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信仰ピエロは今日も楽しむ  作者: 晩冬の小石
第一章 冒険の始まり
20/417

#20 門到着!

累計PV6000突破しました!ありがとうございます!



いつも読んでくださり感謝です!

いいね、評価、ブクマありがとうございます!

ようやく門に到着した。門の前には門番さんが2人立っていて、1人は中肉中背で青い髪が特徴のお兄さん。もう1人は茶色い短髪で筋骨隆々のおじさんだ。


「お、ピエロ!どうやら無事に帰って来れた様だな」

「はい、帰って来れました!」


門番のおじさんと挨拶を交わす。実はこのおじさんとは面識がある。というのも初めて街から出る時に今の2人とは別の若い門番さんに不審者と間違えられてる所を助けて貰ったんだよね。


「後ろのお嬢ちゃん達はどうしたんだ?」

「2人は召喚石で召喚したんですよ」

「スズよ、よろしくね」

「インだよー!」

「おう、よろしくな?良かったじゃねぇか!こんな別嬪さん達を仲間に出来てな。それにしても召喚か。…ふむ、じゃあ嬢ちゃん達はこれ付けときな。お前さんにはコイツだ」


そう言うとおじさんはインとスズにはブレスレットを、僕にはチェーンが着いた丸い石を3つくれた。えーとなんだろこれ


「従魔の証ね。これが無いと街とかに入る時に警報が鳴るのよ」

「警報が鳴ると警備隊の人とかが飛んでくるんだって!」

「嬢ちゃん達はよく知ってるな。ピエロの方はわかんねぇか。あーざっくり言うととお嬢ちゃん達をその石の中に避難させとけるアイテムだ。効果時間は1回辺り2時間くらいだな、魔力を補充すれば何度でも使えるぞ」

「良いんですか?こんな便利そうなアイテム貰っちゃって」

「おう、従魔の証は魔物を仲間にした奴に渡すルールになってるしな。そっちの石……従魔石って言うんだがそれは俺がたまたま持ってたからプレゼントだ。次からは自分で探すんだぞ?」


助けてくれたり、アイテムをくれたりとおじさん、良い人すぎでは?

仮面を外してお礼を言おうとした所で周りに何人かプレイヤーがいる事に気づいたけど…まぁ、いっか。はっちゃけるって決めたしね!僕は可愛い!超絶プリティ!よし!


「ありがとうございます!大切にしますね?」

「!?…こりゃ一本取られたな。ガハハハハッ」


お礼を言って仮面を戻す。ガシガシとシルクハットの上から頭を撫でてくる。不思議と痛く無いね。


「では、そろそろ…」

「ああ、引き留めて悪かったな!じゃあまたな」

「はい!また!」

「おじさんまたねー!」

「ありがと、主が世話になったわね」


門を潜って街に入る。帰ってきたぞー!えーと時間は…16時!?リアルタイムは11時半だね。1回ログアウトして休憩しよう。


「そろそろ元の世界に戻るんだけど、その間2人ってどうなるの?」

「従魔は主のアバターがあればその場に残るわよ」

「えーと、じゃあ街の中で元の世界に戻ると僕のアバターも消えるけどその時は?」

「主の体が消えると私達は強制的に眠りにつくわね。例えば私だとスズの召喚石ってアイテムになって主のアイテムボックスに入るわよ。ちなみに召喚石から戻すのは結構大変よ」

「なるほど、だったらまずは宿を探さないとね」



◆◆◆◆


〜レティ達が立ち去ってからしばらく経った門前〜


「良かったんですか?あんな高価なもんやっちまって」

「良いんだよ。あいつは初めて会った時にビビッときてな」

「あー直感すか?毎回毎回目の当たりにしてるからバカにできないんですよねぇ」

「だろ?アイツはなんかやってくれそうだからな、先行投資ってやつだ」

「普通は先行投資で高価なもんを3つもポンと渡さないですよ。流石高給取りですね」

「ガハハハハッお前さんもそう変わらねぇじゃねぇか。…っとそろそろ時間だ。お出迎えに行くぞ」

「あいよ隊長殿」


果たして門番のおじさんは何者なのか!?

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