#194 忘れてた…
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戦闘が終わってひと段落と思ってたら、遠くの方から魔法や矢が飛んできた。
そういや何体か残ってたんだったね
「おっと!」
「…回避」
僕と雫さんは咄嗟に後ろに下がる。危ない危ない。
完全に油断してたよ
「あァ?」
「よいしょー」
刀至郎さんは切り飛ばして、インは思いっきり斧槌を振って防いでる。えぇ…どういう事なの…近接特化組こわ…
「あっちは私に任せて頂戴」
そう言ってスズはMPポーションを飲み干して杖を構えた。
結構距離あると思うけど…
「スズちゃん遠距離つよつよだからねー」
「んじゃ、任せたァ」
「…お手並み拝見」
そういや、出会った頃も遠距離で狙い撃ちしてたね。
「……サンダーレイン!ダブルスペル…アイスレイン!」
遠くにいるリザードマン達をスズの魔法が襲う。連続で魔法が襲ってくるって敵からしたらたまったもんじゃないね
「こんなもんかしら」
「さっすがー!」
スズが得意げな顔をしてる所にスズが抱きつきながら褒める。
刀至郎さんと雫さんは目を見開いて驚いているね
「…えげつねぇなァ」
「…可愛い顔して中々凶悪。…レティと似た者同士」
似た者同士…?ちょっと何言ってるか分かんないです




