体的にシックな感じ。入り口の扉の左右にはランタンを持ったガーゴイルの像が鎮座している


「もしかして良い宿教えて貰えちゃったかな?えーと名前は…真夜中の微睡亭ね」


早速入ってみると、両サイドに階段と扉があって目の前にはカウンターがある。受付は赤い髪を頭の上でお団子みたいに纏めてる綺麗なおねーさんだ。


「いらっしゃいませっ真夜中の微睡亭にようこそ!」

「すみません、従魔含めて3人ですが部屋は空いてますか?」

「はいっ空いてますよ!1人あたり1泊1500Gとなります!

何泊されますか?」


空いてたけど1人1500Gかぁ……。相場が分からないし、所持金も足りるかな?さっき刀至郎さんとPKから巻き上げたから大丈夫だと思うけど…。今の所持金は…45063G!?

結構持ってたね!?


「では、とりあえず3泊お願いします」

「ありがとうございますっ、食堂はいつでも開放されてますので、ご自由に利用下さい!宿泊してる方は無料ですし、美味しいので是非食べてみて下さいね!…では鍵をどうぞ、お部屋は201号室ですっ」


3人で3泊分の13500Gを支払って鍵を受け取って部屋に向かう。食堂は無料なんだ、再ログインした時に利用してみようかな。


「201号室はここだね」


鍵を開けて入ると、煌びやかなんだけど落ち着くような雰囲気の部屋が広がっていた。ベッドもちゃんと3つあるね。

従魔石から2人を出す。


「あら?良い宿みつけたわね」

「んー!広ーい!」

「ごめんね、遅くなって。あと忙しなくて悪いんだけど元の世界に戻るから、この部屋で寛いでてね」

「わかったわ。それじゃあ、また後でね」

「うん、またねー!」

「2人共おやすみ!」


ベッドに横になってログアウトをする。ヘッドギアを外すと見慣れた天井が。ていうか僕の部屋だね。ベッドから起き上がって伸びをする。


「んーー!やばい、エンルド楽しい!」


時間をみると13時。お昼ごはんついでに1時間くらい休憩して再ログインだ!


やっと宿到着です!

ちなみに雫さんは近々登場予定です。


それから今日の夜に掲示板回を投稿予定です

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